ネコ記憶

2007-11-17 09:34:30 | 塾あれこれ
話が飛び飛びで恐縮です。

人生幸朗みたいにボヤいたり、文句が多いブログで
すので「ぼやきブログ」に改名しましょうか?


ネコの続きです。
かれらの脳にも宇宙がある話。

人間の脳には一人一人宇宙がありますね。
この小さな頭の中に底無しの真っ暗な宇宙が・・

ネコだってあります。
記憶力は大きくありませんけれどもね。

ネコは今、何をしていたかよく忘れていますよね。
マンガ『ふくふくふにゃ~ん』によく出てきます。

人間も威張れません。
「え~っと、何しに来たのだっけ・・」
私がよくやることです。


ネコがよく忘れるのは目の前の状況変化に対応
しすぎるからです。
言語を持たないのでやむを得ません。

その点、人間は言葉という記号を遣えるので記憶が
比較的容易なのです。
記号にして取って置けます。

ネコたちは記号を持たないので昨日こんな事があった
とか1年前はこうだったという記憶はできません。
とはいえ記憶というものがないわけではありません。

例えば、ひどく虐める人間を覚えていますよね。


私も関わるネコの例をひとつ挙げます。

塾に勤めていた時代です。

塾長の自宅の一部が事務室になっていました。
塾長ご一家がネコを飼い始められたのです。
仔ネコは事務室へも遊びに来ました。

出入りする男性の中では私が一番可愛がったと
思います。
(塾長より私にナツイテいた・・)

何年か後、私の仕事場がそこから別の場所に移り
まったくネコとは会わなくなりました。

かなりたって塾を辞め、手続きの都合で事務室を
訪れたときです。

十年以上もご無沙汰のネコが出迎えてくれたのです。
ごろごろと御挨拶。

事務の方が驚かれた。
なぜ? 聞いて見ますと

もうこのネコは事務室に来なくなって何年もたつ
のだそうです。
私の声を聞いてお出ましになったのです。

「覚えているんだ」

一同ネコの記憶力に感心したのであります。


もちろん、個人としての井上を覚えていたのか
何か気になるオッサンが来たので見に来たのか
そのあたりは分かりません。

私は塾を辞め先行きは不透明、勤めはじめの頃を
思い出して「あの頃は・・」という気分でした。

ネコって覚えていますよ。
十年以上たっていましたけれども。