ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

美術を住宅や町に応用しよう

2007年03月13日 | Weblog

山と谷と海と温泉に恵まれながら乱開発でかえって不経済になり、再開発に苦闘中の熱海

資産価値のある美術作品を持っている人はほとんどいないでしょう。
したがって美術がこのような美術作品の中に閉じ込められると美術の効果は大幅に減じてしまいます。

小さいときから美術を勉強する目的は自分の生活の中に美術を生かすことです。
美術作品をつくるとか、持つとか、どこか美術館に行くことだけではありません。

自然の美しい所に行きますとよく美術館がありますが、自然が美術館で一段と美しくなった訳でも、美術作品が美しい自然の中にある美術館で一段と美しくなった訳でもありません。
自然美と人工美が調和するのではなく反対に対立し、自然に行った人の美意識を混乱させる恐れすらあります。

美術が狭い領域に閉じ込められる原因は、美術を美術の才能がある人の技術と考えることにあると思います。
才能を気にせずすべての人がその人なりの美術を身につけることが大事と思います。

生活の場として一番重要な住宅や町が美しくないのは、折角小さい時から学んできた美術の教養が自分の生活の中で生かされていないからだと思います。

美術とは絵、彫刻などのように全体から遊離した個の美しさを追及することだけなく、全体の中でその個の存在が美しいと感じ、また全体が美しいと感じるような美を追求することでもあります。


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