“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書<新刊情報>●「初めてのディープラーニング」( 武井宏将著/リックテレコム)

2016-04-18 10:24:36 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:初めてのディープラーニング~オープンソース"Caffe"による演習付き~

著者: 武井宏将

発行:リックテレコム  

 ディープラーニング(深層学習)は、機械学習に劇的な進展をもたらした。脳の神経回路に似せた“階層の深いニューラルネットワーク”の最適化手法が、人工知能研究を新時代へ導いたのである。同書は「基礎編」と「理論編」を通じ、その原理を初学者にも分かりやすく解説。画像認識分野での衝撃的な成果など、この技術が注目される背景や研究の歴史的経緯にも言及。SuperVisionのチャレンジや「Googleの猫」といった実証研究を紹介するほか、CNN、RNN、AutoEncoderといった代表的アルゴリズム、勾配法による最適化計算の手法等も明らかにする。

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◆科学技術テレビ番組情報◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」/BS朝日「奇跡の地球紀行」他

2016-04-18 10:24:15 |    ◆TV番組◆

 

<テレビ番組情報>

 

NHKテレビ Eテレ  サイエンスZERO    毎週日曜日 午後11時30分~0時00
                                再放送毎週土曜日 昼12時30分~1時00分

4月24日(日) 微生物から電気をおこせ!~“発電菌”開発最前線~

 4月から始まった電力の小売自由化。エネルギー問題に関心が高まる中、発電する微生物“発電菌”が注目を集めている。大きさは約1000分の2ミリだが、エネルギー問題の救世主になるかもしれないというのだ。経済産業省の電力調査統計によると、2015年の電気事業者による再生可能エネルギーの発電量は約50億kWh。発電菌は、それ以上の効果をもたらしてくれるという期待もあり、国や大学、民間企業が連携して実証実験が行われている。発電菌の最前線に迫る。

ゲスト:渡邊 一哉 (東京薬科大学教授)

出演者:竹内 薫 (サイエンス作家)/南沢奈央 (女優)

BSフジ   ガリレオX    毎週日曜日 午前11:30~12:00 (隔週新作)

4月24日(日) 中学二年生の実態(再放送)

 大人と子どもの狭間に位置し、受験や恋愛、友人関係、様々な悩みを抱え始めるのが中学二年生の頃だといわれる。インターネットやスマートフォンの普及によってコミュニケーション環境の変化も大きく家族のあり方まで変わりつつある。そんな彼ら・彼女らの実態をつかむために大規模なアンケート調査が行われた。その分析結果から見えてくる中学二年生が抱える悩みや問題とはどのようなものか?「今どきの中学二年生」の実態に迫る。

主な取材先:本田由紀(東京大学大学院)
        鈴木翔(秋田大学)
        芝浦工業大学中学校

NHK-BSプレミアム  コズミックフロント☆NEXT   毎週木曜日 午後10時00分~11時00分
                                   再放送 翌週水曜日 午後11時45分~0時44分

4月21日(木) 宇宙の古代都市 球状星団のミステリー

 狭い範囲に100万を超える星々が、密集しているといわれる球状星団。これほど星が密集している場所は広い宇宙に球状星団以外存在しない。中の星々は、生まれてから100億年以上たっており、太陽が誕生して46億年であるため、倍以上も古いものばかりだ。まるで宇宙空間の古代都市だ。宇宙の悠久の歴史を物語る、遺跡とも表現されている。球状星団は天文学において貴重な存在、古生物学で言う化石のようなもの、とある研究者は語る。今、球状星団の誕生と進化の謎に、世界各地の研究者が取り組んでいる。球状星団は、どのような条件で生まれ、なぜそんなに古くから今まで存在しているのか。そして星達がなぜこれほど密集しているのか。宇宙の歴史と共に生きてきた、球状星団のミステリーを解き明かす。

BS朝日 ワイルドネイチャー いきもの大紀行    毎週土曜日 午後6時54分~8時54分

4月23日(土) BBCスペシャル 南極のペンギン&世界のかわいい動物たち

 南極に夏が訪れるのは11月。南極大陸の西にある南極半島には、3000羽ものジェンツーペンギンが繁殖のためやってくる。ここで巣を作り、伴侶を見つけ、卵をかえし、子育てをする。そして同じ時期、この地で4カ月だけ開く郵便局がある。そこには多くの観光客が訪れ、世界最南端の郵便局から絵はがきを出すのが楽しみのひとつとなっているのだ。子育てにやってくるペンギンと季節限定で開く郵便局の、それぞれの夏に密着する。

ナビゲーター:宮崎美子

NHKテレビ Eテレ  地球ドラマチック    毎週土曜日 午後7時00分~7時44分
                              再放送 毎週月曜日 午前0時00分~0時44分

4月23日(土) アイリスとチューリップ~世界を動かした花の秘密~

 ナポレオンが遠征先から持ち帰ったことで絶大な人気を得たアイリス。フィレンツェの町のシンボルにもなっている。一方、チューリップの発祥はトルコ。歴代オスマン帝国皇帝に愛され、16世紀半ばには2千種が生み出されていた。当時建設されたモスクにはあらゆる場所にチューリップの装飾が見られる。さらに、17世紀のオランダでは世界史上初のバブル経済をも引き起こした。知られざる花ものがたり!(2014年イギリス)

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●科学技術書<新刊情報>●「学問のしくみ事典」(茂木健一郎監修/日本実業出版社)

2016-04-18 10:23:49 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:学問のしくみ事典~あらゆる「学」の歴史とつながりがわかる~

監修:茂木健一郎

発行:日本実業出版社

 同書は、哲学や経済学、物理学、文学など、あらゆるジャンル、36の学問の歴史とつながりを俯瞰することができる一冊。「『理系か文系か』なんてナンセンス。領域を超えた教養こそ必要」というのが同書の意図。もちろん、専門知識を深めることも大事。しかし、変化のスピードが速く、高度な専門知識といえどもすぐにコモディティ化してしまう現代、一見遠回りなようでも基礎から「教養」を磨き、物事を多面的にとらえる視点を得ることがより重要となる。学問の領域をフットワーク良く、軽々と越えていくような、横断的で学際的な学習が必要とされている。

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