仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

奥深い長靴形ペン立て

2019年09月24日 22時45分21秒 | 新作
以前からお取引させていただいている某協会様より「クリスマスモチーフのグッズを何か考えてもらえませんか?」と言われ、ひねり出したのがこれ。木彫りの長靴です。
形は実際に世に出回っているものとはちょっと違う、イソップやグリムの童話に出てくる小人が履いている長靴のようなイメージです。



木彫りといっても刃物は全く使っていません。外側はグラインダーで形を作ってランダムサンダーと手磨きで仕上げています。杉なので削りやすい。
穴は直径5cm、深さ10cm。普通のドリルでこんな太いものは無いし、あったとしてもそんなものをギリギリねじ込んだらおそらく木が割れてしまうでしょう。なのでこれ用にボアビットという専用のドリルビットを買いました。それでもこれだけ奥の深い穴をあけるのはけっこう大変。



ところで、奥深いといえば、最近テレビなどのアナウンサーがこの言葉を「おくぶかい」と発音するのが以前から気になっていました。私は生まれてこの方ずっと「おくふかい」と言ってきたので。
そこでこのたび調べてみました。

それによると、従来からどちらの読みも使われてきているとのことでどちらも間違いではないのだそう。年代別にどちらの読み方をする人が多いか調べたデータもあり、なんと「おくふかい」と読む人は60代以上に最も多かったらしい。なるほど、そーゆーことだったのか…。不本意ながら妙に納得。

また、「奥深い」という言葉はたとえば洞窟などの「奥が深い」という場合と、物語などの意味が「深遠である」という場合の2通りの使い方があるが、どちらかといえば「奥が深い」ときは「おくふかい」、「深遠である」ときは「おくぶかい」と表現することが多いのではないか、とのことでした。
勉強になりました。

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