雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

立山黒部アルペンルート(扇沢)

2007年09月15日 | 長野散策
立山黒部アルペンルートは富山県と長野県にまたがる山岳観光ルート
立山駅と扇沢駅とは直線距離にすると25km程度

バス、トロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイ、徒歩とさまざまな移動手段で結ばれています

最大高低差は1,975m
ダイナミックな自然を楽しめる世界的にも有名なスポットです

毎年4月の雪の大谷ウォークに訪れるのが恒例になっていましたが、今年は諸事情で断念
今年初のアルペンルート紀行となりました

雪だるまの自宅からだと、富山側、長野側どちらも似たような距離
どちらから行こうか考えましたが、天候が良ければ黒部ダムかな?
丁度観光放水もやっているハズ

ということで、長野県側からアルペンルートに行くことにしました

長野県側の入口は扇沢駅
始発に合わせてと、午前5時半頃到着

    

扇沢駅は出発地点
それでも標高は1,433m
気温は15度程度
猛暑の下界とは別世界

    

発券所に行ってみて、愕然

    

始発の時刻表を読み間違えていました
てっきり6時30分が始発だと思っていたのですが、実際は7時30分始発
まだ、始発まで2時間もあるじゃないですか

というわけで、近くを散策
と言っても特に見所がある訳ではなく、なんとなく写真を撮って時間を潰しました

    

到着時は厚い雲に覆われていた空も、少しづつ晴れ間が覗くようになってきています
こりゃ、快晴が望めるかも??

    

    

撮影していてふっと気が付くと、発券所に長い列が...
発券開始は6時50分~
まだ、1時間近く前なのにご覧のとおり

    

あんまり最後の方なのも何ですから、雪だるまも列に並ぶことにしました

待つこと...
ようやく発券開始です
地面に座り込んでいた方々も準備開始

    


今回は室堂までの往復予定
料金は扇沢~室堂の往復で8,800円
高いか安いかはともかく、結構な出費となりますよ

チケットを購入して今度はゲート前でまた並びます

    

改札開始は7時23分~
ここでも20分程度待つことに...


立山黒部アルペンルートはとにかく並ぶことが多いです
他に交通手段がない為、ほぼ全ての観光客が一つのルートを辿ることになります
徒歩での登山を考えている方以外は、一人の例外なく定められた交通手段を利用して進むことになるから大変
10月の紅葉シーズンなどとんでもないことになりますので、行かれる方は覚悟してお出かけください


さていよいよゲートオープン
トロリーバスへの乗車です

    

バスは最大で12両程度が一度に発車します
まず乗り損ねることはないですので、ご安心を

こちらが、進行方向

    

最初は青空の下を進みますが、すぐにトンネルとなってしまいます
何処に座っても景観は全て闇の中
座席は選ばなくてもいいです

扇沢駅から黒部ダム駅までは全長6.1km
関電トンネルトロリーバスは、二本のポールで架線から電気を得て走る無公害バス
昔はどこの都市でも交通手段として利用されていましたが、現在ではここアルペンルートでしか見ることが出来ません

トンネルの途中で長野県と富山県の県境を越えます
さて、ここからは富山県紀行となります

続く...
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

醒ヶ井養殖場(再び)2

2007年09月14日 | 滋賀散策
見下ろせば養殖池

        

見上げれば落葉樹

    

人口の施設にあって自然を満喫できる場所です




ここ醒ヶ井養殖場にはいくつもの養殖池があります
その中で、一番びっくりしたのがここ

    

変哲のない池のようにも見えますが、近寄ってみるとその大きさにびっくり
何の大きさって、それは魚の大きさ

    

鱒とチョウザメです
体長1mはあるでしょうか?

