仙太では作品の着色には専ら柿渋を使っています。できるだけ自然のものを使いたいということ、杉などの場合赤身部分も白太部分も比較的均一に染まること、違う濃度のものを配合することで色の濃淡が自在に調節できること、防腐・防水・防虫効果があること、おまけに1.8リットルで1,500円程度~と安価であるなど、数々の利点があることがその理由ですが、その柿渋のいいお店を教えていただきました。京都河原町二条上ル「渋新老舗」。
創業は文政11年!徳川11代将軍家斉の時代です。といってもピンときませんが、とにかく江戸時代です。その時代から現在に至るまで京都随一の繁華街にほど近いこの場所にずっと店を構えておられる。もうそれだけでもすごいことです。
ここがそうだと知っていなければ何も気付かずに通り過ぎてしまうであろうたたずまい。普通の町屋にしか見えませんが、探して来る客のために非常にわかりやすい「柿しぶ」の看板をかけてくれています。
玄関先の看板はこれ。大変重厚で趣きがあって渋い。でもこれもそうと知っていなければまず読めません。
この桶はいつから使ってるんでしょうか。創業時のものだと言われても納得します。色の濃さで3種類に分けられていて、それぞれの桶になみなみと満たされています。買いに行く人は一升瓶を持参するのが基本的なルールで、この桶から柄杓ですくって入れてもらうのです。瓶を持ってこない人のためにちゃんと容器も用意してくれているので安心。
木材もそうですが、昔に比べれば需要が激減しているであろう柿渋。経営は楽ではないだろうといらぬ心配をしてしまいますが、ずっと続いてほしいと願うお店です。
このお店を教えてくださったのはこのたび始められるカフェで椅子、テーブル一式をお任せいただいた近江八幡のM様。以前表具屋さんをしておられたご主人がよく買いに行かれたそうです。M様にお納めするものはすべて渋新さんの柿渋で染めます。ご紹介ありがとうございました!
p.s.(カウンターチェア、いましばらくお待ちいただきますようお願いいたします…。)
創業は文政11年!徳川11代将軍家斉の時代です。といってもピンときませんが、とにかく江戸時代です。その時代から現在に至るまで京都随一の繁華街にほど近いこの場所にずっと店を構えておられる。もうそれだけでもすごいことです。
ここがそうだと知っていなければ何も気付かずに通り過ぎてしまうであろうたたずまい。普通の町屋にしか見えませんが、探して来る客のために非常にわかりやすい「柿しぶ」の看板をかけてくれています。
玄関先の看板はこれ。大変重厚で趣きがあって渋い。でもこれもそうと知っていなければまず読めません。
この桶はいつから使ってるんでしょうか。創業時のものだと言われても納得します。色の濃さで3種類に分けられていて、それぞれの桶になみなみと満たされています。買いに行く人は一升瓶を持参するのが基本的なルールで、この桶から柄杓ですくって入れてもらうのです。瓶を持ってこない人のためにちゃんと容器も用意してくれているので安心。
木材もそうですが、昔に比べれば需要が激減しているであろう柿渋。経営は楽ではないだろうといらぬ心配をしてしまいますが、ずっと続いてほしいと願うお店です。
このお店を教えてくださったのはこのたび始められるカフェで椅子、テーブル一式をお任せいただいた近江八幡のM様。以前表具屋さんをしておられたご主人がよく買いに行かれたそうです。M様にお納めするものはすべて渋新さんの柿渋で染めます。ご紹介ありがとうございました!
p.s.(カウンターチェア、いましばらくお待ちいただきますようお願いいたします…。)