~四郎峠から専念寺(せんねんじ)まで~
「前回は、十郎原(じゅうろうばら)から四郎峠を紹介したんじゃけど…」
「今日は、四郎峠から専念寺まで」
「四郎峠を越えて下り坂になる」
「眺めがええね」
「正面に見えるのは、四季が丘(しきがおか)じゃの」
「それにしても、車が多いね。車に気をつけんと」
「ここは歩道がないけぇ、車に気をつけて歩かんといけんのじゃ」
「山陽自動車道下のトンネルに入る」
「…このトンネル、真っ暗じゃない」
「ほうなんよ。このトンネルの中は照明が点いとらんかったけぇ、怖かったで」
「トンネルを出ると、歩道があって一安心。畑口橋交差点の手前左側に石碑がある」
「なんの石碑?」
「夜泣き石の供養塔じゃそうな」
「夜泣き石?」
「江戸時代、このあたりに三角形の自然石があった。この石から、毎晩赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた」
「…で?」
「そこで、「南無阿弥陀仏」と彫った石塔を建てて供養したところ、その石から泣き声が聞こえんようになったということじゃ」
「わしゃ、夜泣き石の供養塔よりも、その後ろにあった注意書きの方が気になった」
「意注?」
「こりゃむかしのもんじゃけぇ、横書きでも右から左に書いてあるんじゃ」
「下に書いてある「逓信省」いうのは?」
「「ていしんしょう」は、戦前まで通信や電気を管轄しとった、日本郵政(JP)、日本電信電話(NTT)の前身となる組織じゃの」
「確かに、「本長距離電話「ケーブル」…」って書いてあるね」
「面白いのが、注意書きの内容。電柱やそれを支える物に登ったり、壊したり、動物を繋(つな)いだりしないこと、…ということが書いてあるんじゃ」
「むかしは、登ったりする人がおっちゃったんかね?」
「おっちゃったけぇ、こういう注意書きが置いてあるんじゃろうの」
「それにしても、なんでこんなもんが今も置いてあるんじゃろか?」
「畑口橋交差点を右に進む。ここを左に進むと、島根県津和野(つわの)につながる津和野街道になるそうじゃ」
↓津和野街道については、こちら↓
津和野街道【公式ページ】
「ここを左へ進むと…」
「佐原田権現社がある」
「ここで道路を横断して…」
「危ないよ! 横断歩道がないとこを渡っちゃ」
「もちろん、交通規則を守って横断歩道を渡っとる。ほいじゃが、写真で紹介するには、こうするしかないんじゃ」
「佐原田公園の前を通る」
「もう一度、ここで道路を横断して…」
「なんで、道をあっちこっち、何度も渡らにゃいけんの?」
「「七曲り」いう言葉があるように、むかしは右へ曲がったり左へ曲がったりしながら坂道を上っていきよったんじゃの」
「その道の上に、まっすぐな新しい道ができたけぇ、こういう曲がりくねったようなコースに感じるんじゃね」
「宮内工業団地入口の横断歩道を渡って…」
「ここを右へ進む」
「六本松団地入口の横断歩道を渡って…」
「三原石材の前を通る」
↓三原石材については、こちら↓
三原石材株式会社
「ここは真ん中の道を進んで…」
「御手洗川(みたらいかわ)に架かる砂原大橋(すなはらおおはし)を渡って、右に進む」
「廿日市FC?」
「廿日市FC(フットボールクラブ)は広島県社会人リーグ1部のチームで、J3入りを目指しとってんじゃそうな」
「JリーグはJ3まであるん?」
「わしも、JリーグはJ1とJ2しか知らんかった。ほいで調べてみたら、今年度(2014年度)から新設されたそうじゃ」
「そのJ3入りを目指しとってんじゃね」
「元サンフレッチェ広島におられた久保竜彦(くぼ たつひこ)選手も、昨年(2013年)3月に現役復帰して、廿日市FCに参加しとってんじゃそうな」
↓廿日市FCについては、こちら↓
廿日市FCオフィシャルサイト 地域とともにJ3を目指す
「廿日市警察署宮内交番の前を通って…」
「宮内交番交差点越しに専念寺(せんねんじ)が見える」
訪問日:2014年4月26日
【参考文献】
梶本晃司、蒲田知美『ひげの梶さんと西国街道を歩こう!広島県内コース (ひげの梶さん 歴史文学探歩シリーズ3)』南々社 2003年
下中邦彦/編『日本歴史地名大系第35巻 広島県の地名』平凡社 1982年
「今日は、四郎峠から専念寺について話をさせてもらいました」
「次回は、専念寺から広島電鉄・廿日市市(はつかいちし)市役所前までを紹介する予定じゃ。ほいじゃあ、またの」
