仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

木琴のばち

2013年10月26日 20時52分37秒 | 音楽
 大阪でやっているキングクリムゾンのトリビュートバンドで木琴を使うことになりました。使うといってもメロディーを奏でるのではなく、効果音的に音を出すだけなのですが。(知ってる人はわかると思いますが、アルバム「レッド」の「プロビデンス」です。)

 物置に姉が小学校時代に使っていたものらしい木琴があったのを思い出して引っ張り出してきました。なので40~50年ばかり前のものです。ケースの蝶番は壊れてるし、なんかカビ臭いですが音はちゃんと出ます。さすがは天下のヤマハ!



 ばちがなかったので作ることにしました。そのへんにあった桜と椿の枝を丸く削って竹の柄をつけたものですが、必要最小限の加工しかしていないので形はいびつだし凸凹だし…。でも妙に民芸品的な素朴な味わいが無くもない。仮にも木工を生業にしている者が「素朴な味わい」をアピールポイントにするのはいかがなものかと思いますが、売り物じゃないのでよしとします。



 ひらがなの「もっきん」がいい味出してます。