フッフッフの話

日常の中に転がっている面白い話、楽しい話!

雪の大晦日

2009-12-31 12:09:02 | 写真
 大晦日は、雪で開ける。朝方から降り始めた雪は、午後になっても降り止まない。
今夜は満月だと言うのに、月の顔は拝めそうにない。
今後数年生きても、大晦日の満月に遭遇することはないだろう。



 落ち葉も草も雪に隠れ、白一色の世界である。本年のゴミもホコリも雪の中。
掃除も何もかも暖かい晴れた日に先送りをし、ゆっくり休んで一年の疲れを落とそう。

 来年の目指す心を漢字一文字で表すと、「優」というのはどうだろう。
今なら、厚かましいことを考えても大丈夫!一年先には自分さえも忘れている。
優秀の「優」、優雅の「優」、優しいの「優」、女優の「優」、等々。
出発だけでも、最上のプラス思考でいこう。
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高野山 2

2009-12-30 18:49:08 | 絵手紙
 前回の続きで、k氏の高野山水彩画を紹介する。

    
   金剛三昧院・多宝塔           秘宝館付近
 

           遍照院付近               壇上伽藍・金堂・根本中堂
  

 娘とHの3人で買い物に行く。お正月休みになるので、食料品を買う必要がある。
どこのスーパーも、車と人の多いこと。正月用品を大きな蜜柑箱に買い込んでいる。
国内の人口はあまり変わらないはずなのに(海外に行く人達がいるのでむしろ少なくなる)、
いつもより多くの買い物をし、どこのスーパーも大繁盛である。
正月には、通常よりも沢山食べるのだろうか?不思議な現象である。
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高野山

2009-12-29 20:48:36 | 絵手紙
 K氏の水彩画である。秋、高野山への旅で、描きためたものである。
まだ高野山への旅は経験していないので、道順が分からないので、絵の順序も分からない。
二回に渡って作品を紹介する。

       奥の院への道                 奥の院


       金剛峰寺山門


       金剛峰寺
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カメラオタク

2009-12-28 21:39:46 | 日常雑感
 Hの頭には、来る日も来る日も写真とレンズのことしかない。
試験の結果が良くなくてもあまり苦にならない。1月4日に手に入るカメラのレンズのことばかり。
そのレンズで、どこを撮影するかが大きな問題である。”宮島”か”常清滝”かで迷っている。
宿題を終わらなければ、アッシー君はしないと言ったので、終わらすだけの目的で宿題をしている。
機械的に手を動かし、頭の中は”望遠レンズ”のことばかり。一種の恋愛である。
頂いたお年玉も毎月のお小遣いも、せっせと貯め込んだお金を、全部放出してレンズを買うのである。
それでも金不足なので、ブーコさんが手伝うことにした。
ブーコさんのお金が飛んで行く!
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寄せ植え

2009-12-27 19:49:31 | 日常雑感
 殺風景な我が家も正月を迎える雰囲気が出た。娘が寄せ植えを頂いて来た。
3年物だそうである。鶴も亀もいる。蔓は千年、亀は万年の命と言われ、それにあやかりたいとの意である。
しかし、長生きばかりが良いのではなくて、生活の質が大事である。

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「月島慕情」

2009-12-26 19:05:00 | 
 浅田 次郎著 文芸春秋社   2009年11月
月島慕情、供物、雪鰻、インセクト、冬の星座、めぐりあい、シューシャインボーイの7編が収められた短編集である。
どの作品にも、情けのある現代においてはお目にかかれないような、いなせな人間が登場する。
作品中の男や女が現れたら、すぐに惚れてしまいそうである。
 「月島慕情」
 冒頭の書き出しは、「親から貰ったミノという名は、好きではなかった」である。
人買いがやって来て村の年端もいかない娘達を、連れて行く。ミノが家を出る時、父は野良仕事に出、母は蚕屋にこもったままであった。
東京に出て長い下働きの後、楼主から「生駒」と言う名をもらい、三十を過ぎても働いている。
ある晩楼主から、身請けの話がある。その男は、駒形一家の平松時次郎である。
ミノが憎からず思っていた男でもある。それも妾ではなく、おかみさんとのことなので、最高の玉の輿である。

笑いながらふとミノは、おのれのうちに年増女郎のしたたかさを感じた。
人の情けに涙することはないのに、おのれの強運は手放しで嬉しい。こらえようにも、
笑い声は反吐のように腹のそこからこみ上げた。とうとう思いもせぬ声が出た。
「ざまァみやがれってんだ!」………太夫の身を鎧っていた体面の殻が、ようやく割れたのだった


