EUは脱炭素で先端を行くと思っていましたが、理念が先行したようで国によって再生可能エネルギー技術の応用に遅れた国が出ており、EUは原子力を炭素系燃料火力代替として認めました。しかし、EUの中のドイツ、オーストリアなどは脱原子力であり、エネルギー政策でEUは割れています。ドイツなどは原子力は危険であり、発電コストは高く、かつ地球温暖化防止にならないと主張しています。
原子力容認国は、これまでの原子力への投資が多く、原子力依存心が強いのでしょう。
脱炭素の次は脱原子力が大きな問題になります。世界のどこかで再び大規模放射能漏洩事故がおこると原子力派の声も小さくなるでしょう。放射性廃棄物の処理処分に困って音を上げる国も出るでしょう。
日本は原子力に関する技術評価、技術予測をしないまま、原子力派に引きずられています。原子力の危険に苦悩する国になるでしょう。
本来、日本はエネルギー資源に乏しく、水力、太陽エネルギー、風力、潮力、地熱などの利用技術開発に注力してきましたが、原子力という巨大エネルギーを何とか発電に利用できたのですっかりとりつかれ、今ではお家芸と言うべき自然エネルギー利用が遅れてしまいました。このままではエネルギーを失う恐れのある国になりました。
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