雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

三井寺2

2007年09月28日 | 滋賀散策
三井寺の歴史は古い

大友皇子と大海人皇子が皇位継承をめぐって争った壬申の乱の時代に遡ります
壬申の乱に敗れた大友皇子の皇子
大友与多王が亡父を弔うために建立されたのが始まり

    

貞観年間に入ると、盛隆を極めます
智証大師円珍和尚が住職となり天台別院として中興
東大寺・興福寺・延暦寺と共に「本朝四箇大寺」の一つに数えられるまでになります

    

智証大師円珍和尚が亡くなられると、円珍門流と慈覚大師円仁門流が対立
正暦4年、ついに対立が激化
円珍門下は比叡山を下り一斉に三井寺に入るという行動にでます
この時から延暦寺を山門、三井寺を寺門と呼ばれるようになり、天台宗は二分されることになったそうです

    

その後、幾たびもの災難が三井寺を襲います

天台宗両派の対立や源平の争乱・南北朝の争乱等による焼き討ち

それらの災難を乗り越えて今日があるのです

    

三井寺は山寺でもあります
観音堂までは山道

    

といっても高低差はほとんどなく快適に歩けますよ

    

観音堂は西国三十三箇所観音霊場の第十四番礼所

観音堂正面のテラスからは、大津の街並が一望できます

    

暑い日でしたが、テラスを抜ける風は心地よく一服の清涼感を味わうことが出来ました
コメント
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