世の中には「ふわタリ」というエラク怖ろしいものが
いるらしい、とは子供のころの記憶です。
掴むと「夜逃げ」ならマシなほうで下手をすると
生きていけなくなる、というのだからこれは怖い!
しかも人間が一枚咬んでいて他人に騙されること
もあるらしいのです。
私はてっきり妖怪だと信じていました。
その間違いが正されたのは中学生のときです。
手形小切手を習って分かりました。
手形小切手の「不渡」だったのですね。
長く抱えていたものですが、オカゲで授業が
興味深いものになりました。
妖怪が御近所でも飛び交っていたのだ・・
○
子供は大人の会話を耳にして??なのですが
それでも知りたい、覗いてみたい。
身の回りには知らないことや中途半端な知識が
あふれています。
それが一番よい勉強なのですね。
知識の裾野が広ければ積み上げがきくのです。
海の向こうがアメリカ、と聞いて尾道水道を挟んだ
向島をその外国と思っていた。
渡船に乗るには「パスポート」が要るらしい・・
友達「なんな、それ?要るかー。乗ってみりゃー」
○
昔は大人と子供の境界が低かったと思います。
もちろんタブーのような強いものはあって
それは現代とは逆で子供から隔離されていました。
妖怪「ふわタリ」を子供が知るのは大人と子供の
境界が低くても構わない文化だったのです。
垣根が低かったから、子供は覗けたし小耳に挟み
ました。
なにやら分からなくても。
分からないことがバレて笑われてもいました。
クジラジャク?竹でできてるじゃん?
でもアトランダムで不均衡な知識こそが
大切なのです。
◎
今は知識を大人が整理して子供に与えます。
順に覚えてゆけばよいので子供は省エネ。
理科や社会の教科書だっておおむね上手く
できていますよね。
もちろん算数などは体系が整っています。
順に勉強し、言われた通りにワークをし・・
なかなか良くできています。
その代わり習っていないことはまるで知らない、
学校で塾で習ってないから知らないで当然と
いう顔をしています。
問題の答えは合っているが理解はできていない
こういった生徒も多いようです。
それを見ると何のための教育法の研究、改善か
と思ってしまうのです。
こういう話ですぐに総合学習や体験学習を持ち出す
のは少しばかり短絡的でしょう。
役に立たないとは言いませんが、現実はそれだけで
解決していないからです。
◎
昔は垣根が低かったと書きました。
今は上手に教えられるために却って垣根が高く
なっています。
これだけを覚えればよい、と。
そのため、反対に大人の側も子供が見えなくなって
きているようです。
子供のネット社会が分からないとか。
お互いが見えなくなっているのですから、親が背中で
教える、なんて大変になってきているのです。
○
中1で時差の勉強をします。
分からないと聞いてきたら逆に聞き返しましょう。
何でそんな勉強するん?世界標準時でいけんの?
教える、ということを考えるから子供が育たない
・・・かもしれない・・・という気が・・少しだけ・・
いるらしい、とは子供のころの記憶です。
掴むと「夜逃げ」ならマシなほうで下手をすると
生きていけなくなる、というのだからこれは怖い!
しかも人間が一枚咬んでいて他人に騙されること
もあるらしいのです。
私はてっきり妖怪だと信じていました。
その間違いが正されたのは中学生のときです。
手形小切手を習って分かりました。
手形小切手の「不渡」だったのですね。
長く抱えていたものですが、オカゲで授業が
興味深いものになりました。
妖怪が御近所でも飛び交っていたのだ・・
○
子供は大人の会話を耳にして??なのですが
それでも知りたい、覗いてみたい。
身の回りには知らないことや中途半端な知識が
あふれています。
それが一番よい勉強なのですね。
知識の裾野が広ければ積み上げがきくのです。
海の向こうがアメリカ、と聞いて尾道水道を挟んだ
向島をその外国と思っていた。
渡船に乗るには「パスポート」が要るらしい・・
友達「なんな、それ?要るかー。乗ってみりゃー」
○
昔は大人と子供の境界が低かったと思います。
もちろんタブーのような強いものはあって
それは現代とは逆で子供から隔離されていました。
妖怪「ふわタリ」を子供が知るのは大人と子供の
境界が低くても構わない文化だったのです。
垣根が低かったから、子供は覗けたし小耳に挟み
ました。
なにやら分からなくても。
分からないことがバレて笑われてもいました。
クジラジャク?竹でできてるじゃん?
でもアトランダムで不均衡な知識こそが
大切なのです。
◎
今は知識を大人が整理して子供に与えます。
順に覚えてゆけばよいので子供は省エネ。
理科や社会の教科書だっておおむね上手く
できていますよね。
もちろん算数などは体系が整っています。
順に勉強し、言われた通りにワークをし・・
なかなか良くできています。
その代わり習っていないことはまるで知らない、
学校で塾で習ってないから知らないで当然と
いう顔をしています。
問題の答えは合っているが理解はできていない
こういった生徒も多いようです。
それを見ると何のための教育法の研究、改善か
と思ってしまうのです。
こういう話ですぐに総合学習や体験学習を持ち出す
のは少しばかり短絡的でしょう。
役に立たないとは言いませんが、現実はそれだけで
解決していないからです。
◎
昔は垣根が低かったと書きました。
今は上手に教えられるために却って垣根が高く
なっています。
これだけを覚えればよい、と。
そのため、反対に大人の側も子供が見えなくなって
きているようです。
子供のネット社会が分からないとか。
お互いが見えなくなっているのですから、親が背中で
教える、なんて大変になってきているのです。
○
中1で時差の勉強をします。
分からないと聞いてきたら逆に聞き返しましょう。
何でそんな勉強するん?世界標準時でいけんの?
教える、ということを考えるから子供が育たない
・・・かもしれない・・・という気が・・少しだけ・・