“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書<新刊情報>●「10年後に生き残る最強の勉強術」(鈴木秀明著/クロスメディア)

2016-04-14 07:20:32 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:10年後に生き残る最強の勉強術

著者:鈴木秀明

発行:クロスメディア・パブリッシング

 オックスフォード大学の准教授が発表した 「雇用の未来——コンピューター化によって仕事は失われるのか」が話題になっているが、では、私たちは何をどうすればよいのか。それは、替えのきかない人材になること、最強のビジネススキルを身に付けることである。しかしながら、忙しいビジネスマンにとっては、そのスキルを身に付ける勉強をすること自体が難しいというのが現状。そこで同書では、「勉強する時間がとれない」「どうやって勉強すればいい」といったビジネスマンの悩みを解決する方法として、効率的で体系的に学べる「資格試験」を活用して勉強する方法を奨める。

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★水素ニュース★原子力機構、熱化学法ISプロセス水素製造試験装置による水素製造に成功

2016-04-14 07:20:07 |    ★水素ニュース★

 日本原子力研究開発機構(原子力機構)は、茨城県大洗町において、高温ガス炉の熱を利用するための熱化学法ISプロセスによる水からの水素製造技術の研究開発を実施しているが、同プロセスは、将来950℃の高温の熱を供給できる高温ガス炉と組み合わせることで、炭酸ガスを排出することなく、大量の水素を高効率・低コストで製造するシステムを構築することが期待される。

 熱化学法ISプロセスは、ヨウ素(I)と硫黄(S)を用いた3つの化学反応を組み合わせて水を分解する化学プロセスであり、腐食性のある流体の温度・種類が異なる3反応工程(硫酸分解工程、ブンゼン反応工程、ヨウ化水素<HI>分解工程)で構成される。

 工業化を見据え、実験室段階(反応器などをガラスで製作)に続く取り組みとして、3反応工程ごとの環境に耐え得る工業材料(金属、セラミックス等)を用いて反応器を開発し、これらの反応器を3反応工程へそれぞれ組み込んだ世界最先端の装置を製作した。

 この度、各反応工程別の機能確認に加え、世界でも例の少ない3反応工程を連結した水素製造試験装置の試運転に成功し、実用化に向けた研究開発が大きく前進した。

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★科学技術ニュース★NICT、小型無人航空機ドローンによる図書の自動配送実験に成功

2016-04-14 07:19:37 |    輸送機器工学

 情報通信研究機構(NICT)は、プロドローンと共同で、小型無人飛行機ドローンを使って学校図書室の本を別の学校へ配送する図書配送システムの実証実験に成功した。

 同実証実験は、国家戦略特別区域(地方創生・近未来特区)である秋田県仙北市において実施され、ドローンに約1kgの図書を積載し、高度約50m、距離約1.2kmの自動航行に成功したもの。
 
 また、ドローン、地上局、図書室端末、配送管理端末、データサーバで構成されるシステムの通信に共通鍵暗号とワンタイムパッド暗号を適用することにより、制御の乗っ取りや情報漏えいを完全に防御した環境で配送サービスを実施できることを示した。

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●科学技術書<新刊情報>●「ウイルスは生きている」( 中屋敷均著/講談社)

2016-04-14 07:19:15 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●
 

 <新刊情報>

 

書名:ウイルスは生きている
 
著者:中屋敷均

発行:講談社(講談社現代新書)

 新型インフルエンザやエイズなど、人類を脅かす感染症を伝播する存在として、忌み嫌われるウイルスだが、自然界には宿主に無害なウイルスも多い。それどころか、宿主のために献身的に尽くすけなげなウイルスたちも多い。実は、私たちのDNAの中には、ウイルスのような遺伝子配列が多数存在し、生物進化に重大な貢献をしてきたことが近年の研究でわかってきた。ウイルスは私たちの中に、生きていたのだ。

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