通でがんす

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広島弁「かばち」の意味は?

2010年01月16日 | 広島弁

明日、17日(日)21時から、テレビドラマ『特上カバチ!!』(TBS系)が始まりますのう。
主人公の田村勝弘 (櫻井翔) は、広島から上京し、行政書士を目指して勉強中の行政書士補助者、という設定。


【問題】
この番組のタイトルとして使われている、広島弁「かばち」の意味は?

1.文句  2.大ホラ吹き  3.乱暴者  4.めちゃくちゃ









【正解】
1.文句



【解説】

「かばち」とは、「文句、屁理屈」という意味。
「かばちをたれる(文句を言う)」と一組で使うことが多い。

例)「おまやぁ、生意気なのう。かばちばっかりたれやがって(あなたは生意気だ。文句ばっかり言うから)」



人情と涙にもろく、正義感に燃える行政書士補助者・田村勝弘役に櫻井翔。
一方、一見清楚だが、異常に気が強く、バリバリ働く男嫌いの超ヤリ手行政書士・住吉美寿々役に堀北真希。

犬猿の仲の2人がぶつかりながらも、人として、法律家として成長する姿をシリアスかつコミカルに描く。

番組中にクイズを出題し、当選者には出演者から直電話がいくというドラマとしては初の企画を試みたり、ゲーム感覚で、難しい専門用語を分かりやすく伝えるために「デコテロップ」を使うなどのバラエティ要素も取り入れられる。

↓くわしくは、こちら↓
「日曜劇場『特上カバチ!!』」TBS

↓原作漫画については、こちら↓
「『特上カバチ!! ―カバチタレ!2―』作品情報」モーニング公式サイト




選択肢2の「大ホラ吹き」は、広島弁で「おおもんタレ」という。

例)「この、おおもんタレが(この、大ホラ吹きが)」



選択肢3の「乱暴者」は、広島弁で「がんぼ」「がんぼたれ」という。

例)「この子は、ほんまにがんぼじゃねぇー(この子は、本当にわんぱくですね)」

『特上カバチ!!』と同じ、原作・田島隆、作画・東風孝広による『極悪がんぼ』という漫画もある。



選択肢4の「めちゃくちゃ」は、広島弁で「わや」という。
(関西でも使われているので、関西芸人が使っとります)

例)「おまやぁ、わやすんな(あなたは、めちゃくちゃしてはいけません)」。

「わや」よりも、もっとめちゃくちゃな様子を「わやくそ」という。



何か、下品な広島弁ばかり並べてしもうたのう。
映画『仁義なき戦い』(1973年~74年)の影響か、広島県外には「広島弁=ヤクザ言葉」という発想の人もおられます。
今度はもっとお上品な広島弁を出題しますけえ、勘弁してください。



↓他の広島弁の記事は、こちら↓

「「やんちゃ」を広島弁でいうと何?」通じゃのう



今日は、広島弁「かばち」について勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。



ほいじゃあ、またの。

コメント
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