ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

狭小住宅の価値観から脱却できない日本

2015年06月04日 | Weblog
戦前は貧困層は100㎡ぐらいの敷地に建った小さな家に住んでいました。
地主は貧困層のために土地を100㎡ぐらいに区画して貸しました。
父は農家の二男で、会社員になりましたが貧乏で、地主から100㎡ぐらいの土地を借り、どこかにあった古い家を移築し、住んでいました。
私は子供でしたが、狭い敷地、小さい家と思っていました。

ところが現代でも敷地が125㎡以下の狭小住宅が無数です。
特に都市部が多いと思います。
車社会ということで駐車場がありますが、家の大きさだけで見れば戦前の貧困層の狭小住宅と同じです。

戦後輝かしい経済成長をとげた日本でどうして住宅の大きさは改善しなかったのかと思います。

もっと驚くべきことは、究極の狭小住宅と言うべきマンション(大邸宅)という名の狭小集合住宅が大流行していることです。
高層集合住宅についてはお金持ちまで高級住宅と思って買っています。

集合住宅の谷間の一戸建てなど何の価値もありませんが、集合住宅は狭小、隣家が隣接しすぎ、庭がない、窓が少なく人工照明空間が多い、玄関までのアプローチが密室のような空間など問題が多いと思います。

高層集合住宅の場合、高層部は地震の時、数mの振幅で揺れるそうです。
停電になるとすぐ自家発が作動するようになっているとは思いますが、地面から高い所にいることは不安の原因になりそうです。
エレベーターが故障すると孤立の不安を感じるでしょう。
低層部で火災が発生すると恐怖でしょう。
耐震・耐火・安全設計が発達しているので心配ないと言われていますが、本当に安全でしょうか。

日本は経済がよくなりました。
住宅と町について一段価値観の水準を上げた方がいいのではないでしょうか。

世界の観光地に行く人が無数にいても自分の家や町が貧相ではちょっとまずいでしょう。


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