「前回は、十郎原(じゅうろうばら)から四郎峠を紹介したんじゃけど…」
「今日は、四郎峠から専念寺まで」
「四郎峠を越えて下り坂になる」
「眺めがええね」
「正面に見えるのは、四季が丘(しきがおか)じゃの」
「それにしても、車が多いね。車に気をつけんと」
「ここは歩道がないけぇ、車に気をつけて歩かんといけんのじゃ」
「山陽自動車道下のトンネルに入る」
「…このトンネル、真っ暗じゃない」
「ほうなんよ。このトンネルの中は照明が点いとらんかったけぇ、怖かったで」
「トンネルを出ると、歩道があって一安心。畑口橋交差点の手前左側に石碑がある」
「なんの石碑?」
「夜泣き石の供養塔じゃそうな」
「夜泣き石?」
「江戸時代、このあたりに三角形の自然石があった。この石から、毎晩赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた」
「…で?」
「そこで、「南無阿弥陀仏」と彫った石塔を建てて供養したところ、その石から泣き声が聞こえんようになったということじゃ」
「わしゃ、夜泣き石の供養塔よりも、その後ろにあった注意書きの方が気になった」
「意注?」
「こりゃむかしのもんじゃけぇ、横書きでも右から左に書いてあるんじゃ」
「下に書いてある「逓信省」いうのは?」
「「ていしんしょう」は、戦前まで通信や電気を管轄しとった、日本郵政(JP)、日本電信電話(NTT)の前身となる組織じゃの」
「確かに、「本長距離電話「ケーブル」…」って書いてあるね」
「面白いのが、注意書きの内容。電柱やそれを支える物に登ったり、壊したり、動物を繋(つな)いだりしないこと、…ということが書いてあるんじゃ」
「むかしは、登ったりする人がおっちゃったんかね?」
「おっちゃったけぇ、こういう注意書きが置いてあるんじゃろうの」
「それにしても、なんでこんなもんが今も置いてあるんじゃろか?」
「畑口橋交差点を右に進む。ここを左に進むと、島根県津和野(つわの)につながる津和野街道になるそうじゃ」
↓津和野街道については、こちら↓
津和野街道【公式ページ】
「ここを左へ進むと…」
「佐原田権現社がある」
「ここで道路を横断して…」
「危ないよ! 横断歩道がないとこを渡っちゃ」
「もちろん、交通規則を守って横断歩道を渡っとる。ほいじゃが、写真で紹介するには、こうするしかないんじゃ」
「佐原田公園の前を通る」
「もう一度、ここで道路を横断して…」
「なんで、道をあっちこっち、何度も渡らにゃいけんの?」
「「七曲り」いう言葉があるように、むかしは右へ曲がったり左へ曲がったりしながら坂道を上っていきよったんじゃの」
「その道の上に、まっすぐな新しい道ができたけぇ、こういう曲がりくねったようなコースに感じるんじゃね」
「宮内工業団地入口の横断歩道を渡って…」
「ここを右へ進む」
「六本松団地入口の横断歩道を渡って…」
「三原石材の前を通る」
↓三原石材については、こちら↓
三原石材株式会社
「ここは真ん中の道を進んで…」
「御手洗川(みたらいかわ)に架かる砂原大橋(すなはらおおはし)を渡って、右に進む」
「廿日市FC?」
「廿日市FC(フットボールクラブ)は広島県社会人リーグ1部のチームで、J3入りを目指しとってんじゃそうな」
「JリーグはJ3まであるん?」
「わしも、JリーグはJ1とJ2しか知らんかった。ほいで調べてみたら、今年度(2014年度)から新設されたそうじゃ」
「そのJ3入りを目指しとってんじゃね」
「元サンフレッチェ広島におられた久保竜彦(くぼ たつひこ)選手も、昨年(2013年)3月に現役復帰して、廿日市FCに参加しとってんじゃそうな」
↓廿日市FCについては、こちら↓
廿日市FCオフィシャルサイト 地域とともにJ3を目指す
「廿日市警察署宮内交番の前を通って…」
「宮内交番交差点越しに専念寺(せんねんじ)が見える」
訪問日:2014年4月26日
【参考文献】
梶本晃司、蒲田知美『ひげの梶さんと西国街道を歩こう!広島県内コース (ひげの梶さん 歴史文学探歩シリーズ3)』南々社 2003年
下中邦彦/編『日本歴史地名大系第35巻 広島県の地名』平凡社 1982年
「今日は、四郎峠から専念寺について話をさせてもらいました」
「次回は、専念寺から広島電鉄・廿日市市(はつかいちし)市役所前までを紹介する予定じゃ。ほいじゃあ、またの」