ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

大地の保水は天然冷房

2021年07月01日 | Weblog
ヴァンクーヴァ―(カナダ)、シアトル、ポートランド(アメリカ)など北アメリカのやや北西部が猛烈な熱波に襲われ、所によっては気温50度近くにまで上がっているそうです。冷房で発電所はフル稼働だそうですが、電力不足で、計画停電を実行しているようです。ヴァンクーヴァ―と言えば、北緯50度ぐらい、北海道より北に位置します。

アメリカ・カナダの問題点は森林が減り、畑が増えていることではないでしょうか。乾いた大地は地表の気温を高めます。日本でも広大な畑が広がっている地方は夏40度近くに上がります。森林があると大地は保水し、その水が気化するとき大気中の熱をとってくれます。

日本の水田農業は、農地まで水で覆ってくれます。国産米を重視することは、日本の砂漠化を防ぐ効果があります。

首都圏は、川を暗渠にし、森林を減らし、地面をコンクリートなどで覆い、水が蒸発しないようにしています。冷房を使いますから、排熱でさらに屋外は暑くなります。心が落ち着く緑がなく、住環境が悪く、エネルギー多消費で、およそ近代的な都市とは言えません。ヒートアイランドと呼ばれています。

脱炭素、再生可能エネルギーと考えるだけでなく、いかに大地を水で覆うか、いかに水田や川や森林を増やすかと考えてほしいと思います。