ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

政府は自由化と言うが、管理を強化している

2015年08月01日 | Weblog
大幅な金融緩和、財政出動をやってきたにもかかわらず貧困層が拡大しているそうですが心配です。
失業率が低く、収入を得ている人は多いのですが、労働対価が少ないようです。
もの・サービスが供給過剰で競争が激しいのでしょう。

より労働対価の高い新産業が誕生し、そちらに労働力が流れる形で既存産業が縮小すると供給過剰問題が小さくなりますが、そのような新産業が育っていないようです。
アベノミクスは既存産業でも何とかなると思える雰囲気をつくっており、新産業を生む意欲を弱めているかもしれません。
保守的産業政策だと思います。

1990年頃から日本は産業構造が変わり、衰退産業がはっきりしてきました。
政府は失業率の増加を恐れ、既存産業を救済してきました。
しかし衰退産業は、救済しても成長産業に転じることはありません。
1990年以降、急速に政府の借金が増え続けた原因は、政府の保守的なお金の使い方が原因でした。

アベノミクスは異次元と言われていますが、別に斬新であった訳ではなく、従来の保守的産業政策の規模を大きくしただけです。
本来なら潰れるような会社が延命しているということではないでしょうか。

今話題のTPPは、人、もの・サービス、資本、情報の自由化が目標です。
環太平洋自由経済圏をつくることが目標です。
しかし日本は弱い産業の保護に一生懸命です。
保守的で波風が立つことを嫌うからでしょう。

しかし既存産業保護に重点を置いていると新産業育成に失敗します。
新経営、新事業、新産業に挑戦する自由を認め、さらに支援するような未来志向の産業政策を取り入れていく勇気を持つべきと思います。

たとえば既存電力会社や原発会社を保護するため大半の人々が反対する原発の稼働を推進し、太陽エネルギー利用などの新エネルギー事業を抑える政策は間違いと思います。
放射性廃棄物を増やすだけの原発に将来性がないことは明白です。
日本を放射能汚染地にし、放射能障害に苦悩する人を増やします。
新エネルギー技術開発に遅れをとります。


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