「お父さん、お饅頭を買うてきたんじゃけど、食べる?」
「おっ、うまそうじゃのう。えっ、むかしの福屋のマークが焼印で押してあるじゃん!?」
「福屋のマークをよう覚えとったね。これ、福屋饅頭よ」
「へぇ、そんな饅頭があったんか。わしゃ知らんかったで」
「ほんま? うちが小さいころ、福屋で売りよったけどね」
名物 福屋饅頭
昭和四年の創業以来、
戦後までの十数年間、
皆様に愛されつづけた
初代 福屋饅頭
当時の味に限りなく近づけました。
(福屋饅頭の説明書きより)
「へぇ、中は白あんになっとるんじゃ。こりゃうまいのう」
「今日、お母ちゃんと福屋に行ったら売りよったけぇ、買うてきたんよ」
「…ふんふん…。ネットで調べてみたら、8月10日(水)から14日(日)までのお盆の期間限定で、福屋八丁堀本店・福屋広島駅前店・五日市福屋にある平安堂梅坪で売りよるそうじゃ」
「お店の方は、いつもは第1・第3の木曜と金曜に売りよるいうて言よっちゃったね」
「福屋饅頭は、平安堂梅坪で作りよるんじゃのう」
「梅坪いうたら、吾作饅頭じゃね」
「わしゃ、柿羊羹(ようかん)が好きじゃの」
「梅坪は老舗の店じゃね。ところで、いつごろからあるんかね?」
「う~ん、知っとるようで、知らんよのう…」
大正7年、広島名産柿羊羹の製造本舗「平安堂」として創業。
戦後の企業再開の後、昭和30年代に甘党喫茶「梅坪」、和菓子の直営店舗を開設。
昭和40年代には洋菓子部門を創設。
以来多店舗展開をはかり、現在は直営、デパートのテナントなどを含め
20以上の販売拠点を持っています。
(「会社情報」平安堂梅坪)
「大正7年いうことは、えーっと1918年じゃけぇ…、創業93年になるんじゃね」
「児童雑誌『赤い鳥』が創刊された年でもあるのう」
「このマークがむかしの福屋のマークじゃいうて、すぐに思い出せたねぇ」
「最近、映画で見かけとったけぇの」
「あら、そうじゃったん。どの映画?」
「『千羽鶴』(1958年)と『ヒロシマ・モナムール』(1959年)じゃ」
「『千羽鶴』いうたら、佐々木禎子(ささき さだこ)さんの映画?」
「ほうじゃのう。禎子さんが亡くなった後、像を建てるために募金活動をするんじゃが、このマークのある百貨店の前でも募金活動をしよっちゃったんじゃ。百貨店の名前が出てこんかったけぇ、「えーっと、このマークはどこじゃったっけ…?」と悩んでしもうたよのう」
「『ヒロシマ・モナムール』では?」
「男と女が夜の本通り商店街を歩いとって、福屋の横も通ったんよ。夜じゃけぇ、シャッターが降りとるじゃろ。そこに、あのマークと「福屋」「月曜日定休」と書いてあったんじゃ」
「ありゃ、あのころは月曜日が休みじゃったんかいね?」
「うーん、この頃のことはわからんのう。わしの記憶が確かなら、昭和50年代は、広島三越が月曜、天満屋広島店が火曜、福屋が水曜、広島そごうが木曜が定休日じゃったはずじゃ」
↓福屋については、こちら↓
広島の百貨店 福屋
↓福屋饅頭については、こちら↓
「広島の百貨店「福屋」がおくる広島みやげセレクション」広島の百貨店 福屋
↓平安堂梅坪については、こちら↓
平安堂梅坪
↓映画『千羽鶴』については、こちら↓
映画「千羽鶴」を世界に
↓映画『ヒロシマ・モナムール』については、こちら↓
二十四時間の情事
↓福屋についての関連記事は、こちら↓
8月12日に関する記念日で、福屋広島駅前店で行われる催し物は?
