認知症講座

　９月１９日、Ｎ氏、Ｔ氏二人のお手伝いで稲刈りをした。

コンバインが入り易いようにと、数株だけノコ鎌で手刈りをした。使った鎌を意識しないで手放した。

気が付いて探したが見つからなかった。昨日トラクターで耕す時にも、気を付けていた。

見つからないまま、今日周囲の草刈りをしていたら、土の中から白く光る鎌が出てきた。

何度も探した場所であるのに、見付ける事が出来なかった。

いつも手から放す時には、意識し声に出して「ここに置くよ」と言うようにしていたのに、

忙しさに紛れて置き場を忘れてしまった。いくら後悔しても遅過ぎる。

これは老人性の物忘れであって、認知症ではないと言うことを今日習った。

昨年も、「認知症サポーター養成講座」なるものに参加した。

昨年とは講師が違うので、今年も参加した。今年の講師は、認知症を系統立てて説明したので、

原因と特徴を理解する事が出来た。

アルツハイマーとか血管性とかは、脳が直接障害され進行を遅らせる治療しかできないが、

間接的に脳が障害される認知症があり、早めの治療で治る認知症のある事を知った。

糖尿病等の内科的な病気、硬膜下血腫等の頭部の病気、薬の影響等である。

高齢者になると沢山の薬を飲む人があるが、特に注意が必要だとのことである。

皆、認知症にはなりたくないのであるが、講義を聞き気を付ける事が分かれば、

少しでも認知症発症を遅らせることができる。

彼岸花最盛期

　彼岸花の最盛期。Ｙ氏から送られた彼岸花の写真は、見応えがある。

　我が田圃の畔にも沢山咲いた。

秋の穫り入れ終了

　稲刈りを手伝って頂いたので、その手間返しをしなければと思っていた。

今日外出から帰ってみると刈り取られている。

幸い雨も降らず、生籾の乾燥を申し込んでいた所から、今なら出来るとの返事を頂いたので、

すぐに取り掛った。手伝ってくれる人もいたので、４時間位で終了したとのことである。

ラッキーである。今年の秋は終了！後はトラクターでの耕運が残っているが、そのうちに・・・

 

