書棚を整理していたら、分厚いノートが3冊も出た。数十年も昔のノートである。
曽野綾子氏の文章の写しが少しだけ書いてあるノートと、
田辺聖子氏の文章の写しが書いてあるノートである。
ほんの少しだけしか使っていない。今からノートを続けようと思い、手元に置くことにする。
このノートが完成するまでは、生きていようかと考えたが気が遠くなるような量である。
目標は高くても良い。今夜から心に残った文章を書きとめる。
気張らず、楽しみながら、好きな文章を書き写す。
どなたの本からでも、聖書からでも、お経本からでも遠慮することはない。
誰に見せるノートでもない。自分と一緒に灰にするノートである。
明日は、妙国寺において、,新屋まりさんの歌を収録する日である。
YouTubeに載せるとのことであるが、自分にはあまり解っていない。
Hの君がいたら、興味津々であろうが・・・・。
「宗教歌・生かされて」などを歌うのであろう。
go to eat キャンペーンに応募する。11月末の食事会に、少しでも助かればとの思いである。
2冊申し込む。20,000円分である。
最近は、性別を書く場合にも「男性・女性・その他」と訊ねる。
高齢者の自分には違和感があり、思わず笑ってしまう。
今回のキャンペーン応募覧にも、「その他」を書く欄が設けられている。
同性婚も認められる時代であるから、意識を変えなければいけない。
今夜は、十三夜の月である。
十三夜の月を見たら、十五夜の月も見なければいけないと言われていた。
子供の頃、一方の月だけを見ると、災いが起きるとの言い伝えがあった。
子供の頃は半分本気にしていたが、この歳になると何事も恐ろしい物はない。
いつも「もうすぐ死ぬんだから」の気分である。
玄関先に置いてある正月飾りの南天が、真っ赤に紅葉した。
南天の実も熟れつつある。
鏡に映る姿を見ると、大昔に賞味期限は切れている。
仕事はトロトロながら出来るので、消費期限は残っているらしい。
同居人が脚立と高枝バサミを使い、「高い枝に生っている柿を取るよ」と言う。
間違って柿が落ちたら傷がついてしまうので、落ちてくる柿を受け止めようと足を踏ん張った。
すると、足がふらつく。バランス感覚が崩れてしまって、平地でもバランスを取ることが出来ない。
脚立に登って柿を取ることは無理である。いつの間にかふらつきが出てしまった。
80歳後半に女性が、グループの会計をしている。長期間、会計係をしている。
最近は、皆の会話が聞え難くなりつつある。今回の会計で、1000円不足である。
若い会員が何とか誤魔化して(1000円出して)帳尻を合わせた。
身体・頭の回転・視力・聴力等も、年々低下している。
低下のカーブは各自で違うであろうが、低下していることは確かである。
他の人々のお世話が出来なくなるのは寂しいが、公的な仕事には消費期限があることを認識しなければいけない
自立している期間に、ほんのわずか他の人の力になれるのなら、それで最高!!
26日付けの中国新聞「洗心」欄の記事。
尾道市にお住いの100歳の石井さんの記事が目に留まる。
独り暮らしをしながら、活き活きと暮らされている様子である。
畠の草取りをしたり・柏餅を作ったり・吊るし柿を作ったり・日記を付けたりと、
活動的に暮らす。さらに仏や祖先の人達への感謝も忘れない。
身体も心も頭も、鍬のように使い続ければ錆びることはない。
モットーは、「錆びない鍬でありたい」とのことである。
易きに流されている自分のことを顧みて、情けなく寂しくなる。
彼女のように、自立した生活をすることが出来るのなら、
100歳まで生きるのも悪くないなー・・・。
隙あらば怠けたいと思っているようでは、頭も体も錆び付いて動かなくなることであろう。
ハコちゃんちに庭にボタンが2輪咲いた。寒牡丹であろうか?
時期を間違えて咲いたのであろうか?
今日、ギンナンを頂いた。老人会ではお話をするけれども、
農作業のお手伝いも、畑で作ったものを食べていただいたこともない。
稲刈り等の農作業が終了した時には、「お疲れ様!お互いに休養も取りましょうね」とは言う。
自分より数歳年上のご夫婦なので、あの方たちが頑張っておられるのなら、自分もと思うことはある。
その方からギンナンを頂いて、涙が出るほど嬉しかった。ギンナンが欲しかったのではない。
その気持ちが嬉しかった。わざわざ歩いて持って来て頂いたことも感激である。
また午後は、「そこまで言って委員会」を見始めた途端に、O氏がシニアカーに乗って来る。
太陽の当たる暖かい所で、1時間ばかりお喋りをして帰る。
二度と来ることが出来ないかもと思いながら、愚痴を聞く。
夕方は、同級生の女性がピーマンを沢山持ってくる。散歩の途中とのことである。
1日中人の出入りの多い日であった。
竹内孝仁著 ボケの8割は「水・便・メシ・運動」で治る と題する本を読む。
同居人がインターネットで購入したので、ちょっとお先に拝読!
興味があったのは、自分が認知症にならないための心得である。参考になる内容が多々ある。
まず、物忘れを認知症の入り口ではないかと不安に思い過ぎないこととある。
認知症になるのではないかと言うストレスを抱え込まないこと、とある。
認知症にならないようにと、「脳トレ」ゲームをすることは意味がないと書かれてある。
高齢者は、次の4項目を実行することが、認知症予防の柱である。
1、1日1500㏄の水分補給
2、便秘の解消
3、肥満にならない、痩せすぎない食生活
4、適度な運動
更に3つ以上の趣味を持つと認知症予防となる。
外に出て人と会話したり仲間と趣味を楽しんだり、買い物をしたりして、
社会との関わりを持っておくほうが、認知機能低下を防ぐには効果がある。