通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

アブラナ科の植物を食べると、胃腸の修復を促進するホルモンが生じることを研究をしている大学はどこ?

2010年01月07日 | 広島の話題
今日は1月7日、七草の節供。
七草がゆを食べる日ですのう。



【問題】
アブラナ科の植物を食べると、胃腸の修復を促進するとされるホルモンが生じることが、研究でわかりました。この研究をしている大学はどこでしょうか?

1.福山大学  2.広島大学  3.広島県立大学   4.広島市立大学



【ヒント】
広島県東部にあります。









【正解】
1.福山大学



【解説】
キャベツなどアブラナ科の植物を食べると、胃や小腸内で傷の修復を促進するとされるホルモン「リゾホスファチジン酸(LPA)」が生じることが、福山大学などの研究で昨年、わかった。
同大生命工学部の里内清教授(脂質生化学)と、徳島大薬学部の田中保准教授(脂質生化学、前福山大生命工学部准教授)らの研究。

生のキャベツを細かく砕くと、キャベツに含まれる酵素が働き、ホスファチジン酸(PA)を生成。
消化によりこの物質からLPAが作られ、胃や小腸の荒れた内壁を修復する治癒効果がもたらされるという。
PAの生成には、生きた酵素とリン脂質を反応させる必要があるため、野菜は生のまま口内でよくかむか、細かく刻んで調理することが重要。
リン脂質を多く含む卵やマヨネーズとの食べ合わせも効果的という。

里内教授は「食べ過ぎ、飲み過ぎで胃が傷んだら、七草がゆに刻みキャベツを加えた〈八草がゆ〉がお薦め。仕上げに卵を落として食べてみて」と話している。

「アブラナ科で胃修復ホルモン 七草がゆ効果解明 福山大など研究」読売新聞社)




正月の酒やごちそうの食べ過ぎで傷んだ胃腸を、アブラナ科の植物が入った七草がゆを食べることで修復する、というわけじゃ。
七草がゆにはアブラナ科のナズナ、スズナ、スズシロが入っとります。
これを知っとった昔の人の知恵には恐れ入るしかないのう。



七草がゆは、邪気を祓うために、7日の7にちなんだ七草がゆを食べることで、一年の無病息災を祈る。
また、おせち料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能もある。



春の七草とは、

○せり(田のあぜや湿地に自生する多年草)
○ほとけのざ(山野に自生する越年草)
○ごぎょう(母子草)
○はこべら(山野や路傍に自生する一、二年草)
○なずな(かぶら)
○すずしろ(大根)
○すずな(道ばたに生える多年草)

「せり なずな  ごぎょう はこべら ほとけのざ  すずな すずしろ  これぞ七草」(春の七草の短歌)



「七草囃子(ばやし)」というのがあって、前日の六日の晩に包丁でまな板を叩きながら(または、七草を刻みながら)唱えるところもあった。

「七草なずな 唐土(唐の国)の鳥が (日本に)渡らぬさきに 七草はたく」

七草囃子の本来の意味は、小正月に行われる「鳥追い」から来たもので、作物の害敵である鳥類を追い払い、豊作を祈る予祝の行事が、七草がゆに結びついたものと考えられる。



因島市では「七草叩き」といい、7日の夜に唱えていた。

「年の始めの摘みぞめに、ごぎょう田開きほとけのざ、すずな、すずしろ、せり、なずな。なずなに七草こがねが稔る。とんどの鳥と日本の鳥が、渡らぬ先に七草はやして、ナナホーホーホー」



今日は、七草がゆについて勉強をさせてもらいました。
今年一年の健康を祝って、七草がゆをいただきましょう。
わしゃ、正月に増えた体重を元に戻さんといけん…。
今日もひとつ勉強になったでがんす。



ほいじゃあ、またの。
コメント
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