11月、福屋八丁堀本店8階にオープン予定の映画館の名前は?
↓赤い鳥についての関連記事は、こちら↓
児童雑誌「赤い鳥」を創刊したのは?
「今日は、福屋饅頭について話をさせてもらいました」
「ほいじゃあ、またの」
「おっ、うまそうじゃのう。えっ、むかしの福屋のマークが焼印で押してあるじゃん!?」
「福屋のマークをよう覚えとったね。これ、福屋饅頭よ」
「へぇ、そんな饅頭があったんか。わしゃ知らんかったで」
「ほんま? うちが小さいころ、福屋で売りよったけどね」
名物 福屋饅頭
昭和四年の創業以来、
戦後までの十数年間、
皆様に愛されつづけた
初代 福屋饅頭
当時の味に限りなく近づけました。
(福屋饅頭の説明書きより)
「へぇ、中は白あんになっとるんじゃ。こりゃうまいのう」
「今日、お母ちゃんと福屋に行ったら売りよったけぇ、買うてきたんよ」
「…ふんふん…。ネットで調べてみたら、8月10日(水)から14日(日)までのお盆の期間限定で、福屋八丁堀本店・福屋広島駅前店・五日市福屋にある平安堂梅坪で売りよるそうじゃ」
「お店の方は、いつもは第1・第3の木曜と金曜に売りよるいうて言よっちゃったね」
「福屋饅頭は、平安堂梅坪で作りよるんじゃのう」
「梅坪いうたら、吾作饅頭じゃね」
「わしゃ、柿羊羹(ようかん)が好きじゃの」
「梅坪は老舗の店じゃね。ところで、いつごろからあるんかね?」
「う~ん、知っとるようで、知らんよのう…」
大正7年、広島名産柿羊羹の製造本舗「平安堂」として創業。
戦後の企業再開の後、昭和30年代に甘党喫茶「梅坪」、和菓子の直営店舗を開設。
昭和40年代には洋菓子部門を創設。
以来多店舗展開をはかり、現在は直営、デパートのテナントなどを含め
20以上の販売拠点を持っています。
(「会社情報」平安堂梅坪)
「大正7年いうことは、えーっと1918年じゃけぇ…、創業93年になるんじゃね」
「児童雑誌『赤い鳥』が創刊された年でもあるのう」
「このマークがむかしの福屋のマークじゃいうて、すぐに思い出せたねぇ」
「最近、映画で見かけとったけぇの」
「あら、そうじゃったん。どの映画?」
「『千羽鶴』(1958年)と『ヒロシマ・モナムール』(1959年)じゃ」
「『千羽鶴』いうたら、佐々木禎子(ささき さだこ)さんの映画?」
「ほうじゃのう。禎子さんが亡くなった後、像を建てるために募金活動をするんじゃが、このマークのある百貨店の前でも募金活動をしよっちゃったんじゃ。百貨店の名前が出てこんかったけぇ、「えーっと、このマークはどこじゃったっけ…?」と悩んでしもうたよのう」
「『ヒロシマ・モナムール』では?」
「男と女が夜の本通り商店街を歩いとって、福屋の横も通ったんよ。夜じゃけぇ、シャッターが降りとるじゃろ。そこに、あのマークと「福屋」「月曜日定休」と書いてあったんじゃ」
「ありゃ、あのころは月曜日が休みじゃったんかいね?」
「うーん、この頃のことはわからんのう。わしの記憶が確かなら、昭和50年代は、広島三越が月曜、天満屋広島店が火曜、福屋が水曜、広島そごうが木曜が定休日じゃったはずじゃ」
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広島の百貨店 福屋
↓福屋饅頭については、こちら↓
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平安堂梅坪
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映画「千羽鶴」を世界に
↓映画『ヒロシマ・モナムール』については、こちら↓
二十四時間の情事
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11月、福屋八丁堀本店8階にオープン予定の映画館の名前は?
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「今日は、福屋饅頭について話をさせてもらいました」
「ほいじゃあ、またの」
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