今日は、この施設も日曜日である。行事は全て休み。
入所者への食事だけがある。介護士は朝から大忙し！自分の見たいTVがあるのは、日曜日に集中する。
以前は、仕事の合間に時間を盗むようにして見るTVが、楽しみであった。
やはりTVは、時間を盗んで見るのが楽しい。正面切ってTVを見るのは、面白味に欠ける。
１２時から、関口宏の「これからどうなる」。これからの農業はどうなるかとの問題であった。
１７時３０分からの「笑点」は、夕食時と重なる。夕食を早く片付けて、後半を見ることにする。
１８時からと２０時からは、「光る君へ」である。これはゆっくり観ることが出来る。
向かいの家の庭には、アジサイ等の花が咲いている。
写真に収めたいと思っても、１階に降りることも、外に出かけることも出来ない。
階段もエレベーターも、禁止。方向音痴の人達も多いので、独りで外出すると、帰宅できない人がいる可能性がある。
籠の鳥である。いつの日にか、自由に羽ばたける日を夢見て・・・・・・。
商業施設・蔦屋書店に、娘に連れられて行く。
入所施設の許可を取り、本日の昼食をキャンセルしてからである。思い付きでは何事も出来ない。
久し振りの本屋さん！！ 以前は古本屋回りをしたこともあるが、今日は新しい本を購入。
購入本は２冊。岡本梨奈著 「紫式部日記」、藤原正彦著 「美しい日本の言霊」である。
大河ドラマ 「光る君へ」を見る時にも参考になる。
「紫式部日記」の副題に、”才女か？腹黒女か？とあるので更に読みたくなる。
才女であることは本当であろうが、腹黒女でもあると思っている。
腹黒女だから、面白いドラマになっている。素直なだけの人間では面白味がない。腹黒人間は大歓迎！
しかし、現在の様に自己中で、人を誤魔化し自分だけ太った人間は、魅力が無い。
自分の腹黒さをしっかり自覚し、それを隠し通して素直な人間のように振る舞える人は、楽しい。
藤原氏の本・日本の言霊には、目次に我々が歌った童謡や、懐かしい歌謡曲の歌詞が載っていたので、
パラパラとめくってすぐに購入した。
今は、「紫式部日記」から読み始めている。このままでは、１週間も読み続けそうにない。
昨夜の夕日は、真っ赤で美しかった。我が住んでいる部屋は、西向きである。
団地の高い場所に建てられているので、西の山々が低く見える。
雲の多い夕方なので、我が家では見ることのできない真っ赤な夕焼けであった。
旅の空では眺めたことがあるが、我が家からは見ることが出来ない景色である。
写真を撮りたいと思っても、１歩も外に出ることが出来ない囚われの身であるから、心の中に納めるしかない。
天風禄の話である。先日、「拙速」という言葉が出た。時間がたっぷりあるので、インターネットで調べた。
拙速（せっそく）の意味は、「出来は良くないが、仕事が早い事である」との意味。
その反対語は、「巧遅」とのことである。
「拙遅」との言葉はあるのであろうか？ 出来上がりも拙く、仕事も遅いと言うことになるのか？
又、「巧速」との言葉はあるのか？ これの出来る人は名人であろう。
結局、「拙遅」・「巧速」の熟語は見当たらなかった。
ケアマネージャーから、何か趣味を見つけて、取り組んでくださいとのことなので、
中国新聞の「天風禄」を毎日写すことにした。
今日で２日目であるが、１日分を１回に作業することは出来ない。
右手が痛くなるので、休憩を入れて、又書き写している。
今回気が付いたことは、天風禄を読むことは出来るが、書き写すのには漢字を忘れているので、困ってしまう。
小学校で習ったような漢字も、書くことが出来ない。パソコンばかり使っている悪影響であろう。
心を入れ替えて、改めて勉強しようと思う。
漢字を忘れている事にはビックリである。「癒し」との言葉は、読めても書けない。
パソコンのワードを立ち上げて、「いやし」と打ち変換する。
「癒し」を出してポイントを３０ぐらいにして、しっかり見て、我がノートに写す。
漢字をほとんど忘れている事にも、気が付かずに今日まで生活していた。
３週間近く、指を使って字を書くことをしていない。
漢字ばかりではなく、ひらかな・カタカナもしっかり書けない。元々上手な字ではない。
その上更によろけた字になってしまい、このままでは実社会に復帰できそうにない。
今日から、中国新聞の天風録を写す作業をし、文字を書くことを慣らそうと思う。
いつもパソコンを打ち、変換をしているので、頭の中は空っぽである。
ボールペンを持つ手が、震えるようでは困る。
今日はデイサービスの日。９時３０分～１６時３０分までを、体操やゲーム等をして過ごす。
