時速50km

2007-11-28 10:55:44 | 塾あれこれ
水面にたくさんいる水鳥のうち仲間と思われる
五羽、十羽が一斉に飛び立ちます。

ほぼ同時に離水、首をしっかり前に突き出し
全速で上昇する様子は飛行機みたい。
急に高度を上げないので余計にそう見えます。

ほかの連中は水面にノンビリしています。
彼らだけの意思で他所へ移動するのです。

隊形を崩さず全く同じスピードでぐんぐんと飛び、
ある所で気持を揃えたように着水します。

どうやって意思を通じ合っているのか?


生物学者の今西錦司さんが、空中で多数の鳥が
一斉に向きを変える不思議を書いていますが、
何か言葉でもあるのかと思うほど見事です。

判断力、柔軟な行動、移動スピードの速さ
反射能力・・
岩につく水草だけでエネルギーを得るにしては
鳥とはずいぶんと「出来の良い」ものですね。