団地を受け持っている民生委員と話した。
ゴミステーションまで行くのが難しくなった老女から、SOSが入った。
ゴミの日に、ゴミ出しをして欲しいのだけど、どうすればよいだろうかとのことである。
中学校の近くなので、中学生に呼び掛けて見ようと思い、学校に行き校長先生に会った。
すると、該当地区の生徒に声かけをすると、5人が手を上げボランティアを希望した。
2人組になって、順番にゴミ捨てをすることを頼んだ。
生徒たちは喜んでボランティアをし、老女も感謝していた。
そのことを民生委員会で報告すると、意外な反響があったとガックリしていた。
まず、親権者の了承を得ていないのはおかしいとの意見。
次に、ボランティアに頼むのではなくて、地域包括センターに報告して、
ヘルパーを送り込むべきだとの意見。
「自助、共助」をしてから、どうにもならない時に「公助」になるのではないだろうか?
若者にも、ボランティアの喜びを知らせる必要がある。
良いことは、皆に分けて体験する事が必要である。
講演会 題は「”幸せ色”活用講座」である。
色の持っているイメージを生かして、心・体・暮らしにうるおいを持たすように工夫する。
色の違いは波長の違いによるものであるが、目から脳に伝わる時には、沢山のメッセージを持つ。
各自の好きな色を調べると、その色の持つメッセージと良く似ている場合が多い。
例えば
赤は、エネルギッシュで、行動力・決断力がある。飛び出しそうで距離を短く感じさせる。
青は、真面目で冷静、礼儀を重んじ、人の話をじっくり聞く誠実な人。空間に奥行きを感じさせる。
黄は、企画等が好き、好奇心旺盛で楽しい自由人。トランプ氏は、赤・黄が好きかな!
緑は、穏やかで安定志向、サービス精神旺盛で癒し系タイプ。ノーが言い難いタイプ。
ピンクは、優しく愛情深く、こまやかな気配りが出来るタイプ。アマちゃんで他人に頼ることがあるかも。
紫は、直感力が冴え、独特の世界観を持つアーティストタイプ。夢みる夢子ちゃんタイプかも。
色の持つ固有の雰囲気があるので、その日の気分に合わせて、着る服・持ち物を選ぶことも必要である。
冷静にならなければいけない日であると、心で青をイメージして出かけるとの工夫もある。
優しくなりたいと思う時には、ピンクをイメージして、ピンクを吸い込むように深呼吸をするのも効果がある。
色をイメージする事によって、心の持ち方が変わる可能性がある。
Iさん、Hさん共に85歳過ぎの老女である。二人の畑はいつも青々として生きている。
彼女達の畑は生きているけど、私の畑は弱々しく生気が不足している。
その元気印の二人が、1月初めから調子を崩している。
Iさんは風邪が長引き、いまだに寝たり起きたりである。
Hさんは、お宮の石段で転び肋骨にひびが入ってから、寝たり起きたりである。
春になり早く元気になって欲しい。自分も気分がすぐれず、鬱々としている。
両人とも小食であるから、体力の付きも良くない。
Iさんは、何事もする意欲がわかないし、TVも見たくない。寝たり起きたりしているので、
筋力は衰えるばかりだと言っている。自分も寒いと外出もしたくないし、TVも観ない。
これが高齢になったと言うことであろうか?
好きな者・物は色々あるが、嫌いな物もある。
携帯電話が好きになれない。便利な物なので使わないわけではない。
特にCメールと称して無理やり入ってくる。
しかも長い文章なので、3通ぐらいまで分断されている。
我がガラケイは、十数年前に娘に無理やり持たされた物である。
半年に一度ぐらいの急スピードで進化しているこの世界である。
機能・容量全ての点に置いて「ガラケイ」の貫録を持っている。
自分の都合だけで使うことを夢見てガラケイを持っているが、周囲はそれを許してくれない。
ハンドバックの中で、ブルブルっと振動すると、自分もブルッとする。
携帯を取り出そうとするが、焦ってなかなか取りだせない。そのうちに切れてしまう。
折り返し連絡するが、今度は相手が話し中!
すぐに相手に連絡を取ることが出来るので、時間の無駄を省けるが、
ゆっくり優雅に待ち合わせることは出来なくなった。
以前の待ち合わせ場所は、必ず本屋にした。
いくら時間がずれても、有効に時間を使っていた。
快晴の一日。畑の雪中から顔を出しているのは、蕗の薹である。
春の訪れも間近であろう。夕暮れの時間も少しずつ遅くなっている。
雪も解け始 めたので、今日は参加者15名で湯来温泉に行く。
高齢女性は、漬物が得意であるからお互いの手の内を披露する事になった。
現在使っているレシピを紹介し、意見を出し合うことにする。
Kさんの漬けた「大根の酢漬け」の現物を試食し、美味しかったら購入する。
約15Kgの大根酢漬を、100円~150円の値札を付けた個袋に用意した。
ふたを開けた途端に、完売した。2月にも漬け物販売の日を作って欲しいとの要望があった。
会議が終わると、料理が出、ビールになり、カラオケやゲームとなる。
カラオケが始まると、あの人もこの人もマイクを握る。
何処で練習するのか知らないが、皆さん上手である。自分はゆっくり温泉につかりたいので、
そっと会場を抜けて湯船につかる。
10日間ぐらい雪の日が続く。
今日も粉雪が舞いながら、太陽が出ている。寒い寒い一日にである。
太陽熱で、降ったばかりの路面の雪は消える。
しかし屋根から落ちた雪や、日陰の雪は根雪のように固まって融ける気配はない。
長らくご無沙汰していたIさんちに行くと、風邪で床に伏せっているとのことで、会えなかった。
85歳である。風邪などで体力が落ちると、隠れていた病気が顔を出す。
風邪が恐ろしいのではなくて、顔を出す病気が恐ろしいのである。
体力が弱るのを待ち構えているものが、我が身体にも潜んでいる。
いつまで押さえつけることが出来るかが勝負である。
松方氏もついに亡くなられた。我々と共に大人になり、映画やTVで会ってお馴染になっていた。
一方的に憧れたりした人達が、遅疑地祇に黄泉の世界に旅立つ。
順番が回ってきつつある。
近郊では、一番高い山と言われる白木山を、狩留家方面から撮った。
自分を中心にして、バームクーヘンのように外側に外側に円を作ると、
早いスピードで変化する世の中が分かる。外側の変化が大きい。
怒鳴る・トランプ大統領の就任式は遠いアメリカの出来ごとであるが、
世界中の国々を巻き込んで、大きな変化を始めつつある。
日本にも影響があり、そのうち自分の所にも届くであろう。
違う変化もある。交際する人達も自分と同じように年々高齢化する。
若い時の変化より、高齢化する時の変化が大きい。
姿勢が崩れて猫背になる。歩幅が小さくゆっくりになる。
博識で楽しい話をしていた人が、無口になる。
お酒を飲んでも、呂律が回らなくなったり、簡単に眠ったりするようになる。
1カ月に一度ぐらいな割合で会っていると、変化がよくわかる。
そのような変化を見ていると、歳を取りたくないなーと思う。