熱いと言うから熱い

2007-11-29 11:04:32 | 塾あれこれ

人間以外の動物は言葉を持ちません。

ここで食べようね、なんて言わないでカップルは
機嫌よくお食事中です。

飛び立つときも下りるときも言葉では伝えられません
から、同時に同じ事をイメージしているのか?
ちょっとした信号を交わしているのか。

合図だけで、いつ飛ぶか意思統一できるのであれば
野球などのサインプレーはいかにも下等ですね。

「あそこへ降りよう」を目配せで?知らせるのも至難
のワザでしょう。
目じゃなくて風切羽か何かだとカッコいいかな。

渡り鳥が編隊で飛行するときに空気抵抗が大きい場所
を入れ替わりながら飛びますね。
どんな意思決定をしているのでしょう?

人間など言葉で確認していても間違えるのにね。


我々にはまったく分からない世界です。
言葉なしでは何もできないし、感じる事すらできませ
ん。

熱したヤカンに手が触れればとっさに引きます。
そのあとで「あちっ」と言います。
熱いと口に出して初めて、熱かったのだ、と思います。

お腹がすいても
「腹減った」と言葉が浮かんでいます。
口に出したとたんに減るなんてこともあるくらいです。

言葉なしのままの状態が長い、ということはないのでは
ないでしょうか。


人間には言葉にならない感覚も少し残ってはいます。

背後の人の気配、などですね。
ふっと感じます。

でも直ぐに言葉が追いかけてきます。
言葉ナシの世界は想像できませんね。


動物は言葉ナシで生きています。
考えることすらします。

ネコは獲物を先回りして待機します。
遊んでいるときでも、ビー玉が家具の下に
入って手が届かない・・
反対に回ってみたりいろいろ工夫しますね。

この程度の思考ならば言葉なしでやってのけます。

時おりはご近所で寄り合いまで開いていますね。