EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

愛媛県・裸麦収穫日本一

2011年05月30日 | 愛媛県・裸麦収穫量日本一
愛媛県は、裸麦の作付面積&収穫量日本一で中でも西条市や東温市・松前町は裸麦の県下三大生産地である。
裸麦(はだかむぎ) には、大麦の仲間で皮麦と裸麦に大別され、両麦にも、二条麦と六条麦に分類される。
裸麦は、お米の籾(もみ)にあたる部分表皮が剥がれやすいものを裸麦といいもともとあった六条大麦(皮麦)が突然変異で生まれたとある。
「六条」と呼ばれるように、穂を上から見ると6方向に麦の実がついているのが特徴で、これら6つは3対の組に分けられる。
そして、3対全てが実るものを六条大麦、1対しか実らないものを二条大麦と呼んでいる。

収穫は5月下旬から6月上旬が収穫時期である。
松山地方は昨日台風2号襲来で収穫がどうなるのか心配で、今日(5月30日)松前町に行ってみた未だ取り入れてない麦があった。
今年は、入梅が早く降雨が続くと麦がだめになる。10数年前収穫時期に降雨が続き収穫できず麦畑全体を焼却した事があった。
裸麦の用途は、ビール、焼酎、麦味噌、押し麦(麦飯)に利用され最近では、食物繊維のβ-グルカンを多く含むことなど裸麦の健康機能性が注目され、新たに食用の需要が出てきている。

今、世界各地で気象異変が起こりそのため小麦が不作で日本は輸入に頼っており小麦製品が軒並み価格上昇家計を預かる主婦を悩ませている。裸麦を小麦に生産の転換は出来ないのか?

ウルグアイ・ラウンド(昭和61年・1986年)、世界貿易上の障壁をなくし、貿易の自由化や多角的貿易を促進するために行なわれた通商交渉で、その中に農業協定がある。
特に米は全量輸入が義務であるかのような印象を与える説明を続け日本国民の間には、これが義務であるとする誤解が広まっており、マスコミの報道においても、時に「日本はコメを一定量、輸入する義務がある」などの表現が見られる。政府は保有輸入米(加工食品用)として保管しているがこれが時々問題を起こしている。

現在、日本の農地はウルグアイ・ラウンド、農業協定の関係か減反政策が行われ休耕田が沢山ある。米を作ってはいけないのであれば、国産小麦を生産しては如何。
 わが国は、食料を他国に頼りすぎてないか??


画像は、愛媛県伊予郡松前町の裸麦畑、台風一過いい天気であったが、畑の水があり取り入れ作業はされてなかった。


裸麦・・早く収穫しないと


裸麦・・字の如く皮からこぼれ落ちそう


六条と呼ばれるように、穂を上から見ると6方向に麦の実がついているのが特徴


コンバインで収穫する。


コンバインで収穫する・・以前の収穫は鎌で刈り取る手作業大変であった。
今は機械化で楽になったが機械購入費が農家の大きな負担となっている。



画像は、松前町の商業団地の3F駐車場から松山市方向、最近は農地も市街化地区になり住宅が増えた・・松山市のベットタウンとして発展している。
平成の大合併でも何処とも合併してない。・・日本でも珍しく町内には山がなく平野のみで、面積は、20,32K㎡ 
人口、30,304(平成23年3月1日現在)

※伊予松山初代藩主・加藤嘉明は松山城築城前は、この地松前城に居た。1600年9月15日関ヶ原の戦いにはこの地から出陣した。
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