<新刊情報>
書名:M2M/IoTシステム入門
編者:電気学会 第2次M2M技術調査専門委員会
発行:森北出版
モノどうしが通信し合うM2M/IoT技術の実用化が進んでいる。関連する大半の書籍や記事が、アプリケーション事例やビジネス活用などに着目しているのに対して、同書はM2M/IoTのハードウェア、ソフトウェア、通信の仕組みとつながりを解説し、M2Mシステムの構築に役立つ情報をまとめた入門書。
<新刊情報>
書名:M2M/IoTシステム入門
編者:電気学会 第2次M2M技術調査専門委員会
発行:森北出版
モノどうしが通信し合うM2M/IoT技術の実用化が進んでいる。関連する大半の書籍や記事が、アプリケーション事例やビジネス活用などに着目しているのに対して、同書はM2M/IoTのハードウェア、ソフトウェア、通信の仕組みとつながりを解説し、M2Mシステムの構築に役立つ情報をまとめた入門書。
物質・材料研究機構(NIMS)国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 (WPI-MANA) の古月 暁主任研究者のグループは、グラフェン等のように、ハニカム格子上を電子がホップする系において、トポロジカル状態を実現する新しい原理を発見した。
同研究グループは、ハニカム格子の最近接格子点の間における電子ホッピングエネルギーの強弱に着目した。
全ての格子点を6員環に分割して、6員環の内部に比べて、6員環同士間のホッピングエネルギーを強くするだけで、トポロジカル状態が実現されることを理論的に解明した。
ホッピングエネルギーは原子間の化学結合エネルギーに比例するため、この方法で得られるトポロジカル状態は、スピン軌道相互作用によるものと比べて非常に安定になり、高温でも機能するトポロジカル特性が実現可能になると考えられる。
今回解明された方法は、構成元素の特殊な性質や外部磁場の印加等を必要としないうえ、今までに盛んに研究されてきたグラフェン及びその類似材料に適用できるため、新規のトポロジカル物質の探索や、それを用いた量子機能とナノデバイスの研究開発において、新しい展開が期待される。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、次世代の人工知能技術の発展に伴い、日本の出口分野においてどのような効果がもたらされるのか、人工知能技術の進展予測とともに、時間軸上に可視化した「次世代人工知能技術社会実装ビジョン」を公表した。
今後、NEDOとして、同ビジョンを基に、産業界、学術界等さまざまな方面と意見交換を行い、同ビジョンをブラッシュアップしていく。
また、政府に設置された人工知能技術戦略会議で議論される予定の人工知能の産業化のロードマップ策定にも貢献していく予定。
同ビジョンでは、現在~2020年、2020年~2030年、2030年以降の3つの時間軸、「ものづくり」、「モビリティ」、「医療・健康、介護」、「流通・小売、物流」の4つの出口分野において、人工知能技術及びその関連技術の進展を、その効果と併せて示している。
人工知能技術は、第四次産業革命とも称される社会・産業の変革をもたらす基盤技術の一つと言われており、その影響は非常に大きなものとなるとの考えがある一方、その影響が及ぼす範囲が非常に広範であるため、実際に企業や個人に対して、どのような変化をもたらすのかについて議論することが容易ではなかった。
このため、NEDOでは、関係者の議論の土台となるべく、この道筋や影響を可視化するため、この分野の有識者からなる検討会(次世代人工知能技術社会実装ビジョン作成検討会)を組織し議論を重ね、その結果を同ビジョンとしてとりまとめたもの。
<新刊情報>
書名:ステンレス鋼大全
著者:野原清彦
発行:日刊工業新聞社(技術大全シリーズ)
ステンレス鋼は、耐食性をはじめ普通鋼にはない種々の特性を活かして幅広い産業分野で利用されているが、加工が難しく、問題点の多い材料でもある。モノづくりに携わる人たちに必要なステンレス鋼の知識を長所ばかりでなく短所も含めて解説する。