ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

町の防災機能を改善するには

2010年09月16日 | Weblog


最近町で防災講演討論会を開催しました。
一般住民の方に集まってもらいたいと思い、ちらしの全戸配布、町の中の要所々々へのポスターの掲示を行いました。
しかし集まったのは町内会の役員と防災ボランティアグループメンバーでした。
しかもそれぞれの会長、リーダーなどが出るようにと役員や防災ボランティアに声かけをしてくれたからでした。
もしちらしやポスターだけだったら参加者は会の企画者だけだったでしょう。
一般住民を防災講演討論会に集めることのむずかしさを痛感しました。

具体的な防災訓練でも一般住民を集めることは容易ではありません。
このように人集めに苦労するので誰も防災について町の行事を企画することを好みません。

私の町では年に1回防災拠点運営委員会による防災訓練が行われます。
これは盆踊りと共に町の二大行事の一つになっています。

ところが近年はこの防災訓練すら拠点から遠い住民が拠点に行きたくないと言っています。
このような雰囲気では運営委員会も具体的な防災訓練の企画に力が入りません。

横浜市は、阪神・淡路大震災のあと防災拠点づくりに注力しましたが、どうも近年は拠点の維持意欲を失ったような感じがします。
拠点の備蓄庫には高価な防災資機材がそろっていますが、資機材を管理する人、使うことができる人がいません。
たまに資機材の使い方に関する講習会がありますが、消防署員が動かし方を説明するだけで住民に対する訓練は行いません。
消防署員は、危険だからと言って住民をして資機材に触らせません。
講習会に来る人が老人や女性だけだからでしょう。

どうやって町の防災機能を改善するか大きな課題です。

現在私の町では消火栓を使った初期消火をやろうということで初期消火ボランティアグループを編制しました。
まじめな訓練を通してまずはボランティアに行動力を身につけてもらい、町の防災機能の中核になってもらいたいと思っています。
行動力ある防災ボランティアの育成、次に一般住民への防災知識の普及と、二段構えで町の防災機能を改善することがいいのではないかと考えています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