「昨日は、「金子みすゞ展」を見に、福屋八丁堀本店へ行ってきました」
「いや~、人が多(お)いかったのう」
「朝の10時30分ころに着いたんじゃったけど、会場前にも人が並んどったくらいじゃけぇね」
「8月23日(木)に始まったのに、3日目の25日(土)には入場者が1万人を達成したくらいじゃもんの」
広島市中区の福屋八丁堀本店で開かれている「没後80年 金子みすゞ展~みんなちがって、みんないい。」の来場者が25日、1万人に達した。
「金子みすゞ展入場1万人達成<動画あり>」中国新聞
「岩国に行ったとき、金子みすゞのラッピングバスが走っているのを見たけぇ、てっきり岩国の人かと思うとったんじゃけど…」
「大津郡(おおつぐん)仙崎村(せんざきそん)、今の長門市仙崎のご出身じゃったんじゃのう」
「仙崎といえば、かまぼこじゃね」
「実は、古くから捕鯨の村じゃったんじゃの」
「清月庵(せいげつあん)には、鯨を供養するための鯨墓があったんじゃね」
「金子みすゞは、『鯨法会(くじらほうえ)』という詩も書かれとってんじゃのう」
「金子みすゞの「みすゞ」って何かと思うとったら、「信濃の国」にかかる枕詞(まくらことば)の「みすず刈る」から取っとってんじゃね」
「みすずというのは、篠竹(すずたけ)のことじゃそうな」
すず‐たけ【篠竹】
イネ科の植物。
日本特産で、山地の樹下に密に茂り、高さ1~3メートル。
行李(こうり)や細工物の材料にし、竹の子は食用。
すず。
みすず。
Yahoo!辞書
「手帳のコピーが張ってあったけど、推敲(すいこう)の跡がほとんどなかったのう」
「そういえば、なかったね」
「これを見て思うたんじゃが、金子みすゞの詩は旧仮名づかいで読んだほうが、より深く味わえるんじゃないんかのう」
「旧仮名づかいって何かいね?」
「説明するよりも、実例をあげたほうがわかりやすいじゃろうの」
こだまでせうか
「『こだまでしょうか』という、詩のタイトルじゃね」
「昨年(2011年)に起こった東日本大震災の後、テレビのCMでよう(=よく)流されたのう。次は、この『こだまでしょうか』の中の一節からじゃ」
「遊ぼう」っていふと
「これは「「遊ぼう」っていうと」じゃね」
「次は、これじゃ」
飛べる小鳥は私のやうに
「「飛べる小鳥は私のように」じゃね」
「これは『私と小鳥と鈴と』の一節からじゃ」
「この詩は、子どもの小学校の教科書に載っとったんよ。子どもがこの詩を暗記させられたとき、うちもその時に覚えたんよ。「みんなちがって、みんないい。」ってね」
「次は、『大漁』の中の一節じゃ」
鰮(いわし)のとむらひ
するだらう。
「「…するだろう」は分かるけど、「鰮のとむらひ」って?」
「「鰮のとむらい(=弔い)」じゃ」
「難しいねぇ…」
「次は、『おさかな』の中の一節じゃ」
海の魚はかはいさう
「かはいさう、かはいさう…。うーん、「かわいそう」?」
「正解じゃ! 最後は、さっき鯨の話で出てきた『鯨法會』からの一節じゃ」
死んだ父さま、母さまを、
こひし、こひしと泣いてます。
「こひし、こひし…。「小石」じゃないよね?」
「死んだお父さん、お母さんを思い浮かべて泣いとるんじゃ。それを考えたら想像がつくじゃろ?」
「「こひし」って、「こいし(=恋し)」のこと?」
「正解じゃ!! ちなみにタイトルの『鯨法會』も、「くじらはふゑ」と手書きでルビが振ってあったのう」
↓金子みすゞ展については、こちら↓
「金子みすゞ展」広島の百貨店 福屋
↓金子みすゞについては、こちら↓
金子みすゞ記念館
↓福屋についての関連記事は、こちら↓
8月12日に関する記念日で、福屋広島駅前店で行われる催し物は?
