夏の雲は入道雲と決まっているが、秋の雲は一定ではない。
ころころと変化するから、面白いとも言える。
高くて青い空に、ウロコ雲の隣に流れるような雲を見た。美しいと思う。
衆議院解散に伴い、総選挙が行われるが、新しい「希望の党」が急に湧いて出た。
従来から存在した民進党が、この新しい党と・・・・。
しかし、何がどのようになっているのか理解できない。このまま選挙に持ち込むと、
解らないまま無責任に投票するか、それとも棄権するのかどうしたらよいのだろうか!!
拉致問題に取り組んでいた中山恭子氏は、77歳で今回は「希望の党」から立候補するらしい。
女性にも立派な人がいるのだと憧れの目を向けていた。後進に道を譲る時ではないのか!
健康は大事である。しかし、いつも健康のことばかりを考えているのは、寂しい。
健康は片手間に考えるのがよい。いつか必ず失うのが”健康”である。
必ず得る物は、”死”である。その準備をすることを、”終活”と呼んでいる。
娘は、一月の半分はジムに通って筋力トレーニングをしている。
それなのに休日の自由時間は、寝転がってテレビを見ている。
草取りにも関心がなく、犬の散歩にも興味を示さない。狭い意味の健康だけ考えている。
冷暖房にある場所で仕事をし、通勤も自家用車、筋トレも部屋の中。
夏は暑く冬は寒い所で農作業をすると、寒暖にも強くなり耐久力も鍛えられると思うのだが・・・。
本を読んでいたら、「いまより後のことは、神の領分」との言葉を見つけた。
素直にそれを認めたら、気分が楽になることであろう。
70歳以上の者7人が集まり、野外バーベキューをした。
秋晴れの気持ちのよい日で、バーベキュー日和である。
7人中5人は、マンションか団地住まいである。
アルコールが入り大声で騒いでも、誰からも干渉されない田舎の家である。
天高く青く空気が美味しく、最高の場所だと人は言う。最高の贅沢だとも言う。
夜は月や星が綺麗に見えるだろうと言われても、本気で眺めた事はない。
70数年同じところに棲んでいると、珍しいとも素晴らしいとも考えたことはない。
中秋の名月を眺めながら、お酒を酌み交わしたら最高であろうと言う。
寒いのに一度もそのような風流な事は、考えたことはない。
「隣の芝生は青い」との諺があるが、無い物ねだりであろうか!
”暑さ寒さも彼岸まで”との言葉がある。”残暑”の言葉も今日で終わりである。
明日からは、いくら気温が上がっても”暑い”だけである。
彼岸の中日は、お墓参りの日でもある。今日は珍しい人が訪ね来て頂いた。
16~17年前になる。恩師のご親戚の方として、付き合いがあった。
娘さんの運転で、ご夫婦が来られ懐かしく懐かしく昔話をした。
奥さんの顔を見て、どなたかを思い出した。
ご主人は88歳とのことで、当時のかくしゃくとした面影は消えている。
「あんたも歳を取ったのー!」と言われるので、当然だと思う。
当時と変わらないのは、お化けである。歳に似合ったように、シミ・シワ・白髪となる。
またの約束をして、お別れした。
積もる話もあるが、墓場まで持って行かなければいけない話もある。
公民館に行くと、知人が独りでパソコンをしてる。
「お元気ですか」と話しかけると、お喋りが始まった。
昔は水泳選手で、オリンピックに出場時代もあったとの身体を鍛えた人であるが、
現在71歳で独り暮らしで、癌の手術をしておられる事もあり、
“終活”をしなければいけないのだが・・・との考えを吐露される。
夜目覚め、今後のことを考えると眠れなくなるとのことである。自分と同じような人がいるのだ。
何事もなく穏やかな日々を過ごしているように見える人も、「でんでんむしの悲しみ」を持っているのだ。
甲羅の中には、内容こそ違え、苦しみ悲しみがいっぱい詰まっているのである。
例外はなさそうである。
家族と思っている犬や子猫の元気がイマイチの場合は、自分も何となく憂鬱で、
何事にも取り組もうとする気分が出てこない。
彼岸花が満開に近付いた。Y氏からの写真には、白彼岸花が写っている。
我が地域では、野生の白は見かけない。もしあったら掘って持ち帰るであろう。
磁気治療の体験会が、残り少なくなった。どのような効果があったかは解らない。
担当者は、肌の色が明るくなったとか、歩き方がよくなったとか言っている。
また血流を測定して、毛細血管の血流が早くなったとも言ったいる。
この磁気治療器は、数十万円~百万ぐらいまである。
眼に見えるような効果があっても、いずれは死しかないのである。
血管を掃除して若返っても、所詮一時のものである。必ず終焉は訪れる。
購入する気がないと気付いたのであろう。途端に扱いがぞんざいになり、
治療終了後どうなっても責任は持てないからと、脅しのとうな言葉まで言う。
どのような人に対しても同じようににこやかに接したら、人間の株が上がるのに!!!