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EEKの紀行 春夏秋冬

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松山市地方の紫陽花標本観察

2017年06月10日 | 伊予松山歴史散策

松山地方の紫陽花標本は、松山地方気象台の敷地内にある事が判明、気象台の了解を得て観察&撮影をして来ました。気象台は、松山市の高級住宅街にあり、周囲は高層マンションが建ち、風向・風速・日照・日射の気象観測に支障を受け本来の観測が出来なくなり、平成18年近くの県立松山東高等学校の屋上へ移設、その後平成27年に松山市立桑原小学校に移設して観測を継続しているそうです。

さて、一昨日(6月8日)松山地方気象台に行き職員さんの説明を聞き紫陽花を観察し撮影させて頂きました。

紫陽花の開花宣言は、紫陽花の花といわれているのは「装飾花」で、花びらに見えているものは「萼片(ガク片)」との事で、この萼片が開いたときを一般的に開花(真花の開花とは違います)といい、萼片の色づき具合で開花状況を表しています。
(開花状況は、見頃となった装飾花がどの程度の割合なのかを表している場合もあります)なお、この「装飾花」に囲まれた中にある小さな花が、本当の花(真花)です。
(手まり状のアジサイの花の中心部にあり、通常は装飾花の中に隠れています)。
気象庁の紫陽花開花は、この真花が2~3輪咲いたときをいい、この時点では紫陽花(装飾花)は見頃のピークとなっています。
つまり、気象庁の紫陽花開花日は、紫陽花の見頃のピーク時を表したものです。・・と説明を受けました。

なお、松山地方気象台には、紫陽花の標本は、正と副があり正の標本が観測不可能となった時は副の標本で観測するそうです。

松山地方気象台の敷地内には、次の植物季節観測標本木がありました。

「あじさい、いちょう、うめ、かえで、さるすべり、すすき、たんぽぽ、つばき、のだふじ、やまつつじ(こばのみつばつつじ)、やまはぎ」がありました。

松山地方気象台の敷地内にある「紫陽花・アジサイ」の観測用標本正の方でこの紫陽花を観測して開花宣言を発表しているそうです。

その横に、副の観測用標本がありました。

染井吉野桜の開花は、観測用標本木に3輪以上開花すれば開花宣言を発表しますが、紫陽花の開花宣言は、職員さんに伺うと難しい事が分かりました。

手前の紫陽花が、副の観測用標本木で、奥が正の観測用標本木です。

私たちが日頃見ているのは花ではなく、愕で、真の花は中にあるそうです。

花ではなく、愕で、真の花は中にあるそうです。

紫陽花はこのあたりにして、気象台の建物を見てみましょう。

入り口の門柱に「松山地方気象台」の銘板が埋め込まれています。

松山気象台は、明治23年1月1日、愛媛県立松山一等測候所として設置され、所在地は、愛媛県温泉郡持田村小字岸の下488番地に設置開設したとあります。

現在の建物は、昭和 3年7月1日、現在地(松山市北持田102番地)へ庁舎移転とあります。この時代の建物は、外観が左右対称のものが多い中、左右非対称の独特なデザインの庁舎です。

正面入り口右側に、松山地方気象台の説明版が設置してあります。

私達、小学校時代見学に行きましたが、当時は測候所と言っておりました。

国登録有形文化財に指定されています。

松山地方気象台の塔屋で、上部に円形の跡がありますが、以前此処に大きな時計が掲げられていました。いつ頃、何のために取り外したのか職員さんに聞くのを忘れました。

塔屋屋上に風速計等々の機器は設置してありましたが、松山地方の正規の気象観測「風向・風速・日照・日射」は、平成27年に松山市立桑原小学校に移設して観測を継続しているそうです。一度行ってみます。

我が家から、北方向約3km地点に松山地方気象台はあります。

 

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