当番の介護士が、体操・歌・トーク等をする。今日は、ガウディが生まれた日との事で、その話をする。
”わしのほうがよく知っているよ”と心の中で思う。更に、高齢者免許更新時の認知症テストについての話が出る。
”その件に付いても経験者だよ”と、思ってしまう。
とにかく口を謹んで、可愛い年寄りに変身しよう。
東京は日本の首都である。そして世界の東京にすると、都知事は意気込んでいる。
その都知事選の火ぶたが、切って落とされた。５６人が立候補したとのことである。
ダメ元での立候補か、知名度を得るための立候補か？
立候補者のポスターを張る場所が不足し、急遽工夫されたとニュースで知った。
その掲示板に、立候補者に関係ないポスターが張られたとのことである。
ほんまかいなー！！これが、日本の首都で起こっている選挙戦であろうか！！！
この傾向が、全国に波及するのであろうか？？？ 日本全国に広がったら、この国はどうなるのであろうか？
アナ オソロシヤ オソロシヤ！
この思いを朝食時に、若い男性介護士にぶっつけてみた。
何の反応もなかった。どのような考えを持っているのか、若者の意見が知りたかった。
９時３０分から、訪問看護師の訪問日である。現在の状態を把握するために、３０分間の訪問である。
邪魔をしないように、少しだけお喋りをした。元気になって家に帰らなければ、口の腐りは収まらない。
入所した介護施設は、１日の予定、１週間の予定が決まっている。
朝・昼・夜の食事時間は勿論、リハビリーの時間・デイサービスの出発・帰宅時間等である。
土曜日は見たいTVがあっても、自由はきかない。
当然のことであるが、自由気ままに過ごした自分には、鬱陶しい限りである。
昨日は、デイサービスに初めて顔を出した。初出勤である。
挨拶をしても、ほとんど返事無し。無視されたような冷たい視線。
午前中はお風呂。何日ぶりかの垢落とし。湯船に浸かることは恐ろしい。
足湯をして、シャーワーで流すだけ。介護するのは中年の男性である。
いくら婆でも、ちょいと困ったな―！！・・・・・・。
その間、各自好きなことをして時間を過ごす。塗り絵・パズル・碁・将棋・カラオケ等々。
昼食後は、椅子に座っての体操・指導者のトーク・青い山脈の合唱・コーヒータイム等々で１６時３０分、部屋に帰宅。
初めての事ばかり、知らない人ばかりなので、疲れた１日であった。
パソコンを打つのは右手の運動に良いであろうと言われたが、結構疲れる。
右手の血行は悪いようで、左手よりは冷たい。運動をしながら、血行を良くすることを考えよう。
裏山の砂防壁は、2ｍの高さがある。
梅雨に備えて、砂防壁上の溝掃除と、溝横の草取りをしていた。
６月２日（日）１７時過ぎになったので、「笑点」を見るために終了。
何を急いだのか、ふらついて、2ｍの砂防壁から落ちた。意識は失わなかった。
どの様にして、靴や服を脱いだのか記憶にない。とにかくベッドに入った。
打身だけであったら、明朝には何とかなるだろうと考え、横になる。同居人は夜勤。
３日朝まで頑張ったが、痛みは弱くならない。早朝５時、N氏ご夫妻に電話をして、救急車を呼んで頂く。
足や手は動く。深呼吸をすると、右胸が痛む。右肩から腰にかけても、痛い。生まれて初めて経験する痛さ。
病院で沢山の検査を受けて、肩甲骨等が折れて、右肺にも傷があることが判明。
骨折は、自然治癒力を待つしかないとのことである。
痛み止めをどんどん使っても、薄皮をはぐようにしか痛みは収まらない。
２週間ばかり人間らしからぬ生活をし、やっと歩けるように回復し、６月１９日に介護施設に入所出来た。
つづきは明日に・・・・。
最近は、鉢植えの花々を、どこかにお嫁入りさせようと思う。
挿し芽をしたり、株分けをしたりして、沢山増やしている。
私が、浄土に行った後のことを考える。
水も貰えない状態で、死を待つ花達の事を考えると、何とか生きる道を考えるのが、自分の務めである。
ガーベラ、フラミンゴ・プランツ、ベゴニア、ホタルブクロ、アジサイ等が、お嫁に行った。
まだまだたくさん残っている。お嫁に出すと言っても、自分の家に残さないで他家に嫁ぐのではない。
しっかり我が家には残っているのであるから、鉢数は減少しない。
また、西村ジョイとか、コメディ等の量販店に行くと、可愛らしく美しい花々が、こちらを見ている。
とにかく、新しい花を購入しないように、気を付けなければ・・・・・。
今年、新しく仲間入りしたペチュニアである。いつまでも、元気で美しい花々を咲かせている。
