「この「東京下町春夏秋冬」って何かいね?」
「「東京下町春夏秋冬」は山本理子(やまもと りこ)さんの作品で、スターバックスの東京スカイツリー・ソラマチ東6階店に飾ってあるそうじゃ」
「山本さんいうたら、今年(2012年)の7月に『余れる処 合わぬ所 生まれ出 神話』という展示を、ギャラリーヨコタでされた方かいね?」
「ほうじゃのう。去年(2011年)の夏は、『月と海と太陽の神話』という展示会を旧日本銀行広島支店でされた方じゃの」
「東京スカイツリーは今月1日、来場者数が通算で100万人を達成したばっかりよね」
「開業した5月22日から、わずか72日で100万人を達成したんじゃの」
「すごいねぇ」
「すごいよのう」
「で、山本さんの作品で、どんなんかね?」
「これじゃ!」
「うわぁ~、横に長い作品じゃねぇ」
「高さが550ミリ、長さは、なんと7200ミリもあるそうじゃ」
「どーして、みんな「ミリ」で表現するんかね? うちは「センチ」のほうが分かりやすいと思うんじゃけど! みなさんは、どう思うてですかね!?」
「わしゃ、これでも図面を書いたりしよるけぇ、「ミリ」のほうが分かりやすいんじゃがの…」
「えーっと、「センチ」に直すと…。高さが55センチで、長さが720センチなんじゃね。えっ? 720センチって、7メートル20センチということ!?」
「ピンポーン! 正解じゃ」
「長いねぇー」
「長いじゃろ? ご本人曰く、「巻物のような作品」じゃそうな」
「こんな横に長い作品が入る長い額を、どこで見つけちゃったんかね?」
「この作品は額に入れて飾ってあるんじゃないんよ。紙を直接、木に貼り付けとってんじゃ」
「えっ!? 木に直接貼り付けとってん? ほんまじゃ、額がないね」
「スターバックスは食品を扱う店じゃけぇ、汚れがついても拭(ふ)くことができるようにということで、そうしとってんじゃそうな」
「へぇ、そうなんじゃ。拭ける紙って、どんな紙を使うとってんかね?」
「ダイノックという壁紙を使われとるそうじゃ」
「へぇ…」
「横に長いけぇ、3等分にしたあと、山桜の木に貼り付けとってんじゃげな」
「「東京下町春夏秋冬」というタイトルの作品じゃけぇ、東京の下町の四季を描かれとってんかね?」
「ほうじゃのう。下町の建物や文化、伝統を織り込んだ、江戸情緒あふれる情景が描かれとるそうじゃ」
「この作品を作るのにどれくらいの時間がかかったんかね?」
「スターバックスさんとの打合せだけで、1年くらいかかったんじゃと」
「へぇ…。実際の制作期間としては、どれくらいかかったんじゃろうか?」
「このくらいのサイズじゃと、ふつうは1カ月はかかるそうじゃが、今回はギリギリまで打ち合わせをされたけぇ、半分の15日間で仕上げられたそうじゃ」
「そうなったら、寝る間もおしんでの作業になるじゃろうね」
「睡眠時間が3~4時間で、食事やトイレ、風呂以外はコツコツと切り続けられたそうじゃ」
「すごいねぇ。それで、この作品は、店内のどのあたりに飾ってあるんかね?」
「入口を入ってすぐ左側の壁。商品受け取りカウンターの向かい側の壁に飾ってあるんじゃと」
「この店からじゃったら、スカイツリーがすぐ目の前に見えるんじゃろうね」
「窓側のソファー席からの眺めが最高なんじゃそうな」
「ふーん。この作品もスカイツリーも一度、見に行ってみたいね」
「見に行ってみたいよのう」
「天望デッキや天望回廊にも上ってみたいね」
「…いや、それは遠慮しとく…」
「お父さんは、東京タワーに上ったことがあるんじゃろ?」
「天望回廊って、高さが450メートルもあるんじゃろ? わしゃ、東京タワーの大展望台(145メートル)でも、おしっこちびったんじゃけぇの!!」
「そんな真剣になって怒らんでもええじゃん」
「最後になったんじゃが、山本さんからコメントを紹介させてもらいます」
作品に興味を持って頂き有り難うございます。
このような長い作品を造ったのは初めてなのですが
とても楽しんで制作する事が出来ました。
スカイツリーという新しい文化の中で
伝統ある下町の魅力を再発見して頂ければ幸いです。
山本理子
「というわけで、次回から2回にわたって、山本さんの作品「東京下町春夏秋冬」について解説をしていこうかの」
「解説じゃのうて、この親父が作品をネタに勝手なおしゃべりをするだけじゃけどね…」
今回の写真は、山本理子さんの許可を得て使用しています。
↓山本理子さんについては、こちら↓
Riko
↓スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店については、こちら↓
「東京スカイツリー・ソラマチ東6階店」スターバックス コーヒー ジャパン
↓山本理子さんについての関連記事は、こちら↓
余れる処 合わぬ所 生まれ出 神話 ギャラリーヨコタ
月と海と太陽の神話 旧日本銀行広島支店
「今日は、スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店に飾ってある山本理子さんの作品「東京下町春夏秋冬」ついて話をさせてもらいました」
「まだ2回ありますけぇの、おつきあいください。ほいじゃあ、またの」
