雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

牡丹

2010年05月24日 | 愛知散策
牡丹
花の王との代名詞を持つ
中国が原産地の花である

       

学名をPaeonia suffruticosaと書く
大ぶりな大輪が美しい花である

   

元々は薬草で
根の皮を
大黄牡丹皮湯や六味地黄丸
八味丸など漢方薬の材料とされていた

      

しかし
唐の時代
武則天が牡丹の花を愛でたことから
美しい花として
世に伝わるようになった
日本へは
弘法大師がもたらしたとされている

  

武則天は
中国史では唯一の女帝であり
漢代の呂后
清代の西太后とともに
中国三大悪女とされている人物である

       

牡丹の話だった
武則天の話はまた何れの機会にする
牡丹は古来
美しさの代名詞として
歌に詠まれてきた

       

かの李白は
牡丹の美しさを比喩として楊貴妃の美しさを唄っている

  

一枝濃艶露凝香
雲雨巫山枉断腸
借問漢宮誰得似
可憐飛燕倚新粧

       

陽気に誘われるように出掛けた時
牡丹園で撮影を楽しんだ
コメント (14)
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