司馬遼太郎原作 「菜の花の沖」がBSで放映された。
その中に近松門左衛門 「曽根崎心中」についての内容が入っていた。
学生時代を思い出しながら、あの文句を口ずさむ。あの人と交互に言い合った。
道行文は、リズムが良く夢見る高校生にはうってつけの文章であった。
この世のなごり 夜もなごり
死にに行く身をたとふれば あだしが原の 道の霜
一足づつに 消えていく 夢の夢こそ 哀れなれ
あれ数うれば ・・・・
今日も猛暑日。夕方雨足を数えることができる程、雨が降る。下の家の壁は夕日でギラギラ。
地面を流れるほど雨が降れば、少しは過ごしやすくなりそうであるが、予報ではそれは望めそうもない。
暑さにも負けず、花は咲き続ける。カンナの黄色の花も咲き、アメリカ芙蓉も大きな花を精一杯広げている。