 時次郎に会いに月島に行こうと決めた。月島の時次郎の家のありかは知らないが、
人に訊ねれば、平松と言う珍しい苗字はすぐに分かるだろう。月島の商店街を歩いていると、肉屋の看板が見えた。
そこに幼い兄妹がいる。妹は泣いている。そのそばで兄は半ズボンの膝を抱えて座っている。
豚コマを5銭だけ売ってほしいのだが、秤にのらないので10銭以上でないと売らないとのことである。
ミノは兄妹の手を引いて、20銭分の肉を買う。兄妹は母親に叱られるからと困ってしまう。
ミノが一緒に言って話すことになり、案内をしてもらう。
子供を負ぶった母親に、子供たちが説明する。その声を聞きながら表札を見ると、
「平松時次郎」あの人の家だ。母親と子供たちは離縁されて、新潟に行かなければならないので、
子供たちに満足に食べさせることも出来ないと言う。ミノは震えながら、性悪の女は自分だと足元に唾を吐いて、露地を出る。

 ミノは、人買いの卯吉を呼び出して、宿替えを頼む。悪党は踏んできた悪事の数だけ賢いのだろう。
ミノの心が読めるのかと思わせる。時次郎は、ミノの身請けに2千円必要であったので、
ミノは2千円だけを卯吉から貰えばよいと思った。

「あたしね、この世にきれいごとなんてひとっつもないんだって、よくわかったの。
だったらあたしがそのきれいごとをこしらえるってのも、悪かないなって思ったのよ」
卯吉は老いた顔を首だけ振り向けて言った。
「ばかだな、おめえは」
「それぁ承知さ」
「ばかだが、いい女だぜ」

ミノは思った。自分にふさわしい幸せは、奈落の中の幸せだと。
時次郎と会えたことで、やっとこさ人間になれた。
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果物屋

2009-12-25 19:45:29 | 中国
 中国・昆山在住のY氏から送られた写真である。
トラックで運んできた物を、路上に並べて販売すと、ワックスをかけて磨くことも、
一個ずつ包装する事も必要でないので、手間が省け、単価が安くなる。
日本では路上に直接置く事はないし、又置く場所もない。

 

 稲を刈り取った後に、野菜の種を蒔いたものと思われる。
そろそろ収穫の時期である、これだけの広い田圃であるから、丁寧な仕事は出来ないが、
稲株が残った状態で野菜を作っても、収穫量は良くないであろう。 
我が地方でも手抜きをしながら、収穫を上げる工夫が必要である。
農家は更に高齢化し、人手不足である。

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心は小学生

2009-12-23 19:46:51 | 日常雑感
 新年になると、「新春のつどい」が催される。その時に出し物をしなければいけない。
本年の正月には、20名全員がヒョットコのお面をかぶって踊った。
俄仕立ての踊りである上に、お面を被っているので上手な人の真似をすることが出来なかった。
その結果、てんでばらばら・自己流の踊りになり大笑いとなった。
その失敗を生かして、来年の出し物は「花笠音頭」となったが、牛を虎が見送るとの趣向を入れることになる。
私の役は、加藤清正。槍と烏帽子兜と念仏である。それを厚紙で手作りする。
念仏は紙に赤字で、「南無妙法蓮華経」と書く。兜は厚紙を張り合わせる。
槍は踊り用の槍を借りる。どんな加藤清正が出来るのやら、チョッと心配!

 このような作業を十数人でワイワイガヤガヤすると、小学校の学芸会を思い出す。
先生を中心にして、山や木・草も厚紙を切って色を塗った覚えがある。
厚紙を円に切り、色を塗り、切れ目を入れて傘にする。チリシで作った花を付け、
音楽に合わせて踊りを習う。
なかなか音楽に合わない。歳を取ると、踊りを覚えた積りでも、体が思うように動かない。
覚えた積りが揃わない。「トライしています」で許してもらおう。
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欲しい物

2009-12-22 22:12:06 | 日常雑感
 コウゾウもミツマタも、紙の原料である。
我が地域にも、コウゾウがある。今は用無しになってしまったが、昔はコウゾウを蒸し、
皮を取ってその皮から手すき和紙を作っていた。障子紙等に使っていた。
これは農閑期の農家の副業であった。
ミツマタは上等な紙ができるので、紙幣などに使われていた。
ミツマタは蕾をつけている。春先に咲くのであろう。


 サンタさんにお願いする物が決まった。”魔法の水”をお願いすることにする。
欲張ったらすべてダメと言われると困るので、唯一つだけにする。
さっと頭に振りかけると、記録され忘れることが無いような魔法の水である。
覚えたくない時には振りかけない。しかし、振りかけることを忘れるのはどうしようもない。
本を読んでも、登場人物の名前ばかりか主人公の名前まで忘れる。年代はむちゃくちゃになる。
これらがしっかり頭に入っていると、読むスピードも違ってくるだろう。
サンタさんも苦労するだろうな。だから「サンタクロース」なのだ。
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錦帯橋

2009-12-21 20:52:36 | 写真
 錦帯橋の水も少なく、浅瀬は水面の上である。
寒さも緩みつつある。雪は少ない。このままだと来年も水不足に悩まされそうである。
両方良いことさらに無しであるが、雪が地下に浸み込み、
地下水が来年の田畑を潤してくれることを祈る。


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