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ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

大阪「都」構想と言うから長く誤解していた

2020年11月01日 | 社会

大阪府は私が住んでいる地域ではないので大阪都構想をよく考えることなく、日本に都(みやこ)を二つつくりたいとは、日本を二分したいのか、日本政府に不満があるのか、随分大胆な構想だと誤解していましたが、別に国を二分するのではなく、大阪市を廃止し、四分し、区を四つ設け、東京都のように区の自治機能を上げる構想だとわかって、それなら別に問題ないと思っています。大阪市は人口270万人だそうです。大阪市が約270万人の人々のことを考えることができるか疑問です。市を四分し、それぞれの自治機能を上げる方が人々にとっていいことのように思います。

ところで私が住む横浜市ですが、区政に特徴がなく、市レベルで必要と思う幹線道路などの建設は進んだが、区民が希望する町づくりは行われず、不動産会社の収益主義的乱開発が市によって認められてきました。私が住む区は谷戸構造の美しい地形を持っていましたが、大規模不動産会社が開発した住宅地は、山は削られ、谷は埋められ、住宅で覆われました。小規模不動産会社が開発した住宅地は谷戸構造を残したまま山の上、斜面、山の下に住宅がつくられたので、何とも言えないみにくい、かつ危険な町になっています。消防車も通れない細い斜面の道の両側に斜面の下側は玄関が2階にあり、上側は1階にあるような庭なし狭小住宅がびっしり並んでいる町が非常に多くあります。空から見ると貧相な町が広大に広がっています。

昔は横浜市にロマンがあり、港北ニュータウンのような公園・緑道が美しい計画的な町も建設されましたが、最近数十年間は、地域の不動産会社の収益主義的要望が横浜市に認められたようです。この無計画性は今日も続き、収益主義の不動産会社の乱開発はすでに異常の領域に入っています。市会議員は地域の不動産会社の支援で当選しているのではないかと疑いたくなります。

市会を制御できない横浜市は、内陸部ではなく横浜港の再開発に注力したと思います。これがまた異様で、町づくりの基本計画がよく見えません。観光地にしようとしていますが、港がある観光地だけでは経済効果がないと思ったのでしょう、事務所、商店、飲食店、ホテル、住宅などいろいろな種類の高層建築物をつくりまくったのでいつしか広々した港地区が雑然とした町に化しました。

隣の高層建築物と廊下で結んだはいいが、階の高さが合わないので廊下に段差ができたり、直角の十字路にならず、田舎道によくある鋭角あるいは鈍角に曲がる廊下ができたり、迷路のような複雑な立体的な空間ができています。合理性、近代性、安全性、美などが失われています。雑然とした野暮な町になってしまいました。現在横浜市は、カジノは市の経済の起爆剤になると言って本牧ふ頭につくる方向で企画を進めています。市民は大反対で林文子横浜市長をリコールする運動を行っています。狂った港地区開発になっています。

横浜市の人口は大阪市より多く、約380万人です。18区ありますから1区平均21万人です。横浜市も区の自治機能を上げた方がそれぞれの区が特徴ある町づくりに挑戦することになり、住民の政治意識も向上するのではないでしょうか。横浜市が約380万人の人々のことを考えることはやはりむずかしいことではないでしょうか。都府道でなくても、市でも横浜市のような巨大都市で約20万人ぐらいの区は自治機能を強化できるようにするといいと思います。


新しい病原性ウイルス・細菌に人類は非常に弱いと痛感

2020年11月01日 | 社会

近代医療技術は非常に高度と思っていたので、ワクチン、そのほかの医薬の開発生産手法は確立していると思っていたのですが、そうではなかったことを知り、感染症に対し、人類は油断していたと痛感します。

新病原性ウイルス・細菌を発見したらまずは感染拡大を全力で防がなければなりません。今回の新型コロナウイルスについては感染拡大防止が非常にいい加減であったと思います。発生地と言われている中国のウーハンも初期は事実が公開されず、感染拡大防止がいい加減で、感染者が世界を動き回ることを放置していました。日本もいい加減で、日本で感染者が発見されても、すわ一大事と感染検査体制を整備する訳でもなく、隔離治療もいい加減でした。当時、感染拡大がどんどん続くと予測していなかったと思います。

WHOも非常に無責任で「まだパンデミックではない」と言って、人の移動を制限することはよくないと言うほど、新型コロナウイルスに対する危険性の認識ができていませんでした。結果、パンデミックになったが、日本はWith coronaと言って、自然免疫ができてウイル禍を簡単に乗り切ることができるような錯覚に陥り、何と現在もウイルスを撲滅すると考えず、結果、感染拡大が波打ちながら続き、経済回復策はすべて中途半端になり、経済回復を見ることなく、経済不調、政府赤字が続いています。今はワクチン開発頼みの状態です。

ウイルスを撲滅すると考える国・地域は新感染者が大きく減り、経済回復が早いが、With  coronaと考え、経済回復を急ぐ国は、新感染者発生が波を打ちながら続き、経済回復はうまく行かないようです。アメリカ、ヨーロッパ、日本などは、新感染者の発生が続き、経済不調が長引きそうです。

新型コロナウイルスも変異します。また、新しい病原性ウイルス・細菌が発生する恐れがあります。開発したワクチンが変異した、あるいは新しいウイルス・細菌には効かない恐れがあります。ワクチン、そのほかの医薬開発速度を上げるだけでなく、早期ウイルス・細菌の発見と、発見をすぐWHOに連絡すること、WHOが発生地の人の出入りを禁止し、地域の感染検査を徹底すること、感染者はすぐ隔離治療することをその国・地域に指示すること、そのほかの国・地域には、すぐ事実を連絡し、高度な防疫体制を組むことを要請することがだいじです。

すべての国・地域とWHOが、経験知識、実行力のある専門家をすぐ動員できる体制を組んでほしいものです。当局が権威主義にならず、専門家に聞く謙虚な気持ちを持ってほしいと思います。