ゲートボール(GB)日記

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貧困な発想は住宅も町も国も貧困にする

2021年02月05日 | 社会

都市部では集合住宅が非常に増えましたが、集合住宅生活は退屈です。家の中でやれることは限定的です。どうしても外出してどこかで時間を潰します。そういう人々のための産業が発達してきました。ところが昨年からのウイルス禍で外出自粛となったので、これらの産業が大打撃を受けました。一方で、集合住宅で生活している人は行く場所がなくなってうんざりです。

時間潰しに来てもらって安心な場所づくりがこれからの産業として有望という考えもありますが、長期的に見ると、集合住宅重視から、庭付き戸建住宅重視に変える考えが重要ではないでしょうか。幸い、人口が減りつつあります。都市部の過密が問題になっており、地方への分散が必要と言われています。

情報技術の進歩で、事務所に通勤して働くという概念に変化がおこり、事務所の縮小、住環境改善、住宅の仕事環境改善、住宅街に近い場所に共用事務所を設けるなど分散化の動きが出ています。これらの傾向はウイルス禍終息後も望ましい変化として定着しそうです。

集合住宅から庭付き戸建住宅への流れができるといいと思います。戸建住宅でも庭なしでは集合住宅に近く、家の中でやれることは限定的です。やはり庭付きが望ましいと思います。

宅地は一般家庭を考えると300㎡前後がいいと思います。よく125㎡が最低宅地面積と言われていますが、家の中が狭すぎると思います。駐車場を設けると庭なしになります。このような宅地の町になると、住宅が密集する無機質な町になり、住環境改善になっていません。

生活水準の基本は衣食住です。日本は衣食は足りていますが、都市部の住が貧困です。政府や人々の間にこれからは住環境を改善するという価値観が芽生えるといいと思います。そう思った方が、人々は、事業・仕事も元気になり、経済もよくなり、政治も改善すると思います。貧困な発想は住宅も町も国も貧困にします。



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