琵琶湖の周囲を巡る旅行をしたのは、一昨年の秋であった。
琵琶湖周辺に散らばる歴史的な場所を、迂闊にもたいした知識もなしで歩いた。
信長、秀吉、家康の時代をもっと勉強していたら、違った目で見る事ができ、
知識に裏打ちされた歴史が身についたと思い、返す返すも残念である。
姉川、賤ガ岳等を、ゆっくり説明を聞きながら移動したのを、
勿体なく残念に思う。
今、遠藤周作著「女」上下を、読み返している。小説のような随筆のような文章である。
K氏の水彩画である。左からヒマワリ、くずの花、酔芙蓉、大金鶏菊(オオキンケイキク)である。
酔芙蓉は、真っ白の花で咲き、時間の経過とともに、ピンクから赤に変わって萎れていく。
「忸怩たる思い・・・」という言葉は死語であろうか?「恥ずかしい思い」も死語になりつつある。
「親しき仲にも礼儀あり」も死語である。家族であるからと言って、
言いたい放題、やりたい放題、遠慮の気持ちも露ほどもない場合は、人間関係を結べない。。
これでは家庭崩壊も当然である。それを我慢する親の場合は、何とか家庭の形を保っている。
今後さらにエスカレートする場合は、家庭が成り立たなくなる。
核家族化はその一端であろう。結婚したくない病が多いのも、その現れかもしれない。
78歳の老女は、口が達者で何事も自分の思うように進めようとする。
たいして害のない範囲内なら笑って許すが、程度を超えると、
彼女の属している会の人達からブーイングである。
今回のブーイングは大きかったので、老女はハブを釣って会に出席しなくなった。
会の資料を封書で送った。電話があって、「封を開けて書類を読み、そのまま置いていたら
書類を盗られてしまった。近所に、私を困らそうとして何でも盗む人がいるのよ。」
さらに「昨夜も全部部屋の鍵をかけて寝たのに、今朝は開いているの。」とのことである。
「気をつけてくださいね」と言って、書類を再度送ることを言って電話を切る。
クワバラ! クワバラ!触らぬ神にたたりなし。