kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

爬行色を強める市場

2013-03-05 07:40:26 | 日記
登っている時には少しでも上を目指そうと必死で登っていく、立ち止まり改めて
山のふもとを見ると随分高くまで登ってきたものだと感じる。時には余りにも高
くまで来てしまったものだから滑落の危険を考え恐怖感すら感じる。11月から
始まった安倍トレードは将に山登りのそんな状況と似ているようです。

個別株でも週足を観たらこんなところから果たして買っていも大丈夫?そんな
銘柄はたくさんあります。不動産に止まらず倉庫株や電鉄株など地味な業態の
銘柄がアベノミクスの追い風を受けて風船のごとく軽々と舞い上がっています。

一方4日の東京市場は指数こそ3日続伸しましたが、中国当局の不動産投資の
引き締めで上海市場が急落するとコマツなどの機械株や三菱商事などの商社
株などの中国関連銘柄の一角が大幅に値を下げました。また好材料の出たリ
コーを除いて精密株が冴えなかったのは先週のイタリア選挙から続いている欧
州財政危機再燃懸念によるユーロ安の影響なのでしょうか。

米国はともかく中国景気の先行きの不透明感、イタリア情勢の混乱から外部
環境に左右されにくい銘柄に資金は集まっています。新興市場の人気も内需
株が多く上場されているからです。とにかく勢いのある銘柄とそうでない銘柄の
明暗ははっきりしてきました。安くなったからと値ごろだけで買うのも危険なよう
です。

今年になってからの値動きが気になり何か法則がないか調べてみました。
1月は1勝3敗、2月は4勝0敗、これは週明け月曜日(月曜日が祝日の場合
火曜日)の日経平均の上昇、下落結果です。2月の4勝のうち3勝は200円を
越える大幅上昇です。昨日も高かったのでこれで週明けの東京市場は5連勝
です。2月の好成績はNY市場や円安の進行など外部環境の好転でしょうが
いったん調整ムードで週の半ばに弱含みの展開になっても週末や週の初め
に切り返しています。ここまで上昇トレンドが途切れそうで途切れない展開が
続いています。

1月下旬から2月上旬まで電機株の一角や自動車が人気になりその後バイオ
農業関連含み資産株と人気株は循環しています。テーマに沿った銘柄は棒上
げしますが外れた銘柄はほとんど人気化することもありません。当面は業績
よりもテーマ重視での物色が続くのでしょうか。根強い含み資産株人気はそん
な雰囲気を感じさせてくれます。

ここまで節分天井も小回り3年の格言が通用しない今回の上昇相場ですから
先入観念を持たずに相場についていくしか無いのかもしれません。勿論常に
警戒心を忘れないことは最も重要なことです。

月曜日高の後の火曜日から木曜日の3営業日には必ず三桁の下げがありま
す。今週も繰り返すとしたら買い時は今日以降でしょうか。勿論どんな銘柄でも
OKな訳ではありません。アベノミクスに絡んだ銘柄が中心でしょう。メジャー
SQを週末の8日に控えやはり値動きの激しい相場は続きそうです。
コメント
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