フッフッフの話

日常の中に転がっている面白い話、楽しい話!

迷走台風

2024-08-30 14:15:18 | 日常雑感

 台風10号は、いつまで居座るのであろうか?

進路がはっきりしない。「行ったり 来たり 戻ったり」をのろのろとしている。

今住んでいる施設の住人と、よく似ている。

ゆっくり九州を横断し、海に出て山口県に大雨を降らし、

東に進路を取って、高知県・徳島県に大雨を降らしている。

長期間フラフラしているから、関東方面にも大雨を振りまいている。

日本列島の居心地が良いらしく、あちらにフラフラ、こちらにフラフラ、居座り続けている。

何時になったら、日本から消えるのであろうか?招かざる客は、早く消えて欲しい。

「籠の中の鳥」も、窓から外を眺めることは出来る。

「大雨警報」が出ようと、「避難指示」が出ようと、何も考える必要はない。

ここでは自分の意志はいらない。施設の職員が何とかするであろう。

自分の命を守るのは、施設職員である。非常時に、自分の命を守ることを考えないので、ペット以下である。

畜産農家の、牛や鳥などと同じである。

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i入歯

2024-08-29 16:39:08 | 日常雑感

 高齢者には、入歯が多いであろうことは解っていた積りである。

亡くなった両親も、入歯かどうかは、娘にも知らせなかった。

 この施設では、朝晩食事を共にする。席は固定している。

いつも自分の前に座る女性は、高齢で日々筋力が落ちるのが、目に見える。

部屋を出て、食事用台所の椅子に座るまでの時間、食事時間等々を見ると、

筋力の衰えが見えてくる。今朝は、職員が介助して食事用の椅子に座った。

座ると、「眼鏡と入歯がないです」と言い、職員が部屋から持ってくる。

食事が配られ始めると、彼女はおもむろに、入歯をはめ始める。

真正面でゆっくりと入れ始めるので、こちらは目のやりどころがない。

見ないで、食事だけに集中すればよいものを・・・・

見てしまったら、食欲減退!! この時こそ、「お見苦しい姿をお見せしました」と言って欲しい。

高齢になり、筋力も無くなってしまったら、仕方のない姿なのであろうか????

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久し振りの雨

2024-08-28 15:47:24 | 日常雑感

 迷走台風 10号の余波であろうか、小雨が降ってきた。

10号台風は、寒冷渦まで出来、予報円も大きくなり、速度もゆっくりになった。

新幹線等も、早くから運転中止予報が出ていたが、変更されつつある。

今までになく、進路予報が難しい台風であるらしい。

現在の予報では、四国沖を通るらしい。「らしい!」と言うことは、広島の真上になるかもわからない。

とにかく、どこも通らずに、太平洋のど真ん中へと逆走するのは、考えられないことであろうか!!

「寒冷渦」や「熱帯渦?」ができて、太平洋の真ん中で、台風は動けなくなると言うことにならないかな!!!

毎年数個の台風が、日本を狙うのは勘弁してほしい。

今回の10号も、何事もなく去って欲しいと、神仏に祈るしかない。

研究が進み、人間は火星に行く時代と言われているのに、台風一つ撃沈することが出来ない。

将来、台風の目に何かの薬品を当てると、瞬時に台風は死んでしまうような強力な物が、発明されないであろうか???

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適当に!

2024-08-27 16:53:30 | 日常雑感

 デイサービスの日。折り紙・工作・塗り絵等々の作業をする人が多い。

自分は手先の作業は好きでない。だから不器用である。

自由時間には、本を読んだり・自転車漕ぎをしたり・興味のあるTV番組を調べそれを見たり、自分のしたい事をしている。

職員さんが、「紙で昆虫などを作って、それを樹の幹に貼り付けたいので、力を貸して欲しい」と。

茶色の箱を持って来て、「これを適当に切って、木の幹らしきものを適当に作って欲しい。」

樹の幹らしいものを作る自信がなかったので、「基礎力のない人間は、何でも適当に作ることは無理です。」

ときっぱり断った。横着なと思われるかもしれないが、基礎力があって初めて適当に仕事が出来るのである。

華道・茶道・歌道等を考えても、基礎があって初めて”適当に”が通用する。

『適当に』の使い方を知らないのであろうか?『適当に』は一番難しい言葉である。

 台風10号が、迷走しながら、中国地方に近付いている。

一体どこを通る積りであろうかと、毎日ヒヤヒヤしながら進路を見ている。

どうか大事(オオゴト)にならない様にと、神や仏に祈るのみである。

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ついに別れが

2024-08-26 13:02:44 | 日常雑感

  パソコンを開けると、メールが届いている。気に掛けていたことが、現実となる。

A氏は、4年間、机を並べた人物の一人である。癌であると言いながら、いたって元気であった。

2月末に、「残り6ヶ月である」との余命宣告を受けたと言っていた。

その時、「医師は、神や仏ではないのだから、人の命なんてわかるわけがない。」と、

本気で思っていた。しかし、心のどこかには、不安が残っていた。

8月になってからは、まさか??と一抹の不安があった。

10月に開く予定の同期会にも、欠席との返事であった。

今朝は、A氏死去の知らせである。彼の冥福を祈るだけである。いまさら何を言っても、すべて終わりである。

歯が抜け落ちるように、欠けていく、10月10日に会える人達は9人か?