復刻版「福屋饅頭」 平安堂梅坪 - 通じゃのう
「今日は、福屋八丁堀本店で開催中の「金子みすゞ展」について話をさせてもらいました」
「「金子みすゞ展」は明日(8月28日)までですけぇの。ほいじゃあ、またの」
「いや~、人が多(お)いかったのう」
「朝の10時30分ころに着いたんじゃったけど、会場前にも人が並んどったくらいじゃけぇね」
「8月23日(木)に始まったのに、3日目の25日(土)には入場者が1万人を達成したくらいじゃもんの」
広島市中区の福屋八丁堀本店で開かれている「没後80年 金子みすゞ展~みんなちがって、みんないい。」の来場者が25日、1万人に達した。
「金子みすゞ展入場1万人達成<動画あり>」中国新聞
「岩国に行ったとき、金子みすゞのラッピングバスが走っているのを見たけぇ、てっきり岩国の人かと思うとったんじゃけど…」
「大津郡(おおつぐん)仙崎村(せんざきそん)、今の長門市仙崎のご出身じゃったんじゃのう」
「仙崎といえば、かまぼこじゃね」
「実は、古くから捕鯨の村じゃったんじゃの」
「清月庵(せいげつあん)には、鯨を供養するための鯨墓があったんじゃね」
「金子みすゞは、『鯨法会(くじらほうえ)』という詩も書かれとってんじゃのう」
「金子みすゞの「みすゞ」って何かと思うとったら、「信濃の国」にかかる枕詞(まくらことば)の「みすず刈る」から取っとってんじゃね」
「みすずというのは、篠竹(すずたけ)のことじゃそうな」
すず‐たけ【篠竹】
イネ科の植物。
日本特産で、山地の樹下に密に茂り、高さ1~3メートル。
行李(こうり)や細工物の材料にし、竹の子は食用。
すず。
みすず。
Yahoo!辞書
「手帳のコピーが張ってあったけど、推敲(すいこう)の跡がほとんどなかったのう」
「そういえば、なかったね」
「これを見て思うたんじゃが、金子みすゞの詩は旧仮名づかいで読んだほうが、より深く味わえるんじゃないんかのう」
「旧仮名づかいって何かいね?」
「説明するよりも、実例をあげたほうがわかりやすいじゃろうの」
こだまでせうか
「『こだまでしょうか』という、詩のタイトルじゃね」
「昨年(2011年)に起こった東日本大震災の後、テレビのCMでよう(=よく)流されたのう。次は、この『こだまでしょうか』の中の一節からじゃ」
「遊ぼう」っていふと
「これは「「遊ぼう」っていうと」じゃね」
「次は、これじゃ」
飛べる小鳥は私のやうに
「「飛べる小鳥は私のように」じゃね」
「これは『私と小鳥と鈴と』の一節からじゃ」
「この詩は、子どもの小学校の教科書に載っとったんよ。子どもがこの詩を暗記させられたとき、うちもその時に覚えたんよ。「みんなちがって、みんないい。」ってね」
「次は、『大漁』の中の一節じゃ」
鰮(いわし)のとむらひ
するだらう。
「「…するだろう」は分かるけど、「鰮のとむらひ」って?」
「「鰮のとむらい(=弔い)」じゃ」
「難しいねぇ…」
「次は、『おさかな』の中の一節じゃ」
海の魚はかはいさう
「かはいさう、かはいさう…。うーん、「かわいそう」?」
「正解じゃ! 最後は、さっき鯨の話で出てきた『鯨法會』からの一節じゃ」
死んだ父さま、母さまを、
こひし、こひしと泣いてます。
「こひし、こひし…。「小石」じゃないよね?」
「死んだお父さん、お母さんを思い浮かべて泣いとるんじゃ。それを考えたら想像がつくじゃろ?」
「「こひし」って、「こいし(=恋し)」のこと?」
「正解じゃ!! ちなみにタイトルの『鯨法會』も、「くじらはふゑ」と手書きでルビが振ってあったのう」
↓金子みすゞ展については、こちら↓
「金子みすゞ展」広島の百貨店 福屋
↓金子みすゞについては、こちら↓
金子みすゞ記念館
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「今日は、福屋八丁堀本店で開催中の「金子みすゞ展」について話をさせてもらいました」
「「金子みすゞ展」は明日(8月28日)までですけぇの。ほいじゃあ、またの」
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