    

濃い緑色の池
撮影にはいいアクセントになります

    

多くの養殖池の中でも、雪だるま一番のお気に入りの池はここ
緑とのコントラストが気に入りました

    

子供達がタモ片手に夏の一日を楽しんでいます

でも、池の魚は捕ったらだめだよ

強い日差しの一日
お昼過ぎでしたが、遅めの昼食を養殖場内のお店で頂くことにしました

    

ベンチに腰掛け、鱒の塩焼きとから揚げを頂きました
もちろん、ワンコもご相伴
自分の分を食べてしまっても、クレクレです

昼食を終えもう少しだけ場内を巡りました

    




釣堀も盛況
沢山の子供が一生懸命釣りに興じていました

    

なにせ養殖の鱒
大きいので、引き上げるのも大変

    

「おじいちゃ~ん、たすけて」



醒ヶ井養殖場いいですよ

    
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

醒ヶ井養殖場(再び)1

2007年09月13日 | 滋賀散策
前回、養殖場を訪れたのは豪雨の翌日
養殖池も清流もみんな濁流の為に汚れていた時

伊吹山~三島池と足を運び、最後に何処へ行こうかなと考えた末
前回ダメだった醒ヶ井鱒養殖場に行ってみましょということにしました

今回は奥の駐車場に車を停めました
駐車料金は400円
駐車場に隣接する建物で食事をすると駐車料金は返金してくれるとの事
店内をぬけて少し進むと、養殖場の入り口に到着

    

前回は濁流、今回は清流
やっぱり来てよかったかも
透き通る水の流れはやっぱり美しかったです

        

梅花藻も満開

キンポウゲ科の水生多年草

    

水温が年間14℃前後の清流にしか生息しない水中花

    

小さな小さな花が、それでも誇らしげに水面に映えています

    

可憐、そういえばそんな言葉もあったよね

    

清流とはこういう流れのこと

    

    

梅花藻を守る為にもと言うよりは、日本の自然を守る為にも残したい花です

猛暑でも幾分涼しい醒ヶ井養殖場
見た目も涼しいです

    

養殖池には鱒が泳いでいました
その数やとにかく多い
一番上流の産卵所から10を越える養殖池があるのですが、全部でいったいどれだけの魚が養殖されていることやら??

    

楓の枝が垂れたその下
無数の鱒が泳いでいました

        
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三島池

2007年09月12日 | 滋賀散策
伊吹山を下って、とりあえず何処に行こうかなと考え
以前、あるブロガーさんに教えてもらった三島池が近くにあるはず
とりあえずそこに向ってみることにしました

今から700年ほど前に、農業用水池として造られた楕円形の池
伊吹山を眺めるビューポイントとして知られている場所だそうです

別名、比夜叉池

    

残念ながら伊吹山は一望できず
そりゃ当たり前か
山頂であれだけ濃霧だったのに、下から見上げて良い訳ないか

それではと三島池周辺を歩いてみることにしました

    

野鳥の野営地としても整備されているようですが、残念ながら鳥は見れず
はて、この時期はダメなのかな?
全く詳しくない雪だるまでした

    

三島池の畔には三島神社があります
この三島神社
悲しい物語が残っている神社です

    

晴天が続いて、田畑を潤す大切な用水池が涸れ果てた年
領主の佐々木秀義が干ばつを憂い占いをさせたところ
「女を生埋めにして水神にささげた なら満水になる」
というお告げがある
噂を聞き不安がる領民
比夜叉御前という名の領主の乳母が村人たちが不安そうに人柱の話をしているのを耳にした夜、
機織機をもったまま池の畔まで向い自ら人柱となったという伝説

「名にも似ず 心やさしき 手弱女(たおやめ)の 誓いも深し 満つる池水」 という歌がのこっています

池の周囲で一番のアクセントになっているのが、この灯篭

    

とにかく大きいです
太鼓橋が架かっていて、灯篭まで渡ることができます

灯篭と三島神社

    

三島池に行って、伊吹山は雲の中、水鳥もカモがいる程度
結局この灯篭を撮影することに終始

        

帰り道、親子がコイに餌をあげているのを見かけました

    

のどかな三島池湖畔でした
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊吹山2

2007年09月11日 | 滋賀散策
中央コースを登ること20分以上、ようやく山頂が見えてきました
いったい何段あったのかな?

    

山頂は霧の中
駐車場よりも-2度ほど気温も下がり、階段を登って火照った体には丁度いい気温となっていました

まずは日本七高山霊場、大乗峰伊吹山寺にお参り

        



山頂には土産屋や食堂が軒を連ねてます

その一つでアイスクリームを購入し頂きました
足元のワンコがアイスを欲しがって飛びつきます
服にワンコの足跡が...