会える時に会い、お喋りをしよう。食べたい物は 食べておこう。

「散る桜 残る桜も 散る桜」  残った桜として、散った桜の冥福を祈ろう。

そちらに行ったら、同期会をしようね。

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TV

2024-08-25 16:28:31 | 日常雑感

   日曜日には、何の行事もない。家族でも迎えに来て、外出できれば良いが・・・・。

それ以外は、各自部屋で過ごさなけれならない。時間の過ごし方が分からず、

台所にたむろして、TVを見るともなく、眺めている人が多い。

チャンネルを変えるでもなく、お喋りをするわけでもなく、ただジーッと座っている。

自分も籠の鳥であるから、外に出ることは出来ない。

体力を落とさないように、お腹の脂肪を落とすようにと、部屋の前の廊下を歩く。

台所の前を歩くと声を掛けていただく。

「風邪を引かないようにしんさいよ。風邪を引いたら大事(オオゴト)じゃけんね!」

「有難うございます。」と返事をするが、まさかこの暑いのに風邪引きには・・・・

汗が出たのをそのままにしておくと、風邪引きになるかも・・・。

免疫力は、相当下がっているであろうと思えるから。

夕方が近付いているが、まだ外はカンカン照り!

この暑さの中、自分はこの体力で、野良仕事が出来るのであろうか?

冷房の効いた廊下を短時間歩くだけで、体力を維持できるのだろうかと不安になる。

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会話とは

2024-08-24 17:05:07 | 日常雑感

  デイサービスの日である。全員との生活時間が、長過ぎる。

「一緒にお話をしてください。」と言って、同じ机に参加者を連れてくる。

この施設に入居して、2か月になるので、相手の客観的な状況は解る積り。

食事を一緒にし、その自立状態は解るが、その他の個人的な内容は解らない。

お喋りしようにも、何を話題にしたらよいのか見当がつかない。

同じ机に連れて来られた人を無視して、自分だけ本を読む事も出来ない。

時間を持て余して、他の職員を呼んで来て、一緒にお喋りをする格好をする。

相手が認知症の人でなかったら、何とか話題を探しながら、お喋りをするのであるが・・・・・

相手が、自分の言葉を、どのように理解してくれるか分からないので、言葉を発することが恐ろしい。

よく考えてみると、自分の中に、別世界の人との気持ちがあるのではないだろうか?

又、1か月後には、分かれて別世界の人間となってしまうのだ、との気持ちもある。

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お腹の脂肪

2024-08-22 19:12:29 | 日常雑感

 今日の昼食メニューは、冷たい丼ソーメン・茶碗入りご飯・ホーレンソウ和えである。

子供時代を戦後の食べ物のない時代に過ごしたので、食べ物は何でも、お腹に入れておくことが常であった。

仕事がある時には、夕方には空腹になった。働けば、口から入った食べ物は、筋力に変化した。

しかし、ここに入所してからは、冷房の効いたところで、体力も使わず、ダラダラしているので、

口から食べた栄養は、全て脂肪になってお腹に貯まった。

家に帰って知人達に会ったら、「豚婆ちゃんになったね」と言って笑うだろう。

10月10日に予定している同期会で、1年ぶりに会う同期の人から、「おばちゃん」から「豚おばちゃん」と言われる。

心配なのは、野良仕事をする日々が返ってくると、スマートになるであろうか?

お腹の脂肪が、足や腕の筋力に変化するであろうか?

 

 

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人間関係

2024-08-21 17:15:30 | 日常雑感

  高齢者ばかりの施設に入所し、当分人間関係にだけは、悩まなくてもよいだろうと考えていた。

この狭い数十人の小さな施設にも、煩わしい問題が山積している。

職員同士の問題、職員と入所者の問題。なんと鬱陶しい事であろうか!!

この施設の入居者は、殆ど認知症を持っている。

それは、可愛らしいところでもあり、感情も出しっぱなしである。

気に入らない言葉を聞くと、簡単に怒りが正面に出る。

耳の聞こえが良くないので、大きな声を出すことになる。

気に入らないことがあると、大声で怒鳴ることになる。周囲の状況を考えるゆとりはない

周囲にいる人たちを、怒りの嵐の中に巻き込む。

聞いておられない程の大声でのやり取りが始まる。

その険悪な空気は、夕食前までまで続く。

大声を耳に入れたので、頭まで響き、体の芯まで疲れた。

このような人間関係からだけは、開放されたい。

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別世界の人に見える

2024-08-20 16:38:13 | 日常雑感

 Hの君と別れて、思い出しながら、独りで考える。

一緒に生活を始めたのは、彼が小学校4年生の時からである。一見弱々しい子に見えた。

苛められていると聞き、地下足袋に鉢巻き姿で、トラックに乗り学校まで迎えに行ったこともある。

夏休みのプールにも、付いて行ったこともある。何かあれば、何処にでも付いて行き、それを楽しんだ。

あれからもうすぐ20年! 身長も知識もどんどん伸びて、こちらは置いてきぼり。

昨夜逢って食事をしたHの君は、どんどん先に進み、霞みの彼方に消えてしまいそうである。

Hの君は前に進み、自分は、前に進むよりも後退している速度のほうが早い。骨壺に近付いている

パソコンの調子も瞬時に直し、スマホは2台も掌に載せて、同時に操っている。

都会の入り組んだ道なのに、スマホで探して間違わずに運転する。帰りには地図なしで、間違うこともない。

凄い能力だと感心する。自分は、数回通った道でも、「ええっっ!」となってしまう。

Hの君は、自分とは別世界から来た人ではないかと思ってしまう。

現在の世界の進歩には追いつけないが、霞みの彼方に未来の世界がある事だけは、認識しよう。

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