「スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店に飾ってある、山本理子さんの作品「東京下町春夏秋冬」を紹介するシリーズ」
「東京下町春夏秋冬」
「今日は、夏の1回目じゃ」
三社祭と雷門
初夏を告げる祭りとして「三社祭」は盛大に行われます
この三社祭は「浅草寺」と「浅草神社」、お寺と神社が共同で行うちょっと珍しいお祭りです
2012年には三社祭700年を記念して54年ぶりに「船渡御」も行われました
「三社祭って?」
「三社祭(さんじゃまつり)と読むんじゃが、毎年5月に行われる浅草神社(あさくさじんじゃ)の例大祭なんよ。今は、5月の第3金・土・日曜の3日間行われるそうじゃ」
「お寺と神社が一緒で行うお祭りって、本当なん?」
浅草神社は明治に入るまでは浅草寺と一体であり、この時代には浅草寺の祭りとして行なわれていた。
神仏分離によって浅草寺と分離してからは浅草神社単体での祭りとなり発展したが、これは明治に入って以降のことである。
(「三社祭」ウィキペディア)
「江戸時代まで、浅草神社と浅草寺は同じじゃったんよ。ほいじゃけぇ、「お寺と神社が共同で行うちょっと珍しいお祭り」になるんじゃろうの」
「神仏分離(しんぶつぶんり)って、何じゃったっけ?」
「神仏分離令は、明治時代に出された法律じゃの。日本政府は西洋の国にならって「国教」、つまり国の宗教を定めようとしたんじゃ」
「このときは、神道を国教にしようとしたんじゃね」
「神道を国教にするためには、神道(=神社)と仏教(=お寺)を明確に分ける必要があったんよ。それまでは、お寺と神社が一つじゃったところもあったけぇの」
「そういや、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)という動きもあったね」
「民衆の中には、「寺を廃し、仏像を破壊せよ」と、寺をおそって、仏像や仏具を焼いたりする奴もおったんじゃ」
「なんでこんなことになったんかね?」
「江戸時代には、寺請制度(てらうけせいど)いうて、どの家もお寺の檀家(だんか)にならんといけん、という制度があったんじゃ。もともとは、キリスト教の禁止を狙って始まったものなんじゃがの」
僧侶を通じた民衆管理が法制化され事実上幕府の出先機関の役所と化し、本来の宗教活動がおろそかとなり、また汚職の温床にもなった。
この事が明治維新時に過剰なまでの廃仏毀釈を招く事になるのである。
(「寺請制度」ウィキペディア)
「寺の中には、権力を頼りに横暴なことをする奴もおったんじゃろうの。それで、廃仏毀釈のような過剰な反応をしてしもうたんじゃないんかの」
「話をもとに戻して…。ここに書いてある「船渡御」って何かね?」
「船渡御(ふなとぎょ)は、船に神輿(みこし)を乗せて隅田川を渡る行事なんじゃの」
「今年(2012年)は、三社祭が始まって700年になるんじゃね」
「そういう特別な年じゃけぇ、船渡御をされたんじゃの」
「前回、船渡御が行われた54年前の1958年(昭和33年)は、何か特別なことがあったんかね?」
「浅草寺(せんそうじ)の本堂が再建されたんよ。それを記念して船渡御が行なわれたそうじゃ」
「再建ということは、戦争で焼けてしもうたん?」
「1945年(昭和20年)3月の東京大空襲で、本堂や五重塔などが焼けてしもうたそうじゃ」
今回の写真は、山本理子さんの許可を得て使用しています。
↓山本理子さんについては、こちら↓
Riko
↓スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店については、こちら↓
「東京スカイツリー・ソラマチ東6階店」スターバックス コーヒー ジャパン
↓浅草寺については、こちら↓
あさくさかんのん 浅草寺 せんそうじ
↓浅草神社については、こちら↓
浅草神社
↓山本理子さんについての関連記事は、こちら↓
東京下町春夏秋冬 スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店
余れる処 合わぬ所 生まれ出 神話 ギャラリーヨコタ
月と海と太陽の神話 旧日本銀行広島支店
「今日は、スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店に飾ってある山本理子さんの作品「東京下町春夏秋冬」の、夏(その1)について話をさせてもらいました」
