ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

学者の言うことは学んでもやることはまねるな

2008年01月24日 | Weblog

昨日朝横浜はうっすらと雪化粧しました。

宗教家の言うことは学んでもやることはまねるなと言われています。
宗教家はよいことを言うが、やることは悪いという意味です。

これは宗教家だけではありませんね。

ある有名な環境学者が自分のサイトで得々と次のように書いていました。

「 昨日、シンガポールに到着しました。今日の午後、ここの港から・・・の「・・・号」に乗船します。今回の・・・のテーマが「温暖化」ということで、私は水先案内人(講師役)として、船上でセミナーやディスカションなどをおこないながら、セーシェル諸島までごいっしょします。」

セーシェル諸島はアフリカ東岸沖にある島です。
インド洋を10日以上かけて大型ボートで航海し、船上でセミナーを行うというのです。
豪華ですね。
この学者は大型ボートに乗り、インド洋上で世界的活動家を相手にセミナーの講師をやることに有頂天になっています。
しかし自分の生活が炭酸ガス排出型であることについて何の問題意識も持っていません。

約40年前、日本の大気汚染問題について啓蒙活動に大きく貢献した大学の教授がいました。
この教授が講演の休憩時間にタバコを吸いました。
すると聴講者もみんなタバコを吸いました。
当時はタバコを吸う習慣がありました。
部屋の中はタバコの煙でもうもうとなりました。

私は、「先生、この部屋の空気汚染と先生が問題という大気汚染とどちらが汚染度が高いでしょうか」と教授に質問しました。
教授は、あわててタバコを消しながら「この部屋の汚染度の方がはるかに高いと思います」と言いました。

タバコを吸う習慣が吸わない習慣に変わるのに50年の単位の時間がかかりました。
炭酸ガス排出型生活が排出抑制型生活に変わるにはやはり50年の単位の時間がかかるでしょう。

学者の言うことは学んでもやることはまねてはいけませんね。