霧に覆われて視界は100mもありません
こりゃ残念

    

お花畑の方へ移動してみますがこちらも霧の中

    

すぐ目の前の花なら問題ないのですが

        

少し引いて撮影するとご覧の通り

    

めげずに撮影し続けましたが、あまり良いものは撮れませんでした

    

お花畑周辺には三脚を構えたカメラマンの方々が何十人もいましたが、みなさん諦めムード
中には宴会を始めた団体も...
焼肉をしているツワモノもいました

辺りに肉の焼けるいい匂いが漂い、ワンコが物欲しそうな目で見つめます

    



時折、僅かな日差しがあり花々が色を取り戻します

        

もう少し照って頂戴!

        

標高1,300m台の山ですから真夏はそれほど涼しい訳ではありません
でも太陽の日差しがなければ肌寒いくらい
夏の避暑には最適だったかも
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊吹山

2007年09月10日 | 滋賀散策
古事記や日本書紀にもたびたび登場している伊吹山
かの松尾芭蕉が「そのままよ月もたのまし伊吹山」と詠んだ山

標高1,377メートル
岐阜県と滋賀県の県境ともなっている山です

有料道路の利用料金は往復料金で3,000円
ちょっと高い様な気もします

料金所から山頂付近の駐車場まではおよそ17km

山頂に到着した時の駐車場はまだ余裕がありました

    

訪れるのなら10時くらいまでに駐車場へ到着することがお勧め
昼頃になると、駐車場待ちで車の列が出来てしまいますのでお早めのお出かけをお勧めします

駐車場での気温は麓の気温と比較すると-5度程度
でも十分涼しかったです

駐車場から山頂までは東コースと中央コースと西コースがあります
一番登りやすいのが中央コース
ワンコ付きで登りますので、無難なコースを選択

    

駐車場から階段を登りはじめました
山頂までは階段続き
休憩を兼ねて撮影を続けます

まず最初に目に留まったのが色鮮やかな紫の花

    

高山植物は名前がよくわかりません
なんて花なのか?
クガイソウかな?ルリトラノオかな?

ああっこの花はわかります

    

メタカラコウですね

オオシシウドがあちこちに咲いています
一番目に付く花ですね
まるで花火みたいです

    

こちらは伊吹山固有種のミヤマコアザミ

    

階段で登ること15分少々
まだまだ階段は続いています

        

休憩と撮影と階段のぼりを繰り返して進みました
山頂までは晴れ間が見えたり霧がかかったりと、巡るましく天候が変わっていました

    

残念ながら晴天は期待できそうにありません

続く...
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅小路蒸気機関車館

2007年09月09日 | 京都散策
かつて蒸気機関車の基地であった梅小路機関区の扇形機関庫
現在では梅小路蒸気機関車館として観光客を集めています

大正から昭和の代表的な蒸気機関車16形式18両を保存展示
鉄道ファンなら一度くらいは訪れたことがありそうな場所

    


久しぶりの見学です

    

残念ながら、機関車の展示運転の時間は終了していました

それではと、展示機関車をメインに撮影

機関車の撮影ならモノクロが一番だろうと思い、モノクロでの撮影に終始

        

    

こんな大きな鉄の塊が動くなんて
と思ってしまうほどの迫力です

機関車ファンにとって一番人気はどの機関車なのでしょうか
雪だるまのナンバーワンはこのD51

    

車体の迫力に圧倒されますよ

        

天皇陛下が乗られたC58Iも展示してあります

    

外に出て、機関車館の全景も撮影

    

展示運転やはり見たかったです

    

古き良き時代を髣髴とさせる佇まい
いいですねぇ

        

展示車両のいくつかは、実際に運転席に入ることができるようになっています

    

階段を登って運転席へ

    

薄暗いのでストロボ撮影がお勧め
でも、雪だるまのカメラにはストロボが付いていないのでISOを上げて撮影

    

ちょっと粒子が荒れているところがモノクロにマッチしてかえって良かったかも?

