通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

西国街道(旧山陽道) その23

2014年05月19日 | 見て歩き
~広島電鉄・廿日市市(はつかいちし)市役所前から廿日市天満宮まで~





「前回は、専念寺(せんねんじ)から広島電鉄・廿日市市市役所前を紹介したんじゃけど…」

「今日は、広島電鉄・廿日市市市役所前から廿日市天満宮まで。当分は神社やお寺巡りが主になりますけぇの」







「広電(ひろでん。広島電鉄)廿日市市市役所前(平良)停留所から北に向かって進み、可愛川(かわいがわ)踏切を渡ると…」







「可愛川に出る」







「可愛川に架かる可愛橋を渡ると…」







「道の左側に石柱が立っとる」

「奥に鳥居が見えるね」

「この道を進むと、突き当りに福佐売神社(ふくさめじんじゃ)がある」









「縁起書を読むと、榎本連福佐売(えのもとむらじふくさめ)という節婦(せっぷ。節操をかたく守る女性)を祀った神社ということじゃ」

「へぇ、そういういわれがある神社もあるんじゃね」
















「街道沿いには、古い街並みが残っとるよ」









「街道を道なりの沿って進むと、左手に真宗本願寺派の常念寺があって、立派な鐘楼門(しょうろうもん)があったのう」

「鐘楼門?」

「鐘楼門いうのは、鐘楼、つまり鐘をつくところが門の上にあるんじゃの」







「道なりに沿って進む」







「街道から1本北側にある道には、浄土真宗本願寺派の光明寺や」






「日蓮宗の蓮教寺などがある」







「昔懐かしの、こんなホーロー看板を見つけたぞ。オロナミンCは小さな巨人です!」

「大村崑(おおむら こん)さん、お若い」



↓大村崑氏については、こちら↓

ようこそ!崑の村へ







「この交差点を真っ直ぐに進むと…」







「廿日市市中央市民センターの前に、芸州廿日市御本陣旧趾の石碑がある」

「廿日市の本陣って、広島城下からいうと(西側にある)最初の宿になるん?」





「ほうじゃの。写真中央あたり、市民センターの左側(東側)に、間口13間(約35.4メートル)、奥行き45間(約81メートル)の広さの宿があったそうじゃ」

「広いねぇ」

「奥行きが80メートルくらいあるいうことは、画面上側に見える廿日市の港に面するように建てられとったんじゃないんかのう。江戸時代、廿日市の港には北前船(きたまえぶね)が出入りして栄とったいう話じゃし」

「そういや、廿日市の宿から西(山口県側)にある玖波(くば)宿は、長州戦争のときに本陣が焼けてしもうたけど…」

「ここ廿日市の宿も、長州戦争のときに本陣が焼けてしもうたそうじゃ」







「振り返ると、廿日市天満宮がある」





訪問日:2014年5月2日





【参考文献】

梶本晃司、蒲田知美『ひげの梶さんと西国街道を歩こう!広島県内コース (ひげの梶さん 歴史文学探歩シリーズ3)』南々社 2003年

下中邦彦/編『日本歴史地名大系第35巻 広島県の地名』平凡社 1982年






「今日は、広島電鉄・廿日市市市役所前から廿日市天満宮について話をさせてもらいました」

「次回は、廿日市天満宮を紹介する予定じゃ。ほいじゃあ、またの」

コメント
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