パソコンを開けると、メールが届いている。気に掛けていたことが、現実となる。
A氏は、4年間、机を並べた人物の一人である。癌であると言いながら、いたって元気であった。
2月末に、「残り6ヶ月である」との余命宣告を受けたと言っていた。
その時、「医師は、神や仏ではないのだから、人の命なんてわかるわけがない。」と、
本気で思っていた。しかし、心のどこかには、不安が残っていた。
8月になってからは、まさか??と一抹の不安があった。
10月に開く予定の同期会にも、欠席との返事であった。
今朝は、A氏死去の知らせである。彼の冥福を祈るだけである。いまさら何を言っても、すべて終わりである。
歯が抜け落ちるように、欠けていく、10月10日に会える人達は9人か?
会える時に会い、お喋りをしよう。食べたい物は 食べておこう。
「散る桜 残る桜も 散る桜」 残った桜として、散った桜の冥福を祈ろう。
そちらに行ったら、同期会をしようね。