29日の寅さん

2012-12-29 17:50:09 | 塾あれこれ
28日に会社が仕事納になります。

昔は帰省の新幹線が窓口に並ばねば切符を取れず
自由席で帰るしかなかったのですが、混雑しました。
(三、四十年も前の話です)
結局大みそか帰広とか、30日の最終便などが
多かったですね。

すると少なくとも29日が余ります。

友達もそれぞれ帰省するし、「広い東京にぽつんと一人」
取り残され、時間をつぶさねばなりません。
店もどんどん仕舞っちゃうしね。

定年後の空虚感ってこんなのかしらと思っていました。
なすべきことが何も見つからないのです。


映画に行くくらいでしたが、それも見るべきものが少なかった。

『寅さん』を見ても一人旅の寂しいシーンが妙に沁みます。

年末は、正月に見るのとは大きな違いでした。

どういう具合だったか、正月に上野で『寅さん』を見たことが
ありました。
場内が、真っ暗になってても、華やかでした。

あの頃を良い時代というのでしょうか。
当時はそんなこと、ちっとも思いませんでしたがね。


帰省してオフクロのところがやはり落ち着きました。

2時間くらい風呂に浸かって出ると
もう紅白をやっていますね。

ちくちくと酒を飲みながら新年を迎えました。

ん~、今も似たようなものですが
酒量がどんと減りました。
安くついて良いですねえ。


風邪が治りきらず、鼻水も出ますが久しぶりに
散歩に出ました。
明日がまた雨らしいですしね。

一年ぶり以上になりますか、カワセミがいました。
美しいですねえ。

ウミアイサも2羽、気持ち良さそうに潜っています。

水鳥たちも晴れの間を楽しんでいるのでしょうか。
今日はヒマそうな人間が多いなあ、と思っているハズ。

『おだやかに鳥たちだけの年の暮』