Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Lacey M-10 No.1

2023-05-07 | PEANUT SCALE MODELS


The ultimate & final "Lacey M-10" for me..........





ネスミス・クーガーと並びペックポリマー社の売れ筋ナンバーワンだったレーシーのキットは世界中で多くの模型愛好者を育ててくれました。実機の世界では全く知名度の無かったレーシーですがピーナッツスケールの世界ではファンを増やした影の功労者です。

そもそも知名度が低いホームビルト機だけあって多くの写真を見つけることは不可能です。ですからペックの完成写真やドキュメントを信じて作ってしまう人がほとんどなんですね。そういう自分もピーナッツを始めた頃は何の疑いも持たずにそのまま作っていました。当時この機体の写真を探すことすら現在のようにネットも普及どころか無かった時代です。丸善や西山洋書に並ぶくそ高い洋書を買い漁ったとしても見つけることは不可能に近い時代でした。

その後ピーナッツを作り始めた人の中には「一体実機はどんな設計者でどれくらい作られたのか?」みたいな興味を持つ人が出てきたのかネット上で盛んに実機の写真探しが普及し始めました。何百機と作られた実績のある機体でもなくこんな無名の機体をゴム動力スケール機には最適の機体かも?と信じてピーナッツ図面を最初に描いたブッチ・ハッドランド氏は恐るべき天才もしくは預言者だったのかもしれませんね。親交のある息子のマークさんもイギリスでは有名なビルダーですが図面は描かないようで最近はトレランばかりしてるみたいです。

そしてネット上で数枚の実機写真が見つかるとキットの図面や取説とは少し違う部分も解ってきました。初めてペックのキットを買ってピーナッツを楽しむ人にとってはまあそれがどうこう言うほどの大した問題でもなく完成して飛ばすことにさえ集中できれば良いことであって・・・

今回はそんな重箱の隅を爪楊枝でお掃除するような部分もございますが一応「最後のレーシー」という事でご容赦を。

今にして思えば何も知らず僅かな資料で空想&妄想の世界でピーナッツを作っていた時代もそれはそれで楽しかったし捨てたもんじゃなかったよね・・・と思う今日この頃です。

ピーナッツを始めてから何機も製作したこの機体、今回を最後にと思い「The ultimate & final "Lacey M-10" for me」にしようと思っています。




















何から作り始めるか・・・深刻な問題じゃありませんが今回も胴体からです。角材を切り出した中で一番根性のありそうな4本を胴体の四隅に使うという最近の習慣は今では「それ風習かよ!」いいえ、機体を無事に完成させる「おまじない」になっているのかもしれません。





この側板1枚で占うと・・・
最後のレーシーですからあまりベタな作り方もできないし、「チャレンジャー」の気持ちを持って恥ずかしくない程度に手を抜き・・・
ま、結局のところいつもと変わらないってことですね!


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« BD-5A No.8 | TOP | Lacey M-10 No.2 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | PEANUT SCALE MODELS