梅小路蒸気機関車館満喫しました

    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

退蔵院

2007年09月08日 | 京都散策
妙心寺の塔頭で常時拝観している塔頭は「退蔵院」「大心院」「桂春院」

桂春院を拝観した後、大心院に行きましたが当日は法要の為拝観出来ず
それではと、退蔵院へと向いました

    

波多野出雲守重通により応永11年に千本通松原に建立
その後、日峰宗舜により妙心寺山内に移され塔頭となりました

    

まずは元信の庭、枯山水庭園から拝観

    

室町時代の作庭で、絵師だった狩野元信の作庭らしく絵画的な庭園


墓地の横の通路から庭園に入れます

        

すると、陰の庭と陽の庭がお出迎え

まずは陰の庭

    

そして陽の庭

    


ふたつ並べて撮影
広角でなんとか入りました

    

ここは桔梗でも有名
庭園内には桔梗が咲いていました

        

余香苑まで足を進めました
ひょうたんの形に作られた池には蓮も咲いていました

    

余香苑は近代作庭
平安期を意識して作庭されており、創建当時からあるかのような錯覚に陥るほど

    

蓮という花
個人的には、群生させるよりもちょっとづつ咲いている方が好み

        

レンズを広角から標準ズームに換えて撮影

        

退蔵院を満喫しました

        
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桂春院

2007年09月07日 | 京都散策
妙心寺境内
塔頭の一つの桂春院

織田信忠の次男、津田秀則が創建した見性院が始まり

秀則の死後、石河貞政によって改名され桂春院に

    


この桂春院
妙心寺の塔頭の中でも最北の位置にあり、初めて訪れた時は迷ったものです
この道でいいのかな?
なんて

初めて行かれる方
地図で見るよりも距離があります
案内板に従って歩いてみてください

    

桂春院は方丈・書院のまわりに4つの庭園があります
まず最初に訪れるのが、
方丈北側の枯山水の坪庭「清浄の庭」

        

箱庭です
奇石を組み合わせて、枯滝を表現しています
この写真では分かりづらいですね

その先にあるのが書院
書院を囲むように「侘の庭」
書院前庭より飛び石づたいに既白庵茶室に行けます

    

書院の奥に茶室
この侘びの庭は茶室から望む為にも造られているようです
妙心寺では修行の妨げになるとして、茶の湯、香、生け花などは表向き禁止
この為、奥まった場所に茶室があるとのこと

    

茶室は立ち入り禁止

    

書院より先、方丈へと向う途中にあるのが「真如の庭」

    

2m以上の高低差がある庭
見下ろすように見る庭は珍しいです

    

「思惟の庭」です
方丈東側に広がる庭園
左右の築山に,十六羅漢石,中央の礎石を座禅石にみたてた庭園だそうです

    

雪だるまの他に誰もいません
桂春院の庭園を独り占め

    

    

この思惟の庭は散策が出来ます

    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

法金剛院

2007年09月06日 | 京都散策
JR花園駅の近くに法金剛院はあります
普段は訪れる人も少ないこの寺院ですが、夏の蓮の時期には観光バスも繰り出すほとの名所となります

何時の時か、一度訪れたことがあったのですが、蓮の時期に訪れるのは初めての事
期待十分で拝観に訪れました

    

山門前には、観蓮会が7月7日~19日まで催されているとの看板があります
どうやら一番いい時期に訪れたようです

        

境内に入って一番先に目に留まったのが、何故か桔梗
違うでしょう
蓮ですよ蓮

改めて蓮へと向います

        

境内中央には大きな池がありますが、蓮の葉が池を覆っており池面が見えないほどです

    

蓮は天国を表現する花としても使われていますが、天国の風景はこんな感じなのでしょうか?

        

池に沿って進むと色んな角度から蓮を見学できます

    

    

1メートルを越える茎長
池にぎりぎり近づくと視界全体が蓮の葉

    

覗き込んだ先にようやく見える池

    

視線を上げると、蓮の花

    

確かに此処は天国なのかも...

