日経平均先物3月物の売買代金が6日東証1部の売買代金を上回ったそうです。
通常は現物に比べて4割程度だそうですから直近の先物の売買代金が異常に
膨らんでいることが分かります。先物の短期売買を繰り返すヘッジファンド勢の
存在が東京市場の急上昇の背景でもあります。6日の日経平均上昇分(243円)
の内、ファーストリテイリングとソフトバンクの2銘柄で115円寄与していたそうで
すからおよそ半分です。
両銘柄とも内需株ですから為替や海外情勢に左右されにくく買い安心感はあり
ます。メジャーSQに絡んでこの2銘柄を積極的に仕掛けている投資家も多いで
しょう。だから上昇が新たな買いを呼び込み一段と上昇するというこの2銘柄に
とって好循環な状況が続いた訳です。
では主要銘柄はどうだったかというと特に中国景気の先行き不安がある銘柄の
新日鉄住金やJFEの鉄鋼株、コマツや日立建機などの機械株、三菱商事や三井
物産などの商社株は全く蚊帳の外です。日本だけでなく米国も欧州も世界的な
株高ですが特に上昇が目立つ東京市場はSQに絡んだプラスアルファがあるこ
とも忘れてはいけません。ファーストリテイリングとソフトバンクが7日一時1万
2000円を回復した立役者で間違いないでしょう。
メジャーSQを通過すれば先物の売買も比較的落ち着いてくるでしょう。その時に
どんな銘柄がリード役になるのか市場の動きに耳を澄ませてその変化を見逃さ
ないようにしなければなりません。流石にこの上昇スピードは持続可能な速度で
はありません。8日の東京市場は94円後半の円安もあり終値ベースでも1万2000
円を回復しそうですが来週には日経平均のスピード調整は当然あると思います。
日銀の新体制に伴う緩和期待感が持続して内需優勢の展開は続くと思うのです
が外需株の動向のチェックはもちろん必要です。そしてこれからも先物は現物市
場に大きな影響を与え続けるでしょう。短期的には常に先物の動向に注意が必
要です。今後は上昇だけでなく下落も先物中心ということも当然あるでしょう。
その状況になったら何を買えばいいのか、リターンリーバサルで今不人気の銘柄
を選ぶべきなのか、それとも水準はかなり高くなったけど今までの延長線上の
銘柄でいいのか。年末以降買った旭硝子やグリー、ニコンは前者の投資方針で
買いましたがさっぱりダメでした。トヨタ、ヒーリックは後者のケースですが上手く
いきました。1万2000円達成後の銘柄選びは今まで以上に難しい選択を強いられ
そうです。
通常は現物に比べて4割程度だそうですから直近の先物の売買代金が異常に
膨らんでいることが分かります。先物の短期売買を繰り返すヘッジファンド勢の
存在が東京市場の急上昇の背景でもあります。6日の日経平均上昇分(243円)
の内、ファーストリテイリングとソフトバンクの2銘柄で115円寄与していたそうで
すからおよそ半分です。
両銘柄とも内需株ですから為替や海外情勢に左右されにくく買い安心感はあり
ます。メジャーSQに絡んでこの2銘柄を積極的に仕掛けている投資家も多いで
しょう。だから上昇が新たな買いを呼び込み一段と上昇するというこの2銘柄に
とって好循環な状況が続いた訳です。
では主要銘柄はどうだったかというと特に中国景気の先行き不安がある銘柄の
新日鉄住金やJFEの鉄鋼株、コマツや日立建機などの機械株、三菱商事や三井
物産などの商社株は全く蚊帳の外です。日本だけでなく米国も欧州も世界的な
株高ですが特に上昇が目立つ東京市場はSQに絡んだプラスアルファがあるこ
とも忘れてはいけません。ファーストリテイリングとソフトバンクが7日一時1万
2000円を回復した立役者で間違いないでしょう。
メジャーSQを通過すれば先物の売買も比較的落ち着いてくるでしょう。その時に
どんな銘柄がリード役になるのか市場の動きに耳を澄ませてその変化を見逃さ
ないようにしなければなりません。流石にこの上昇スピードは持続可能な速度で
はありません。8日の東京市場は94円後半の円安もあり終値ベースでも1万2000
円を回復しそうですが来週には日経平均のスピード調整は当然あると思います。
日銀の新体制に伴う緩和期待感が持続して内需優勢の展開は続くと思うのです
が外需株の動向のチェックはもちろん必要です。そしてこれからも先物は現物市
場に大きな影響を与え続けるでしょう。短期的には常に先物の動向に注意が必
要です。今後は上昇だけでなく下落も先物中心ということも当然あるでしょう。
その状況になったら何を買えばいいのか、リターンリーバサルで今不人気の銘柄
を選ぶべきなのか、それとも水準はかなり高くなったけど今までの延長線上の
銘柄でいいのか。年末以降買った旭硝子やグリー、ニコンは前者の投資方針で
買いましたがさっぱりダメでした。トヨタ、ヒーリックは後者のケースですが上手く
いきました。1万2000円達成後の銘柄選びは今まで以上に難しい選択を強いられ
そうです。