近所の97歳の老女が亡くなり、今夜が通夜、明日が葬儀である。
これらの打ち合わせをするため、に講中の人達が集まった。
日曜日なのにほとんどが老人である。
耳のほとんど聞こえない人、夫の介護で本人も認知症になりつつある老女、
老母を介護している障害者等である。
かき集めて帳場に座る人だけは確保できた。
認知症になりつつある老女と通夜に行く。「物忘れ外来」での診療を受けると、
少しだけ認知症を遅らせる事が出来るかもしれないが、
週に2~3回も訪ねてくる息子や娘達も気が付いていることであろう。
その子供たちに言うのも気が引けるし、難しい。
バスの中で隣に座り相手をした。
説明してもすぐに忘れたり、同じことでも時々内容が変化し、どちらを信用すべきか迷う。
一生懸命聞けば聞くほど疲れる。家に付いた時には胃までしくしくし始めた。
認知症にはなりたくないとつくづく思う。何もなりたくてなるわけではないが・・・・。