デイサービスの日。折り紙・工作・塗り絵等々の作業をする人が多い。
自分は手先の作業は好きでない。だから不器用である。
自由時間には、本を読んだり・自転車漕ぎをしたり・興味のあるTV番組を調べそれを見たり、自分のしたい事をしている。
職員さんが、「紙で昆虫などを作って、それを樹の幹に貼り付けたいので、力を貸して欲しい」と。
茶色の箱を持って来て、「これを適当に切って、木の幹らしきものを適当に作って欲しい。」
樹の幹らしいものを作る自信がなかったので、「基礎力のない人間は、何でも適当に作ることは無理です。」
ときっぱり断った。横着なと思われるかもしれないが、基礎力があって初めて適当に仕事が出来るのである。
華道・茶道・歌道等を考えても、基礎があって初めて”適当に”が通用する。
『適当に』の使い方を知らないのであろうか?『適当に』は一番難しい言葉である。
台風10号が、迷走しながら、中国地方に近付いている。
一体どこを通る積りであろうかと、毎日ヒヤヒヤしながら進路を見ている。
どうか大事(オオゴト)にならない様にと、神や仏に祈るのみである。