        
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宝筐院

2007年09月05日 | 京都散策
嵯峨釈迦堂さんのすぐ西に宝筐院はあります

嵯峨釈迦堂さん、つまり清涼寺の山門の左手
通りの突き当たりにある門が宝筐院

入り口には35ミリ以上の大盤カメラの使用を禁じる張り紙があります
はて?三脚禁止は理解できるのですが

雪だるまのカメラは大きいですが一応35ミリカメラ
問題ないでしょう

    

夏場の庭園もステキです

    




宝筐院の歴史は平安時代まで遡ります
白川天皇の勅願寺として建立されたのが始まり
元々は善入寺と名付けられていたこの寺院
南北朝時代には臨済宗のお寺となり、幾多の境遇を乗り越えますが明治時代に入り廃仏毀釈で廃寺
半世紀後に復興となった寺院です

        

大正期に再建された本堂にて暫し...

    

最近改修された庭園を眺めます

    

ちょっと前まで雑木がうっそうとしていた庭園を枯山水庭園に改修
かつてはここに入っていっても良いのかな?
なんて思ってしまうほどの庭園が見事に枯山水庭園になっています
もう少し...あと10年ほどの時を得ると落ち着いた庭園になることでしょう

    



    

本堂から再び庭園に戻ります
ここは紅葉の名所
石畳を覆うように枝を伸ばす楓が、真っ赤に染まった葉を輝かせるのは11月下旬の頃

紅葉真っ盛りの撮影はまた後日

    

今はまだ、種を育てている最中の楓でした

    

庭園を一周

宝筐院を満喫しました

    



宝筐院を辞してから清涼寺の境内に入ります
目的は「あぶり餅」
境内にある大文字屋にあぶり餅を求めました

    

一年間の無病息災を祈ってあぶり餅を頂きました

    
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嵯峨嵐山散策番外編

2007年09月04日 | 京都散策
嵯峨嵐山は京都観光の地としては、定番中の定番
年間何百万人もの人がこの地を訪れ、その景観に酔いしれる場所

春の桜の時期と秋の紅葉の時期の混雑振りは大変なもので、嵐山のメインストリートは観光客で溢れてバスの通行を妨げるほど

年に何度か嵯峨嵐山を訪れていると色んな風景に出会うことがあります


滝口寺を出て、釈迦堂さんに向う途中
見過ごしてしまうほどの路地の先
厭離庵があります

普段は拝観謝絶
紅葉シーズンにのみ特別拝観を受付しています

その路地裏を覗いてみると...

        

門が開いているような?

近づいてみると...
確かに開いています

    

「ごめんくださ~いっ」
何の反応もありません

ちょっと入ってみます

    

ああっ夏の厭離庵はこんな感じなんだ
緑の厭離庵てば美しい...

    

背徳感が漂いますが、撮影を止められません

    

庭園内に入る前に、建物から庵の関係者の方が出てまいりました
「すみません、もしかして特別拝観しているのですか?」
と尋ねると、
「いえ、この時期は拝観謝絶です。今は祈祷に見えている方がいらっしゃるので門を開けていただけです」
とのこと
申し訳ありません、とお詫びの言葉を伝えて厭離庵を辞しました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

滝口寺

2007年09月03日 | 京都散策
祇王寺のすぐ上
そのまま階段を登ると滝口寺はあります

念仏房良鎮上人によって創建された往生院の子院
創建後、念仏道場として栄えます
往時の境内は広く多くの坊があったと伝えられています

    

応仁の乱で多くの寺院が焼失するなかにあってここ滝口寺は戦火を免れますが、明治時代の廃仏毀釈で廃寺となってしまいます
祇王寺の再建の後、ここ滝口寺も再建されます

平家物語「維盛高野」の巻で語られている「滝口入道と横笛」からちなんで滝口寺と名付けられました

入り口を入ってすぐに新田義貞の首塚があります

    

越前国藤島の燈明寺畷で黒丸城から加勢に向かう敵軍と偶然遭遇
戦闘の末戦死した新田義貞の首塚が祭られています
義貞に付き従った従者の塚が並んでいて、荘厳な風景ですよ

木々を掻き分けるようにして登ると本堂に辿り着きます

        

本堂は至って素朴な造り

京都では荘厳な構えを持つ寺院もあれば、こういった隠居庵のような寺院もあります

    

本堂にあがり庭を見渡すと、寺院の素晴らしさが体感できます

    

建礼門院に仕えた横笛と恋した斉藤時頼が、父に厳しく叱られたことで自責し仏道修行を行ったと伝えられているこの滝口寺
斉藤時頼の修行の日々もこの景色が見守っていたのでしょうか?