「次は夏の2回目じゃけぇの。ほいじゃあ、またの」
「東京下町春夏秋冬」
「今日は、夏の1回目じゃ」
三社祭と雷門
初夏を告げる祭りとして「三社祭」は盛大に行われます
この三社祭は「浅草寺」と「浅草神社」、お寺と神社が共同で行うちょっと珍しいお祭りです
2012年には三社祭700年を記念して54年ぶりに「船渡御」も行われました
「三社祭って?」
「三社祭(さんじゃまつり)と読むんじゃが、毎年5月に行われる浅草神社(あさくさじんじゃ)の例大祭なんよ。今は、5月の第3金・土・日曜の3日間行われるそうじゃ」
「お寺と神社が一緒で行うお祭りって、本当なん?」
浅草神社は明治に入るまでは浅草寺と一体であり、この時代には浅草寺の祭りとして行なわれていた。
神仏分離によって浅草寺と分離してからは浅草神社単体での祭りとなり発展したが、これは明治に入って以降のことである。
(「三社祭」ウィキペディア)
「江戸時代まで、浅草神社と浅草寺は同じじゃったんよ。ほいじゃけぇ、「お寺と神社が共同で行うちょっと珍しいお祭り」になるんじゃろうの」
「神仏分離(しんぶつぶんり)って、何じゃったっけ?」
「神仏分離令は、明治時代に出された法律じゃの。日本政府は西洋の国にならって「国教」、つまり国の宗教を定めようとしたんじゃ」
「このときは、神道を国教にしようとしたんじゃね」
「神道を国教にするためには、神道(=神社)と仏教(=お寺)を明確に分ける必要があったんよ。それまでは、お寺と神社が一つじゃったところもあったけぇの」
「そういや、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)という動きもあったね」
「民衆の中には、「寺を廃し、仏像を破壊せよ」と、寺をおそって、仏像や仏具を焼いたりする奴もおったんじゃ」
「なんでこんなことになったんかね?」
「江戸時代には、寺請制度(てらうけせいど)いうて、どの家もお寺の檀家(だんか)にならんといけん、という制度があったんじゃ。もともとは、キリスト教の禁止を狙って始まったものなんじゃがの」
僧侶を通じた民衆管理が法制化され事実上幕府の出先機関の役所と化し、本来の宗教活動がおろそかとなり、また汚職の温床にもなった。
この事が明治維新時に過剰なまでの廃仏毀釈を招く事になるのである。
(「寺請制度」ウィキペディア)
「寺の中には、権力を頼りに横暴なことをする奴もおったんじゃろうの。それで、廃仏毀釈のような過剰な反応をしてしもうたんじゃないんかの」
「話をもとに戻して…。ここに書いてある「船渡御」って何かね?」
「船渡御(ふなとぎょ)は、船に神輿(みこし)を乗せて隅田川を渡る行事なんじゃの」
「今年(2012年)は、三社祭が始まって700年になるんじゃね」
「そういう特別な年じゃけぇ、船渡御をされたんじゃの」
「前回、船渡御が行われた54年前の1958年(昭和33年)は、何か特別なことがあったんかね?」
「浅草寺(せんそうじ)の本堂が再建されたんよ。それを記念して船渡御が行なわれたそうじゃ」
「再建ということは、戦争で焼けてしもうたん?」
「1945年(昭和20年)3月の東京大空襲で、本堂や五重塔などが焼けてしもうたそうじゃ」
今回の写真は、山本理子さんの許可を得て使用しています。
↓山本理子さんについては、こちら↓
Riko
↓スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店については、こちら↓
「東京スカイツリー・ソラマチ東6階店」スターバックス コーヒー ジャパン
↓浅草寺については、こちら↓
あさくさかんのん 浅草寺 せんそうじ
↓浅草神社については、こちら↓
浅草神社
↓山本理子さんについての関連記事は、こちら↓
東京下町春夏秋冬 スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店
余れる処 合わぬ所 生まれ出 神話 ギャラリーヨコタ
月と海と太陽の神話 旧日本銀行広島支店
「今日は、スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店に飾ってある山本理子さんの作品「東京下町春夏秋冬」の、夏(その1)について話をさせてもらいました」
「次は夏の2回目じゃけぇの。ほいじゃあ、またの」