Ｙ氏から稲田の写真が送られてきた。

ウンカの被害にあっている写真は、ほとんど収穫は見込めない状態である。

茶色になって倒れている場所は、ウンカによって株元が腐り実っていない。

田圃全体に被害が拡がっている。

又稲が倒伏してしまった田圃である。一定の方向に倒れていないので、刈り取りに苦労する。

倒れ過ぎているので、コンバインが拾って刈り取るかどうか不安。

ところどころ茶色に変色しているのは、もしかしてウンカの被害かも・・・・。

老人演芸会

　町内にある各老人会が、それぞれ演芸を出し合って、情報交換しようとの試みである。

我が地区の老人会は、合唱、「それゆけカープ」に乗せててリズム体操、「炭鉱節」の踊りを披露する。

出し物で一番多かったのは、カラオケである。

音楽もマイクも音量いっぱいまで出し、がなり立てている感がする。

思わず耳を押さえたくなる。頭も肩も痛くなる。優しく奏でるように歌うのなら聞きたいと思うが、

頭にびんびん響き、思わず耳を押さえたくなる。「味噌が腐る」との諺もある。

昼寝もできないし、重労働の感がする。

おでん

　昨日、大判振る舞いをし残り物で夕食を食べた。

２人前がやっと残っていたぐらいで、お鍋も全部洗って整理した。

今夜は独りであるが、残り物は何一つない。困ったなー！！

料理をするのは面倒である。しかし、何かを食べないといけない。

冷凍室には色々と入っているが、それを解凍して料理をするのは昔の仕事。

更に冷蔵庫を探していたら、料理済みのおでんの買い置きが見つかる。

手っ取り早く温めて食べ始める。小さな大根、卵、ちくわ、ごぼうてん、小さなこぶが入っていた。

憐れな夕食である。明日、娘がいるので、美味しい夕食が準備されることであろう。

いくら貧しい夕食であっても、何を食べたかと訊かないのでばれる事はない。

テッセン（クレマティス）の花盛りである。

老人演芸会

　町にある各老人会から出し物を考え、公民館の舞台を借りて演芸会をする。

我が属する老人会も３種類の芸を出すことになる。

今日午前中は、衣装まで付けてその練習をする。

２５人位で歌の合唱。法被やお面を付けて、”炭鉱節”を踊る。

若い（７０歳前後）女性６人のリズム体操。

恒例の百歳体操も忘れて、繰り返し演芸会の出し物に取り組んだ。

本番は９月２７日午後１時からである。

自分は口パクだから、たいして役には立たない。

台風一過

　大型の強い台風１７号は、九州の西から日本海に抜け、温帯低気圧になって北日本に逃げる。

強風は吹いたが、雨量が少なかったので、オオゴトもなく一安心。

今日午後には、コンバインを田圃に入れている人もいた。

田圃には水が溜まっていなかったのであろう。晴れ間が出たら、明日から農作業をするが出来る。

朝夕は涼しくなったと感じていたが、昼間の気温も２０度台に下がった。今日は秋分の日である。

”暑さ寒さも、彼岸まで”との言葉もあるように。今からは日ごとに寒くなる。

ススキも急に伸びて、秋の訪れを感じる。

今年こそ秋をしっかり味わいたいと思う。今年の紅葉はどうであろうか？

「ひとり日和」

　図書館には、大活字コーナーが在る。22ポイントの字であるから、楽に読める。

しかし、蔵書は限られている。芥川賞受賞作　青山七重著　「ひとり日和」を借りた。

上下２冊になっているが、大きい字なので１日で読み終えてしまった。

２０歳の知寿が、７１歳の吟子さんの家に居候し、１年後自立するまでのお話である。

知寿と吟子さんの会話は淡白であるが、考えたこともないような内容が出る。

 

吟子さんの叶わぬ恋の思い出。

（吟子）　「・・・あの時は泣いたねえ、世の中が憎くて、一生分の悲しみを使い果たしが気がするねえ。」

（知寿）　「一生分の憎しみってどんなの」

（吟子）　「もう、わたしはなあも憎くないね」

　　・・・・

（知寿）　「あたし、今のうちに、むなしさを使い切りたい。老人になった時にむなしくならないように」

（吟子）　「知寿ちゃん、若いうちにそんなの使い切ったらだめよ。楽しいのばっかりとっておいたら、

　　　　　　歳とった時、死ぬのがいやになるよ」

私はまだ、何かを心から悲しんだり憎んだりすることがない。

だから、悲しみや憎しみがどんな思い出になるのかもよくわかっていない。・・・

 

作者も若いので、文章が淡白で、発想が面白く一気に読む。

 

　

手の黒さ

　「手が黒いですねー！どうされたのですか？」と若い女性に訊ねられる。

「コンバインの運転をしたので、太陽に焼かれたの。」と答える。

お婆ちゃんがコンバインを使うと言ったので、不審に思った様子。

「機械を使うのは男の仕事ではないのですか？」ときた。

そこで黙れば可愛いお婆ちゃんに成れるのに、黙っとれんのが性分。

「それは、機械を使うのに力がいる時代のことであって、

現在は軽くて使いやすく力を必要としない時代になっているので、体力が無くても使えるの。

機械の周辺で小回りをするのがしんどい仕事です。男性は楽な機械を使うことを手放したくないので、

機械は男性が使う物と言う概念を植え付けているのです。」と言ってしまった。

先日Ｎ氏から、「自信過剰で、歳なんか関係ないと言う態度だから困った人ですよ。俺もそうだけど。」

と言われたばかりなのに、反省の色なし。

自信過剰になって、無茶をしてはいけないと思う。じっくり考えながら仕事を進めたい。

しかし、自信過剰ぐらいでないと仕事がはかどらない。

明日は、台風１７号が日本海を通過するので、雨・風共に強くなるとのこと予報。

何事もなく通過して欲しい。

 

一転して雨

　稲刈りが終了していて、感謝である。雨は夜からとの予報であったのに、昼から落ち始める。

運が良かったとしか言いようがない。素直に感謝。いつ運に見放される分からない。

昨夜は稲刈りが終わり、至福の夜になる予定であったが、疲れも出るし、足や手・身体全体が痛く、

頭も興奮状態で、寝付かれず１～２時間ウトウトしただけである。

今夜は防災についての話がある。聴きに行かなければと思っていたが、

暗い夜道を雨と寒さが追い打ちをかけるので、中止。

前線と台風１７号で、３連休は雨マーク。家で何もしないでゴロゴロ・ウトウトのだらしない生活を楽しもう。

 

田圃の畔に鮮やかな彼岸花が咲いていた。