「「東京下町春夏秋冬」は山本理子(やまもと りこ)さんの作品で、スターバックスの東京スカイツリー・ソラマチ東6階店に飾ってあるそうじゃ」
「山本さんいうたら、今年(2012年)の7月に『余れる処 合わぬ所 生まれ出 神話』という展示を、ギャラリーヨコタでされた方かいね?」
「ほうじゃのう。去年(2011年)の夏は、『月と海と太陽の神話』という展示会を旧日本銀行広島支店でされた方じゃの」
「東京スカイツリーは今月1日、来場者数が通算で100万人を達成したばっかりよね」
「開業した5月22日から、わずか72日で100万人を達成したんじゃの」
「すごいねぇ」
「すごいよのう」
「で、山本さんの作品で、どんなんかね?」
「これじゃ!」
「うわぁ~、横に長い作品じゃねぇ」
「高さが550ミリ、長さは、なんと7200ミリもあるそうじゃ」
「どーして、みんな「ミリ」で表現するんかね? うちは「センチ」のほうが分かりやすいと思うんじゃけど! みなさんは、どう思うてですかね!?」
「わしゃ、これでも図面を書いたりしよるけぇ、「ミリ」のほうが分かりやすいんじゃがの…」
「えーっと、「センチ」に直すと…。高さが55センチで、長さが720センチなんじゃね。えっ? 720センチって、7メートル20センチということ!?」
「ピンポーン! 正解じゃ」
「長いねぇー」
「長いじゃろ? ご本人曰く、「巻物のような作品」じゃそうな」
「こんな横に長い作品が入る長い額を、どこで見つけちゃったんかね?」
「この作品は額に入れて飾ってあるんじゃないんよ。紙を直接、木に貼り付けとってんじゃ」
「えっ!? 木に直接貼り付けとってん? ほんまじゃ、額がないね」
「スターバックスは食品を扱う店じゃけぇ、汚れがついても拭(ふ)くことができるようにということで、そうしとってんじゃそうな」
「へぇ、そうなんじゃ。拭ける紙って、どんな紙を使うとってんかね?」
「ダイノックという壁紙を使われとるそうじゃ」
「へぇ…」
「横に長いけぇ、3等分にしたあと、山桜の木に貼り付けとってんじゃげな」
「「東京下町春夏秋冬」というタイトルの作品じゃけぇ、東京の下町の四季を描かれとってんかね?」
「ほうじゃのう。下町の建物や文化、伝統を織り込んだ、江戸情緒あふれる情景が描かれとるそうじゃ」
「この作品を作るのにどれくらいの時間がかかったんかね?」
「スターバックスさんとの打合せだけで、1年くらいかかったんじゃと」
「へぇ…。実際の制作期間としては、どれくらいかかったんじゃろうか?」
「このくらいのサイズじゃと、ふつうは1カ月はかかるそうじゃが、今回はギリギリまで打ち合わせをされたけぇ、半分の15日間で仕上げられたそうじゃ」
「そうなったら、寝る間もおしんでの作業になるじゃろうね」
「睡眠時間が3~4時間で、食事やトイレ、風呂以外はコツコツと切り続けられたそうじゃ」
「すごいねぇ。それで、この作品は、店内のどのあたりに飾ってあるんかね?」
「入口を入ってすぐ左側の壁。商品受け取りカウンターの向かい側の壁に飾ってあるんじゃと」
「この店からじゃったら、スカイツリーがすぐ目の前に見えるんじゃろうね」
「窓側のソファー席からの眺めが最高なんじゃそうな」
「ふーん。この作品もスカイツリーも一度、見に行ってみたいね」
「見に行ってみたいよのう」
「天望デッキや天望回廊にも上ってみたいね」
「…いや、それは遠慮しとく…」
「お父さんは、東京タワーに上ったことがあるんじゃろ?」
「天望回廊って、高さが450メートルもあるんじゃろ? わしゃ、東京タワーの大展望台(145メートル)でも、おしっこちびったんじゃけぇの!!」
「そんな真剣になって怒らんでもええじゃん」
「最後になったんじゃが、山本さんからコメントを紹介させてもらいます」
作品に興味を持って頂き有り難うございます。
このような長い作品を造ったのは初めてなのですが
とても楽しんで制作する事が出来ました。
スカイツリーという新しい文化の中で
伝統ある下町の魅力を再発見して頂ければ幸いです。
山本理子
「というわけで、次回から2回にわたって、山本さんの作品「東京下町春夏秋冬」について解説をしていこうかの」
「解説じゃのうて、この親父が作品をネタに勝手なおしゃべりをするだけじゃけどね…」
今回の写真は、山本理子さんの許可を得て使用しています。
↓山本理子さんについては、こちら↓
Riko
↓スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店については、こちら↓
「東京スカイツリー・ソラマチ東6階店」スターバックス コーヒー ジャパン
↓山本理子さんについての関連記事は、こちら↓
余れる処 合わぬ所 生まれ出 神話 ギャラリーヨコタ
月と海と太陽の神話 旧日本銀行広島支店
「今日は、スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店に飾ってある山本理子さんの作品「東京下町春夏秋冬」ついて話をさせてもらいました」
「まだ2回ありますけぇの、おつきあいください。ほいじゃあ、またの」
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