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ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

問題は小さい内に解決するのが一番

2020年05月10日 | 社会

新型コロナウイルスの最初の感染者がどこに現れたかについてはウーハン(武漢)ではないとする説があるが、武漢で爆発的に感染者が増えたことは事実です。感染者急増と重症者・死者の続出でこれは問題と感染症の専門家は認識したでしょう。感染者急増地域の閉鎖・隔離が早い段階で行われれば、ウイルスを比較的狭い領域に閉じ込め、感染拡大を防ぐことができたかもしれません。しかし武漢当局は認識が甘く、感染拡大が広域に及んで初めて中国政府が真剣に感染地域閉鎖、感染拡大防止、感染検査、感染者隔離・治療に踏み切りました。

この段階でWHOは非常に優柔不断でパンデミックではないと言って、ウイルスが世界に拡散することを防ぐ的確な指示を世界に出しませんでした。中国が問題を解決すると思ったふしがあります。感染拡大を防ぐには人の交流を絶たなければなりませんが、世界交流を善とする価値観にWHOは執着し、国境閉鎖は各国の判断にゆだねられた形になりました。結果、パンデミックになりました。WHOは致命的な判断ミスをおかしました。現在も世界で感染拡大が続いています。

日本は新型コロナウイルスについて無知だったので問題認識も問題解決の方法も知らず、ウイルスはどんどん国内に入り、感染拡大がおこってしまいました。アメリカのように大勢の死者を出していないのは、生活習慣がアメリカ人より衛生的・健康的であることがよかったと言われています。しかし、死者の数は比較的少ないのですが、遅ればせながらとった緊急事態宣言が長引き、経済は大打撃を受けています。

今回の失敗を反省し、病原性ウイルス問題だけでなく、すべての問題について早い段階で問題を認識し、問題が小さい段階で解決することを政府も人々も学ぶべきと思います。

ところで原子力利用問題は、すでに大きくなりすぎたと思いますが、原発事故の数という視点ではまだ東京電力福島第一原発だけが大規模放射能漏洩をおこし、今なお、放射性物質の安全管理ができていない状態です。原子力利用に関する現在の日本の問題認識では第二、第三、・・・の原発事故がおこる恐れがあります。放射性物質・廃棄物処理処分・安全管理技術に至ってはまったく技術がなく、100%の確率で放射性物質・廃棄物は日本にとって致命的脅威になります。ところが日本は平気な顔をして原子力利用を続けています。日本は政府も人々も、問題は小さい内に解決するのが一番という知識をもっていないと思います。



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