高齢になると、身体のいたるところに老化現象が現れる。
それはゆっくりと進み、ある日気が付いたら、歩く速度が弱っていた、
と気が付くように、ゆっくりと進むものと思っていた。
しかし、食事の時、我が机の前に座っている老女は、老化の速度が周囲に分かるほど早い。
7月頃までは朝食時にも、時間通り部屋から出て机に座ることが出来ていた。
しかし、8月になってからは、時間通りに座ることは少なくなり、今週は一度も時間通り机に座ることはない。
歩行器を使っているが、足を交互に出して歩くことを忘れたようである。
「おはようございます」の挨拶も、意思表示を表す言葉もほとんど聞かれなくなった。
周囲との会話もないので、ますます孤立する。老化はさらに進行する。
もうすぐ寝たきりになるのではないだろうか!!