    

平重盛を祀った「小松堂」が本堂からも見えました

本堂で暫し一服
じめじめと暑い京都
散策で火照った体を休めます
本堂に座ること10分少々

    

また秋には来ますからね

滝口寺を後にしました
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祇王寺

2007年09月02日 | 京都散策
「平家物語」に登場する祇王が尼となり、母と妹とともに移り住んだと伝わる寺院

    

二尊院から化野念仏寺へと向う道から少し入ったところ
竹林と楓に覆われ昼間でも薄暗い境内
夏でも気温が2度ほど低く、一服の清涼感を味わうことも出来る寺院です

祇王寺は昔の往生院の境内
往生院は法然上人の門弟良鎮に依って創建されたと伝えられる寺院
荒廃し往生院はいつの時代にか無くなり、今では尼寺として祇王寺が残るのみ

    

明治初年には廃寺となってしまい、残った墓と木像は旧地頭の大覚寺が保管
明治28年、北垣国道氏が祗王の話を聞き別荘の一棟を寄付
これが現在の祇王寺です

        

この関係から祇王寺は大覚寺の塔頭で真言宗ということとなりました
拝観料は300円ですが、600円出すと大覚寺との共通拝観権も買えます

訪れたのは11時頃
境内に他の観光客の方もおらず、質素な佇まいを満喫できました

    

苔に覆われた庭と覆いかぶさる楓、庭園を囲むように竹林...

その見事なコラボに暫し時を忘れて庭園の一角で佇みました

    

    

祇王寺は嵯峨嵐山で一番お気に入りの場所
のんびりと拝観

        

普段は観光客が多く撮りたくても撮れなかった構図での撮影もできました

        

火照った体を清め...

        

最後に庵を拝観

    

素晴らしい時間を過ごさせていただきました

    
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

落柿舎

2007年09月01日 | 京都散策
松尾芭蕉の門下・向井去来の住居跡
常寂光寺を出て山門からまっすぐ進み、最初の道を左に

   

田の向こう側に落柿舎が見えてきます
(昨年は田んぼでなく畑でしたが)

元禄4年には師匠の松尾芭蕉がこの草庵に滞在
『嵯峨日記』を記したことでも知られています
残念ながら、創建当時の建物は残っていません
今の落柿舎は明治28年に再建されたもの
近くの弘源寺の旧捨庵が売却されようとしているのを悲しんだ地元の名士が買い受けその地に落柿舎を再建

    

土間の壁に向井去来の在宅を知らせる合図として使用していた、蓑と笠が今でも掛けられていました
向井氏は在宅かな?

    

規模の大きな寺院が多い嵯峨嵐山にあって、この落柿舎はこじんまりと佇んでいます
ただ見るだけなら2分も必要ないほどの敷地

        

創建当時の面影を感じることが出来ます

    

落柿舎の名前の由来はと言うと...

向井去来が手に入れた古い家には買い求めた当初から柿の木が何本もあったそうです
その柿を見た商人が庭の柿を購入することとなり、代金を置いて帰ります
しかしその夜、嵐で柿の実が全て落ちてしまったとのこと
向井去来は柿の代金全額を商人に返却
それ以降、向井去来は自らこの庵を「落柿舎」と呼んだというのが由来です

    

居間は向井去来の人柄を反映しているのか、質素な佇まいを見せてくれます
「柿主や木ずゑは近きあらしやま」
と詠まれた俳句がまた素晴らしい

    

庭園の奥には獅子脅しもあって、拝観していると時折乾いた音色を響かせてくれます

        

嵯峨嵐山に行ったら必ず訪れたい場所です

    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする